痛みの本質
痛みの本質は、血流の停止。
血の流れが止まったから、痛い、のです。
血の流れが止まってくるから、痛む、のです。
ぶつけたから、痛い、のではありません。
ケガをしたから、痛む、のではありません。
切っちゃったから、痛む、のではありません。
ヤケドをしたから、痛む、のではありません。
捻挫をしたから、痛む、のではありません。
心筋梗塞だから、痛む、のではありません。
走りすぎたから、痛む、のではありあmせん。
ソコに血流の低下がおこっているから、痛むのです。
非常に、非ジョーシキ的、とんでもな、見方です。
でも、ここから痛みに分けいってみたいと思います。
本質をめざしたいですから。
カラダがなおそうとする力
たとえば、足首をひねって、捻挫をしたとします。
足首が痛い。
さわると、熱をもっている。
歩こうとすると、痛くでムリ。
さあ、どうしましょう。
まずは、カラダの主張に耳をかたむけてみましょう。
痛み物質をつくる。
それも、動こうとすると、さらに痛くなる。
→「だから安静にせよ」という信号を発信しています。
→だから無理に歩くな、という発信です。
熱を生んでくる。
→あたためて、免疫反応や修復機転を活発化させている。
このカラダの声に従ったら、どうなるでしょうか。
すなわち、冷やすなよ、無理すんなよ。
すると、カラダは修復に向かいます。
カラダの選択です。
痛み止めというクスリ
足を捻挫して、痛い。
しかも、熱ももっている。
こまった痛みだこと。
にっくき腫れ。
ならば、ロキソニン投入だ。
あー、少しは楽になったな。
ひねった場所の熱もひいたようだし。
歩くのにも、いつも通りじゃないけど、歩ける。
とどめに、湿布も貼っておこう。
これで、安泰じゃん。
こういう流れにご満足のお方には、わたしからは、もう伝えたいことはありません。
聞きたくもないでしょうし。
この流れに、疑問を感じられたら、おすすみください。
ロキソニンて、解熱鎮痛剤だよね。
→そうです、だから熱さましとしても活躍しています。
カラダは、冷えないのかな?
→とうぜん冷えます、だから解熱剤。
冷えたら、血流が低下しませんか?
→はい、低下しますよね。
血流が低下したら、痛くなるんじゃありませんか。
→カラダの痛みは増します。
ただし、クスリで相殺されますけど。
血流が低下したら、ケガの修復にも時間がかかりませんか。
→当然、時間はよぶんにかかります。
湿布も、同じ作用をもっています。
長引く痛み
じつは、捻挫の痛み止め治療の是非について、考えられることはあまりありません。
差はでても、いずれ、なおってくれますから。
結果、オーライなんですね。
カゼも、同様のあつかいを受けています。
解熱鎮痛剤を服用したほうが、長引く。
ということに、疑問をもつ方は少ない。
着目したいのは、「長引く痛み」についてです。
つまり、長引く血流低下。
なぜ、痛みが長引いているんでしょうか。
それは、血流低下から回復できないから、ですね。
繰り返します「血流がもどってこない」から痛いのです。
もどってこないから、痛み物質の放出がつづく。
もどってこないから、修復がはじめられない。
ですから、もどってこない原因を考えてみることが第一歩かと思います。
組織が、かたくなっていないか。
冷えていないか。
薬などで、冷やしていないか。
血液自体が、ドロドロしていても、流れにくくなってきます。
コントロールできていない糖尿病とか、脂質異常とか。
注意したいのは、熱をもった血流低下でしょうか。
たとえれば、火事現場です。
火事になると、周囲には交通規制がはられます。
これが、血流障害。
現実の火事は、困ったちゃんだけ、です。
ところが、カラダの火事は、そう単純ではありません。
必ず、意味をもっています。
カラダが悪くなるのにあがらう、という面がはいっています。
ですから、ともかく消せばいい、と単純には割りきれません。
たとえば、ガンとかリウマチの炎症。
コントロール、という面を忘れてはいけない火事です。
とにかく、まずは血流が回復してこないい原因を考えてみる。
そして、血流を回復する手立てをおこなう。
血流に、こだわる
血流のとだえるところ、痛みあり。
血流の回復なくして、組織の回復なし。
冷えると、血流は低下する。
たとえば、ヤケド対策です。
あチチチチ。
沸騰したヤカンをさわって、手にヤケドをおってしまった。
どうしますか。
さっそく、冷たい水で冷やそう。
そうです、知覚が低下するくらいまで、冷やすことが第一歩。
こういう、とりあえず「おひや」派ですか。
冷やしたら、血流は低下します。
すると、痛みがまします。
(だから知覚がバカになるくらいまで冷やす)
くわえて、組織の回復が遅れませんか。
ヤケドをしたら、おフロくらいのお湯にひたして、あたためる。
すると血流がふえて、痛みが軽くなってゆきます。
血流がふえて、回復が早まります。
信じる?信じない?
痛みには 流れをかさねて 考える
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