柴又100kウルトラマラソン、甘く見過ぎ

何気なく

 

今年は、お勉強の年にする。
ということで、マラソンレースより、お勉強を優先。
ご近所の同級生たちは、続々と年金生活者になっているのにね。

なんてガラにもないことの実行のため、「いつも」のレースにかぶる場面もあります。
そういうときは、当然、お勉強優先。
気がつけば、5月のレース予定はなし。

それでも、いいんです。
でも、ちょっとさみしいかな。
ということで、調べてみたら、まだ申しこみ可能な大会がありました。

柴又100kウルトラマラソン
フーテンの寅さんの地元を会場にして、江戸川を北にのぼるだけ。
50キロ先までいきついたら、もどる。

今回で、11回目となるようです。
記録を見たら、2013年に一度だけ出場しています。
そのときは、13時間48分47秒という、恒例のぎりぎりゴール。
まだ参加料が、ふつうだった時代。

もう10年の年月がたつのですか。
10年、ひと昔です。

どんな印象だったろう。
河原道。
かたいジャリ道も、いがいにある。
あのころは、地下タビで走っていた時代です。

その中でも、いちばんの印象。
坂がない。
富士五湖ウルトラより、なんじゃない?
こういう「甘い」読みが、人生をくるわせます。

 



柴又、といえば帝釈天(としか思い浮かばない)。

 

プチ旅行

ウルトラなんで、前泊します。
旅気分もたのしみたい。
案内図では、上野から京成線で約40分。

以前は、それをまに受けて上野のホテルに前泊しました。
そして、レース当日、早い列車でゴットンゴットン。

今回、地図をみてみると、常磐線利用のほうがはやそうです。
常磐線沿線をながめると、松戸が近そうです。
そして、大きな町みたい。
松戸にホテルをとりました。

レース前日、はじめて松戸駅におりたちます。
立体構造が多くて、こみいった第一印象。

宿に荷物をおくと、さっそく松戸の探検。
プラプラあるいて、雰囲気を感じます。
あわせて、本屋さんさがし。

駅前に、みつけました。
早速入りましたが、「本は買わない」。
電車の軽装リュック旅ですし、夜に読む本はもってきています。
荷物を増やさない。
買わない、買わない。
結局、3冊買ってしまいました、意思弱し。

夕食をトンカツ屋さんですますと、スーパーで買い物。
あとはもう、おフロに入って、はやく寝る。

 



松戸駅前は、こみ入った第一印象。

 



松戸にある矢切の渡しをゆけば、そのまま柴又にいけるんだとか。

 

いざ柴又へ

 

まだお店の開いていない早朝の柴又商店街
ここを通りぬければ、江戸川の大会会場はすぐそこです。

まずは、帝釈天にお参り。
さいごにたよりとなるのは、神サマの力です。
自分の実力は、信用していません。
ないものに、すがらない。

はじめて柴又を訪れた2013年時は、帝釈天境内はお年よりがワラワラと集まっていて、朝の体操にはげんでいた記憶があります。
それが、きょうはレースにでるランナーが通過してゆくだけ。
ひっそり感。
それとも、もう少ししたら、集まってくるかな。

やはり例の感染対策の行動抑制の結果でしょうか。
あのときの、元気なお年よりたちは、どこに消えた?
閉じこめることの弊害が、ちゃんと語られないのは残念です。

レース会場では、タンタンと準備をすすめます。
走る格好のうえにジャージをはおってきただけなので、簡単です。

なぜかなあ、ゼンゼン気負いが生まれません。
作戦も、何もありません。
走りだせば、なんとかなる。

いえ、少し前は、悩みはもっていました。
柴又100kだもんな。
どーせ出るなら、やはり「寅さん」コスチュームでゆくしかないか。

しかし時間もないまま、そのアイデアは自然消滅。
あとになって、「寅さん」で走らなくてよかった。
そう思えるまで、あと9時間(苦笑)。

 



やはり、たよりになるのは神サマです。

 



早朝の江戸川河川敷は、もうレース気分。

 

ウルトラの味わい方

 

レーススタートは、ウルトラとしては遅い午前6時半から。
近郊から、始発でこられますよ、というのがウリみたいです。

6時半スタートは、エリート組みたいです。
記録をねらいなさい、と。
世界新記録をだしたランナーには、賞金100万円までつくようです。

ただウルトラって、その土地の景色をたのしみ、エイドやまわりのひととのふれ合いをたのしむレース。
そう思うわたしにとっては、違和感をもってしまいます。

おまけに、ランナー集団別に、ペースメーカーまでつくのだそうです。
さらに違和感。
しかもペースメーカーは55キロ地点まで走る、そうですが。

ボロボロになる後半戦が、ほんとのウルトラ。
前半だけペースをきざめたってねえ。

予想タイム別に区切られた4つのランナー集団。
わたくしは、最終組の6時51分発、というビミョーな時間のスタートです。

最終組、とはいいながら、威勢のいいスタートとなりました。
たしかに、朝の気温はラン日和。
そして、川沿いというたいらなコース。
順調にすすみます。
順調すぎるくらいに、すすみます。

こんなに順調じゃ、自己新記録がでちゃうんじゃないか。
100キロウルトラ、29回目のチャレンジとなっています。
つい、よこしまな妄想が、顔をだしてしまいます。

しかし、ウルトラで記録をねらってどうする。
そう反省するまで、もう少し。



第一弾の速いチームの出発です。

 



ガンガンに、スタートしてゆきますが、速すぎです。

 



わが最終組は、やはり緊張感が、ちょこっとちがいます。

 



江戸川を眺めつつ、上流にむけてスタートをきりました。

 



すぐに長い列になって、ばらけはじめるのがウルトラの特徴でしょうか。

 

あついです

 

単調
景色がなかなか変わりません。
高低差がみられません。

ときおり、道幅がひろがる。
そして、道幅がせばまる。
こういう変化だけをみせて、あとは右手に江戸川が流れているだけ。

50キロを北上するうちに、いくつのをくぐるよ。
そう教えてもらいましたが、数は忘れました。
そのくらいしか、やることはないのでしょうか。

いや、変化があらわれてきました。
背中に太陽光線
それにあわせて、気温が上昇しているのがわかります。
それ以上に、湿度も上昇しています、蒸してくる。

体温、あがりすぎていないか?
気温じゃなくて、自分の体温のほうです。
アツアツ感をばっちり自覚です。
ホテリ感。

32.6キロ地点のエイド。
元気な中学生が、ガンガンに気合をかけてきます。
何もない河川敷にあって、ここは裏手に休憩スペースがもうけられています。
トイレに、ベンチに、自販機も設置。

はやばやとベンチに腰をおろし、自販機の麦茶を購入しました。
1本を一気に飲めてしまいました。
けっこうな水分不足にもなってるじゃん。

よし、と立ち上がります。
ですが、やはり力の抜け具合がでてきています。
じっさい、ペースが徐々に落ちはじめてきました。
熱中症、という魔物が侵入してきている。
そう感じました。
(つづく)



ジャリ道も意外に多い江戸川河川敷道路。

 



ジャリといっても、土(?)までかたい、ガリガリ道っていうのが普通じゃありません。

 



たんたんと、ペースが落ち始めています(苦笑)。

 



396キロ地点エイドのソバだけのソバが、冷たくておいしい。

 



たまには見られる河原以外の光景が、気分転換。

 



なんだか、気温も自分も、本格的に暑くなってきているようです、まだ42キロ。

たーさん
柴又を 寅さん気分で のりこむバカ(私)

 

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