赤城の森トレイル2021、楽しみ方

あとから、自由に

 

赤城の山も今宵かぎり。
そういいながら、赤城山の宣伝に寄与したのは、国定忠治
上州の産んだヒーローです。
って、悪党じゃなかったんかい?

とはいいましても、赤城山というのは、ありません。
いくつものお山が集まって、総称が赤城山です。
AKG(アカギ)48っていう、雰囲気でしょうか。
実際は、さすがに48山もありませんけど。

なので、赤城山が占める面積は広大です。
その根のおろし方にも、特徴があります。
裾野が長い。
要するに、なだらか。
なので、いたるところ、トレランコースが作れます。

本日の赤城の森コースは、赤城の北面にあたります。
スタート地点の標高は、約600メートルといいますから、風がやさしい。

午前9時半、先頭グループがスタートダッシュをはじめます。
以後、小集団での、時差スタート。
スターターが、うまく誘導をしてくださっています。

やがて、ランナーがまばらになる。
スターターも、手もちぶたさ。
「もう各自、自由に走り出してください。
スタート時刻は、9時半から10時までです」

ゆるく、単独スタート。

 



松林の中の会場は、お店もでています。

 



スタート前から、いい香りもただよってきています。

 



スタート前、順次ランナーが集まってきました。

 



そして、小集団ごとに順次スタート。

 

レースの緊張

 

このところ、最終組系のスタートが、板についてきてしまいました。
遅いラン、先頭走っちゃ 迷惑だろ
交通標語にもなりません。

味を覚えちゃった、のかもしれません。
楽を覚えた、ともいえます。
まわりにランナーがいない。
せかされる要因がない。
マイペースで、ゆったりスタートがきれる。

マイペースというのが、クセモノです。
レースの「ココロザシ」にも関係するからです。

マイペース、イコール楽だなあ。
こうなってしまいます。
最初から、ハアハアしない。

まわりにランナーがあれば、集団の流れにも気をつかいます。
ある程度、まわりのペースに乗らないとハジまらない。
多少の無理のなか、走りはじめます。
これが、レースの醍醐味のひとつにもなります。
だから、いつもとちがう記録もでる。

それが、最初からユルくてどうする。
レースの意味、半分、捨てていないか。
うちのご近所をひとりで走っているのと同じでいいのか。

 



すいてきたから、ゆるくスタートとしましょう。



緊張感は、ただよっていません。

 

コースの変化

 

このレースも、4回目となりました。
同じ道ですが、少しずつ雰囲気が変化しています。

だんだんと、道筋が明るくなってきました。
くわえて、道筋が直線化してきています。

明るい、というのは、木々の伐採がおこなわれているからです。
もちろん、その後には、新しい植林
山の世代交代。

その作業をした支えするための林道の整備。
車が入りやすくなるような変化です。
ということは、ルートも年々走りやすくなっている、ということです。

なのに、記録は追いついてゆかない。
年々、おそくなる。
これもまた、変化というものです。
万物は流転する。

ですから、明らかにルートの距離は短くなっているはずです。
ただ、レース距離の案内だけは、変わってゆきません。
案内は、今も実測34キロコースです。
ことしは、ガーミンさんの計測は何キロとでるか、それもお楽しみ。

 



雨でけずられた林道。

 



沢にかかるのは、石を積み上げた橋?一種の沈下橋?

 



なんちゃって、賽の河原みたいな雰囲気も。

 

ちがい

 

AKG48のひとり、大峯山1136メートル。
(勝手にグループをつくっただけです)
その中腹をスタート地点としてレースははじまります。

この山を時計回りに周回しながら高度をかせいで登ってゆくのが前半。
やがてくだりはじめて、スタート地点までもどって中間点。
そしてUターンという、わかりやすい設定です。

前半ののぼりの大半をすぎ、くだりはじめます。
走るのが、楽になります。
ゆっくりと景色を堪能しながら、ルンルン走行

すると、ハアハアと車のエンジン音ですかというようなあえぐ呼吸が聞こえてきました。
坂道を必死の形相でかけあがってくる先頭ランナー

Uターンコースですから、すべてのランナーと出会えるわけです。
にしても、はやすぎないか。

それよりも、改めて関心するのは、必死に走る姿です。
歯をくいしばって、一心不乱にかけあがる。
くだっているボクよりもはやいスピード。
それを追いかけてくる先頭集団のランナーたち。

一方で、わがノンキさよ。
エヘラ、エヘラ走っていていいのか。
真剣さが、一万倍ちがっています。

 



ゆくランナー、かえるランナー。

 

対話

 

そうだ、今はレースに参加しているんだ。
先頭ランナーのあの必死さを見習わなくてどうする。
ゴールで倒れこむのが本望じゃないか。

なんだか、闘志がフツフツとわいてきました。
いや、待ってくれ。
いきなり、わが重大決定に異議をとなえる意見が出されました。

出したのは、カラダくんです。
そんな走りは、無理です。
うーん、正直なヤツ。

アタマ現場の意見が、かみあいません。
どちらを尊重しましょうか。
当然、現場第一主義です、わたくしの場合。

そうだよね。
必死に走ったって、もつのは50メートルでしょ。
まだ、まだ、先は長いんだからさ。
論戦する間もなく、アタマもすぐに方向転換。
ここは、必死グループに拍手と声援をおくることで、手をうとう。

これが、本当の、手をうつという意味だから。

せっかく、すてきな道を走っているんだからさ。
自分に甘くなる考えは、ホントにスムースにでてきます。

ヘラヘラと走りつづけ、スタート地点が見えてきました。
さあ、半分を走ったぞ。
Uターンして、ちがった光景を楽しみます。
(つづく)

 



さあ、ここでUターンして、気分一心。

 

たーさん
ゆるりラン 遅いヤツほど 意義となえ

 

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