2020NIPPON地獄の夏マラソン、準備編

新解さんの見解

 

ばか」を新解さんで、ひもといてみます。
「社会通念としての常識にひどく欠けている人」

なるほど、新解さんは、バカをそう見ているのか。
NIPPONN地獄の夏マラソン、開催。
こんな情報をみて、思わず、ときめいてしまいました。

企画するひとも、出たがるひとも、社会通念としていかがなものか。

開催日:8月2日。8月の第一日曜日です。
場所:埼玉県熊谷市。日本3大暑い都市のひとつです。
コース:フルもやります。

梅雨明けの暑さが本格的に始まる季節。
暑さで名をあげている熊谷市。
なぜ、この時期、この場所でレースを開催する?
社会通念として、どうですか。

そして、コレを選択するランナー。
みな、十分に、バ○の資格あり、ということでしょうか。
はい、このわたくしも、しっかり資格を自覚しています。

 



世の中、まだまだ、おバ○さんはいっぱい。安心。

 

ココロのよろめき

 

長雨のあとの川では、時として、見たこともない大物がかかります。
オナカをすかせた魚は、いつもより、警戒心が甘くなるからです。

レース中止がつづいたランナーにも、同じ心境が宿っています。
なにせ、その空腹感、いやレース渇望感は日増しにふえてゆくばかり。
当然、警戒心はゆるみっぱなし。
エサを見つければ、つまりレースを見つければ、ついパクリ。

で、噛みついちゃったあと、すこし冷静さを、とりもどします。
何というレースだっけ?
いつ、走るんだっけ?
どんだけ、走るんだっけ?

そこで、改めて、レース名に思いをはせます。
えっ、地獄の夏マラソン
いったい、だれの命名なんでしょうか。

マラソンは、しばしば、自分とのタタカイといわれます。
なんて美しい表現。
たしかに、レース後半戦、歯をくいしばって走る姿は、自分とのタタカイ。

でも、8月のフルマラソンは、ちょっとちがうはずです。
暑さとのタタカイ、が前面です。
熱中症とのタタカイ
このクソ暑い中、ホントに走る気なんですか。

ですから、ここでは「自分とのタタカイ」は、置いておきます。
自分のことは、どーでもいい。
自分の走力、そんなこと、2の次、3の次です。
という甘い考えが、あとで尾をひくとは。

 



暑いんだから、すずしい格好で参上。いちおう、日焼け止めはぬりましたが。

 

テキの正体

 

夏のフルマラソンは、暑さ対策がすべて。
どのように、暑さをのりきるか。

この点では、大会主催者のアイディアと配慮がすばらしいです。
1周3,014kmの周回コースを使って、フルなら14周

ちゃんと計算すると、3,014kmの14周は、42,196km。
規程より1m長いんですが、そこまでこだわらない。

スタート地点には、給水とたべ物コーナー。
たべ物としては、梅ぼし、キューリ、バナナ、お菓子類。
半分いった先に、給水コーナー。
その間の2ヶ所で、シャワーサービス。
水分は、すぐにとれます。
リタイヤも、しやすい。

お膳立ては、整っています。
あとは、各自の工夫が問われてくる。
ムフフフフ。
ここからが、腕のみせどころ、アタマのつかいどころ。

この日のために、体力アップをはかっておこう。
そういう作戦は、考えつきませんでした。
根が、走り込みキライなものですから。
ま、ここが勝負の決定打になっていった、というのを知るのは走ったあとですが。

夏の長距離走で消耗するのは、何でしょうか。
大量の汗、つまり塩分。
同時に消費されるミネラル、ビタミン類。
そしてタンパク質その他のエネルギー。

体力は、置いておくとして(しつこい)。

これらを、どのように補給しつづけるか。
ここで満を辞して登場するのが『飛脚玉』です。
いよいよ飛脚玉の真骨頂をためすとき。

ただし、なかなか玉になりません。
やわらかいまま。
なので、ラップにくるんで、なんちゃって飛脚玉になってしまいました。
これを、腰のポシェットに入れて、いざ出陣。
もはや、こわいものなし。

 



秘伝、飛脚玉。正体は、ミソ、梅酢、ハチミツ、にがり。

 



それをラップにつつんで、ポシェットに入れ、ウエストポーチにさげる。

 

 

飛脚玉1号、試作しました

2020年3月2日

 

広い会場、静かな集まり

 

会場は、熊谷スポーツ文化公園です。
自宅から車で、はじめて、おじゃましました。
広大な土地に、豊かな緑。
その中で、ひときわ巨大なくまがやドーム。
並びにそびえる陸上競技場もドッシリかまえています。
収容人数だって、ハンパなさそうです。
ここがスタート・ゴール会場。
豪勢です。
なんだか、陸上競技選手になったかの気分。

とはいえ、出場者は、制限しているそうです。
リモート参加との併用大会になっています。

会場で走るランナー。
フルマラソンでいえば、総数100名。
ハーフマラソン115名。
いずれも、エントリー数ですが、こじんまり
両コースとも、同時スタートです。

会場までは、マスクの着用。
入場にさいしては、オデコで体温チェック。
体調アンケート。
受付や給水所は、いまはやりの、ビニールカーテンでの仕切り。
気くばりも、相当です。

 



なじみになってしまった光景。

 



 

そして、いざスタート

 

本当に、大会ができるのかなあ。
直前に、「やっぱり中止ね」なんてならないかなあ。

そんな不安もかかえつつ、レースのスタート会場に立つと、ウキウキ感が湧き上がってきます。
大会関係者の開催までの苦労に、感謝です。

出発は、たてに並んで、2人ずつの時差スタート
ですから、号砲と同時に飛び出せるランナーは、2名のみ。
以後、間をあけての時差スタート。
走るときには、マスクははずします。

おお、やっとスタートラインを切った。
うれしいなあ。
半年ぶりのレースだ。

なんて感慨にふけってトロトロしていたら、まわりはちがうようです。
グングンと、とび出してゆく若きランナーたち。
排気量が、まったくちがいます。
そうそう、フルの部は、60代以上は6名しかいないようです。

どんどん、おいぬかれてゆく。
わお。
陸上競技場のマラソン北ゲートを出ると、公園内の多彩な光景とともにある周回コースに入ってゆきます。
夏の日差しを感じて、久々のレースがはじまりました。
やがて、「地獄」が待っているとも知らないで。
(つづく)

 



スタートライン。間をあけての、時差スタート。

 



さあ、いよいよレースの始まりです。みな、速すぎだよ。

 

たーさん
地獄でも 見てみようかな 真夏ラン

 

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