ぐんまウエブマラソン2020、ゴールの味

ゴールライン

 

ランニングの大会で、最後に待っているのがゴールラインです。
ゴールライン。
1本の線です。
その前と向こう側で、空気がちがうはずはありません。
連続した空間です。

ところが、一歩、ゴールラインをこえた先。
そこには、特別なものが待っています。

ああ、力を出しきった。
筋肉痛、バリバリ。
ノドも、カラカラ。
からだボロボロ(これは、いつもですか)。

その日、そのときで、さまざまなカラダからの声が聞こえてきます。
そのなかで、共通するものがあります。

走りきった満足感
こういう充足感、なかなか日常生活の中では、味わえなくなっています。
レースの1番の醍醐味、といってもいいかもしれません。

 



昨年のぐんまマラソンのスタート地点。号砲を待つワクワク感。

 

ウエブマラソンに、様変わり

 

新型コロナウイルス感染症の出現は、レース事情も一変させました。
次々と中止になる大会。
ああ、今年はないんだ。
残念の連続。

わが地元開催の、ぐんまマラソンも例外ではありませんでした。
例年、11月3日の文化の日の開催。
それが夏に入る前に、はやばやと中止のアナウンス。

ところが、その後、ウエブマラソンとして開催します、という情報が流れてきました。
ウエブで大会って、どーゆーこと?
この道のオクテのわたしには、イメージがつかめませんでした。

テレビ画面の中で、走るってこと?
ならば、コントローラーとかが必要になるのかな。
完全に、テレビゲームのイメージでした。
やがて、案内のパンフも送られてきました。
昨年の参加者に送付されたようです。

それによると、です。

走る期間を決めます。
11月3日から、11月16日までの、約半月だそうです。

その期間内に、自分の申請した距離を走りきれば、完走あつかいになるようです。
コースは、3つ、設けられていました。
100キロコース、フルコース、10kmコース。

計測は、スマホのアプリを使ってできるようです。

 



 

TATTAって、何だ

 

スマホのアプリは、「TATTA」というのだそうです。
タッタカ、と思っていたら、タッタというのか。

これをスマホにおとして、操作すれば、参加できるのだとか。

ふーん。
当初、まったく食指がわきませんでした。
スマホ操作、ときくと、とたんに高い壁がそびえてしまうのです。

でも「やろう」という声もあって、じゃあエントリー手続きから。
エントリーは、しました。
ただし、それっきりで、時間だけが過ぎてゆきました。
11月3日が近づいてくる。
参加者名簿なんてものまで、郵送されてきました。
こういうところは、アナログです。
広告がたくさん入っていましたけど。

そうそう、TATTAの操作。
郵送された案内所の通りの手順をふんでみました。
いがいと簡単に、無料で(多分)、TATTAがスマホに入りました。

本当いうと、スマホにいろいろ入れるのは好きじゃありません。
バッテリーの持ちが悪くなる。
フル充電して、1週間もたないんですからね。
週に2回は、充電しないと電池切れ。

前の簡単ケータイは、1週間放置しても、バッテリー残量3だったのに。

ともあれ、11月3日午前9時以降の、距離計測準備はととのいました。

 



 

スタートは、11月8日(日)

 

といっても、ウエブの大会です。
日常ランを変えるつもりもありませんでした。

そのため、エントリーは「フル」の部。
2週間で、フルの距離を走れば、目的達成です。
月間100キロちょい、を走っているわたしには、ちょうどよい身の丈。

ふだんのご近所ランニングは、だいたい太陽といっしょ。
朝ラン派です。
大会開催日の11月3日(火)は、いつも通り、5時半ごろから、いつもの8キロコースを1周でスタート。
なので、まだTATTAは、計測つかえません。
11月3日の、午前9時から参加可能でしたから。

次に走ったのは、1日あけた11月5日(木)。
ウイークデイの朝から混乱するのも面倒なので、この日もTATTAには触れず。

3日つづけて休まない。
3日つづけて走らない。
こういうペースでいるため、次の朝ランは11月8日(日)。
いよいよTATTAを使ってみます。

 



 

なんとか、かんとか

 

いつも走りは、ひとりです。
ご近所に、ランナーさんがいませんし。
そもそも、人口密度が異常に低い。
タヌキとか、ハクビシンとか、イノシシは、走っています。
イノシシなんか、オリンピック選手並みです。
猪突猛進、はウソではありません。

ときに、これがネックになります。
わからないことを聞くひとがいない。
ガーミン腕時計を手に入れたときも、スマホとの連動に2ヶ月を要しました。

はたして、TATTAは、ちゃんと動いてくれるか。
日曜日の朝、TATTAの画面を出し、スタートを押しました。

少し走って「ちゃんと動いているかな?」
立ち止まって、スマホを取り出しました。
オートポーズしてます」画面が出てきました。
えっ、止まってるじゃん。

右往左往、です。
で、だんだん気がついてきました。
このソフト、止まると「オートポーズ」なんですね。
走り出すと、計測がはじまるみたい。
いやはや、むつかしい。

 



ランニング中に、イノシシに出会ったのは、まだ1回だけです。
めちゃ、速かった。

 

ゴールはどこ?

 

日曜日は、いつもの1周22キロコース。
火曜、木曜に8キロちょい。

むかえた11月15日(日)、七五三の日。
いつもの22キロコースを1周。
これで、フルの距離を超えました。

終わってみれば、63キロちょいという合計距離。
順位は550位でした。
これって、タイムはなく、純粋に走った距離だけみているようです。

TATTA終了。
ぐんまウエブマラソン終了。

でも、です。
なんだかなあ。
レースを走りきった、という感動は生まれてきません。

どうしてなのかな?
ゴールラインがない、というか、見えないためなのでしょうか。
しばらくはつづく、と思われるウエブ形式のマラソン大会。
どのように楽しめばいいんでしょうか。

 



ゴールを踏んだ瞬間の満足感は、現場にしかない。

 



こういうのが楽しめるのも、リアル大会の醍醐味。

 

 

たーさん
ウエブラン どんな参加が 胸おどる?

 

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