板橋シティマラソン2023、桜咲く

もうすぐ春ですね

 

前日の雨も夜半にはあがり、ちょっとヒンヤリとした朝。
しかし、見上げれば、つきぬける青空。

浮間船戸駅をでて、会場までおよそ2キロ弱でしょうか。
まずは駅前の大きな公園を、つきぬけてゆきます。

公園内の道は、両脇を桜がならんでいます。
青色の空に染まって、はやくもソメイヨシノが開いてきていました。
一分じゃないよな、もう二分咲きかもね。
おもわず、写真におさめておきます。

咲きはじめたら、はやい。
桜の開花ダッシュが、はじまろうとしています。
きょうは、桜にあやかってゆこう。

久しぶり、というか、初めての板橋シティマラソン
かつて、荒川市民マラソンとよばれたとき以来の挑戦です。

景色は、ずっと荒川河川沿い(単調)。
ゆきは下り、かえりは上り(後半きつい)。
しかも、かえりは大体向かい風。
そういうイメージだけが残っています。

そう、好条件は少ないのにね。
そのぶん、走りに集中できるでしょ。
なんたって、この冬のシーズンをしめくくるフルマラソンです。

だからこそ、結果をだしたい。
大丈夫、もう「桜咲く」となってるじゃん。

 



広々とした芝生会場は、走るのに絶好日和。

ジュワー

 

前日は、雨。
ちょっと前の天気予報では、レース日も雨。
ですが、ギリ、前夜で雨があがってくれました。

さあ、ここからがシアンです。
ハキモノ問題。

天気がつづけば、迷うことなく「ワラジ」です。
だって、走りやすいですから(自分なりに)。

ただし、ワラジには欠点もあります。
というか、に弱い。

ヒモ」で編んだだけですからね。
水につかると、ジュワーっと瞬時に水を吸います。
そして、もろくもなる。
編み目が、ゆるんでしまうんです。

マラソン大会では、そのため、エイドが鬼門になります。
エイドのテーブル前は、だいたい水たまりとなっていますから。
そこに足をふみ入れるたびに、ジュワー。
トップランナーなら、そういう心配はないんでしょうが。

板橋シティマラソンは、荒川河川敷が会場です。
会場内は、草地です。
前日の雨は、まだたっぷりと水をすって濡れているはずです。
すると、スタート前から、ワラジは水びたし。
うーむ、どうするか。

一応、ワラジとワラーチを持参しました。

 



ランナーたちも、すっかり春の装いです。

 

ゆける

 

青空。
太陽光線。
桜。

こんな三拍子がそろっちゃったら、何を迷うことがある。
会場がグショグショでも、レースコース上は大丈夫です。
ワラジに即決。

電車の乗り継ぎの関係で、会場には40分前に到着。
テキパキ用意して、スタート地点に向かいます。
この時点で、予想通り、ワラジはしっかり水を吸っています。

河川敷コースでの、比較的大規模なマラソン大会。
道幅は、お世辞にも広くはない。
なので、スタートを待つランナーが長く列を築いています。

6分ごとの時差スタートです。
ぼくは3つ目の集団のいちばん後ろにつきました。
そしてスタート。

さあレースに集中です。

 



スタートラインに立っていたのは、土佐礼子さんでした。

 

ゆける ゆける

 

さあ、レースの幕はあきました。
しばらくは大集団での移動だな。
と思っていましたが、いがいにはやくからバラけてきました。
走りやすい。

というより、はやすぎませんか。
どーみても、はやい。

いつもひとりで走っているので、どうもこういう展開は苦手です。
というか、慣れません。

カラダが動くまでは、無理しないでゆこう。
なぜならエンジンがかかるまで、時間を要するからです。
というより、もはやエンジン自体の劣化がなせる現象でしょうか。

コースは、とっても単純です。
前半は、荒川に沿ってくだる(だけ)。
このくだる、という場面は逆のほうがうれしいけどな。

そういう都合は、通じません。
いろいろと思惑がはずれてゆきます。

もうくだりに乗じて、ゆけるだけいちゃえ。
いわゆる、ツッコミです。

 



開放感ある走りを楽しめるコース展開です。

 



緑がだんだんと濃さを増してきています。土手で寝転んだら最高だろうな。

 



はやくも折りかえしてきたランナーたちが、猛スピードで対面を駆けぬけてゆきます。

 

アタマは空っぽに

 

計画、というのは何のためにあるものでしょうか。
いままで、役にたった記憶が浮かびません。
夏休みの計画からつづいていますから、年季が入っています。

しかも、役にたたないだけじゃありません。
ときに行動にしばりをかけてくることもあります。
そしてストレスの要因にさえなることもある。

となれば、もうこの年になって、いまさら計画はない。
その場、その場のノリでゆけば十分。
ノったもん勝ち。

考えすぎない。
アタマは空っぽの方が、軽くて走りやすいし。

カラダがあたたまってきます。
青空にすいこまれそうな走り。
気持ちのいいペース。

ワラーチ仲間を見かけると、ついあいさつまで交わしてしまいます。
お節介オヤジ化しています。

きょうは、こんなに調子良くて大丈夫なのかな。
ルンルンゆきすぎです。

ただし、同時に「ヨク」が出ているな、と感じてもいました。
タイムに挑戦できるじゃないか。

お調子にのる、というのは、じつはこわいものです、何ごとも。
この最中に「自制」をかけられるか。
ブレーキが作動できているか。
ここに、人間の深さがためされてきます。

ともあれ前半戦、できすぎです。
この調子で後半戦までゆけたなら。
そう、とんでもない記録が待っているはず。
(つづく)

 



気がつけば、もうすぐ折りかえし間近です。

 



さあ、ここでUターン。前半戦は、あっという間。

 

たーさん
お天気が 背中を押すなり 春の路

 

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