かわったルート設計
きょう2021年8月7日は、野沢温泉を下にみる山道を走るトレラン大会。
ロングコース。
27キロ、累積標高960メートル、とのこと。
最大の特徴は、スタート地点が最高峰、という点でしょうか。
標高1400メートルからのスタート。
ここから、まずは一気にかけくだるのだとか。
さすがに1400メートルは、真夏でも秋の気配が。
大会会場、ならびにゴールは、800メートル下の野沢温泉スキー場。
そこに設けてあるジャンプ台広場です。
会場で受付や検温等をすませると、走る格好に。
そのまま新長坂ゴンドラリフトを使って、一気にのぼりあげます。
走って(歩いて)のぼりあげなくていいんです。
うーん、天国。
こんなに楽していいのか。
いいんだよ。
そんなものですから、スタート地点の新やまびこ駅前の上の平はのどかな雰囲気。
お祭り気分といってもいいです。
いいですね、お祭りですよ。
走る前は、こうあってほしい。
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ジャンプ台会場が、受付会場、そしてゴール地点。
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会場は、お店もでていて、はなやかです。
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最初のミッションは、ゴンドラで最高点までのぼること。
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グングン高度をかせぎます。走らなくてもいいんです。
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スタート会場は、もう秋がはじまっていました。
すべてが、ゆっくり
午前11時、レースがスタートします。
ずいぶんと、ゆっくり時間です。
参加者に負担をかけない、というご高配でしょうか。
ゴールしたら、そのまま野沢温泉に泊まってね、というアピールでしょうか。
山の行動は、早立ち、早着、というぼくの発想からは、不思議な感じもします。
なにしろ、一番暑い時間帯に走らなくても。
そして、山は、午後、カミナリ様がこわい。
むかし、山の稜線近くでカミナリ様に出会った記憶があります。
周囲一帯が、電気をおびた、異様な空間に変身します。
生きた心地が、しませんでした。
ま、でも、11時スタートです。
といっても、最初は、はやいランナー集団からです。
少人数、分割スタート方式。
小集団が、2分間隔で、順次スタートしてゆきます。
少しずつ、スタート会場が、まばらになってゆきます。
ぼくのグループ分けは、Kでした。
10番目、午前11時20分スタート。
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いよいよ、わがグループのスタート、の最後尾。
若いランナーは
先頭がスタートをきって、はや20分。
いよいよ、スタートとなります。
どこで調べたのか、ちゃんと走力別にグループ分けされていました。
あれ、申し込み時に「完走をめざす走り」組に、チェックしておいたのでしたっけ。
とんと、記憶力の減退。
ほのぼの、老若男女混成の、グループでした。
みなさん、完走目当てですよね。
と、思っていましたら、アレレ。
グループ最後尾で写真なんかとっていたら、アレよアレよと離されてゆきます。
最近の、定番。
コース最高峰からのスタートですから、まずはくだる。
なので、気持ちは、ものすごく楽。
さすが、くだりは、若いエネルギーには勝てないね。
すなおに、認めます。
相づちをうってくれるヒトがいないので、ひとりで納得。
ところが、それが誤りであったことが、すぐに判明。
さすが、のぼりは、若いエネルギーには勝てないね。
さすが、平地は、若いエネルギーには勝てないね。
いったい、老いぼれは、いつ勝てるん?
天国へのぼるのがはやい、ということぐらいでしょうか。
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あっという間に、差がひろがっています。
まずは高原気分
最初は、上の平高原をグルリと一周。
スキー場をはずれて、高原気分が楽しめます。
あわい光のもれる灌木の中。
低木がおおいかぶさるような小径。
高低差が少ないぶん、そしてまだ体力があるぶん、散策気分うっとりラン。
なんて、気持ちのいい場所なんだろう。
ハイキングにもおすすめしたいコースです。
やがてスキー場に出たり、入ったりを繰り返しながら、グングンとくだってゆきます。
どこまで、くだるのか。
ゴンドラ乗り場までくだるはずですから、ざっと800メートルです。
はい、今回は、ある程度の地図予習をしておきました。
といって、単にくだるだけじゃ、芸がありません。
と主催者が考えてくださったか、なかなか一筋縄にはゆかないくだりです。
ザザザザとつづく急勾配。
ドキドキ感を十分に堪能させていただけます。
オジサンは、横を向きつつ、すべり落ちる。
たぶん、先頭集団は、ここも飛びおりていったんでしょうね。
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木々をかいくぐって、すすみます。
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スキー場にでると、広大な風景が、目をたのしませてくれます。
下に見えるのは、野沢温泉街。
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ずうっと先まで、ランナーが見わたせる幸せと安心感。
そして半分
スキー場をおりきった場所は、日影ゲレンデとよばれるようです。
その名のとおり、日影なんでしょうか。
夏の日差しは、カンカンに照りつけてくれて、暑いんですけど。
おどろいたことに、雪のないスキー場斜面をすべっているスキーヤーがいます。
スキーヤーを上まで運ぶリフトも回っています。
夏でも、すべれるんですね。
斜面が、ちょっと工夫してあるようです。
スキー場なので、お店がならんでいます。
夏スキーヤーもいるので、営業もされています。
「うほほい、お店、開いてるじゃん」
身体中がほてっていますから、何か冷たいものがほしい。
そう、トレランとウルトラは、走る観光旅行ですから。
(個人的意見)
とはいえ、レストランで本格的な食事、というわけにはゆきません。
自販機で、冷たい飲み物を購入して、ひと休み。
ああ、スッキリ。
直後に、急斜面ののぼりがひかえているとは、夢にも思いませんでした。
冷えたカラダも、一気に体温再上昇。
汗ダラダラとほぼ中間店に入ってゆきます。
ここまで、約12キロ、風景がかわります。
スキー場から離れて、山の中へと入ってゆきます。
(つづく)
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途中、清水の噴出を発見。
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ひゃあ、冷たい、そしておいしい。
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くだると、お店がありました。
ちょっと中を探検。
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最高点 からはじまる 野沢トレイル
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