勝田全国マラソン2020、前半戦 中間点問題

前半戦問題

 

フルマラソンにおける前半戦は、どこまでを指すか?

ふつうに考えれば、中間点、21キロすぎです。
小学生の、算数の問題です。

ところが、計算通りにいかないことは、世の中ではザラにあります。
むしろ、1たす1が、2にならないことの方が多い。

身近な例では、20℃の水に20℃の水を加えた場合です。
20℃+20℃=20℃
そうでなければ、おフロをわかすのに、燃料はいらなくなります。

ランニングもそうでしょうか。
走行距離を増やせば増やすほど、はやく走れるようになってゆくのか。

そういうランナーも、いらっしゃいます。
でも、そのために走れなくなってしまわれるランナーもおられる。
たとえば、故障とかストレスとかで。
現実は、計算通りじゃないことも多い。

ま、だからこそ、アタマがついているんでしょう。

ところで、フルマラソンの前半戦を、どこにおくか。
中間点では、早すぎる気がします。

 



たくさんの高校生ボランティアの協力もいただいての開催。ありがとう。

 

 

考えるアシ

 

「人間は、考えるアシである」

パスカルさんの名言といわれています。
そうか、人間は、アシで考えられるんだ。

たしかに、アシは考えていると思います。

その歩幅いいよ。
あるいは、ちょっと無理がかかりすぎているよ。

着地の衝撃度は、いい感じだよ。
あるいは、こういう着地をつづけているとヒザがきついわ。

いまのクツ、いいぐあいのフィット感だよ。
いや、どうも蹴りだすときに力みが入っちゃう。

アシはいろんなことを感じ、考えています。
ただ、アタマとちがって、はついていません。
直接はなしかけてくる、というのはできません。

ココロを傾けて聴こうとしないと、いいたいことが伝わってきません。

で、アッシーくんも、前半戦を、中間点におきたくないみたい。

 



スタートを待つ面々。先頭は、見渡せません。たくさんのランナーたち。

 

ボクのマラソン中間点

 

自分のアシとの協議の結果、フルマラソン大会の中間点は、30キロ地点としよう。
30キロ走ったあとの疲労感。
そのときの感覚で、後半戦がうらなってゆける。
だから、折り返し、という感じ。

とくに30キロ中間点説を意識させるのが、勝田マラソンです。
コースも、30キロをこえると変化してゆく、ように感じます。

それまでの前半戦は、車道コース
自動車が主役、といっていい道筋です。
直線が主体で、車だったらスピードをグングン出せます。

ところが、30キロをすぎてゆくと、生活道路に切りかわってゆきます。
せまくなる。
微妙なアップダウンが増えてくる。
クネクネしてきて、見通しがきかなくなってゆく。
ご近所さんの散歩道みたいな雰囲気が、かもしだされてきます。

そのため、30キロをすぎたら、いろんな意味で切り替えが必要と感じています。
後半の疲れ対策も。
コースの変化対策も。

こういったシフトチェンジを味わえるのも、すばらしいコース設定といえるでしょうか。

 



21キロはまだ中間じゃない。ここで半分終わったと気をゆるめちゃダメです。

 

出足は、みなはやい

 

ややせまい商店街がスタート地点です。
フルマラソンのスタートは、午前10時半、ビミョーに遅い。
首都圏からの日帰りランナーが集まりやすい時間設定、と聞きました。

せまいので、スタートしてからの数百メートルは、少しだけゆっくり。
しかし、そこを抜けると、一気に片側二車線道路の両面がコースになってゆきます。
グワッと広がる開放感。
カラダも少しあたたかくなっている。
散らばって、みなのスピードがアップしてゆきます。

はじめチョロチョロ、中パッパ。
ペース配分には絶好のスタート風景です。

しかし、です。
ちょっと、みんなはやすぎないか。
まわりのスピード、すごいです。
いい感じで、たくさんのランナーに抜かれています。

正直、ついてゆけません。
ついてゆこうとしたら、後半戦がもちません。
はやいランナーが増えたのか。
わたしの走力が落ちたのか。

多分、両方なんでしょうねえ。
まあ、ジャマにならないように、抜かれましょう。
そうじゃないと、途中の写真もとれません。

 



広い路面をランナーが縦横無尽。ここからペースがあがります。

 



いつも思うんです。このランナーの列、壮大だなあ。

 



この道に入っても、道路を占有して走れます。

 



ランナーの列は、途切れません。空が明るくなってきました。

 

お天気はまわりもの

 

週末は、寒くなって、冷たい雨
ずっと、天気予報は、そう伝えていました。
今度こそ、雨ふりバージョンのマラソンになるな。

ところが、直前に、天気予報はグルグル変わりはじめました。
寒くなるはずの前日も、前々日も、春を思わせる陽気。
マラソン当日も、寒くはなりましたが、カサの出番はなさそうです。

というのも、ハキモノで迷っていたからです。
雨だったら、地下タビ
しかし雨は大丈夫のようですが、寒い。
よし、今日は、無理をしないでゆくか。

ゴム製のワラーチ登場。
なんだか、一気に現代的になった気分です。
江戸時代からの進歩。

そこにワークマンの3足980円のソックス。
同じく、1980円のジャージ。
なかなか安い仕上がりです。
もちろん、身に着ける本人が、イチバン安っぽい。

じつは、ラクダのモモヒキワラジ、という線も考えていました。
こっちの方が受けるかな。
いや、笑われるだけです。
というより、レース攻略法のほうへ、アタマとカラダを使えよ、ってか。

しかし、はじめてフルマラソンをワラーチで走った感想。
まだ、ワラジの方が走りやすいな。
慣れの問題もあるかと思います。

いずれ、カーボンプレート製のワラジで、世間をあっといわせてみせたい。
ナイキさん、どうでしょうか。
収益の一部を、ワラジ研究に。

そんな妄想をいだきながら、なんとかボクの中間点、30キロ地点までやってきました。
ここまでは、しずかな展開。
しかし、しずかに終わるレースなんてあるわけない。
(つづく)

 



本日のコスチューム。くつ下、ジャージはワークマン仕様。冬のいつもの普段着スタイルじゃん。

 

たーさん
前半戦 ハーフで区切ると あともたぬ

 

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