かたい足ウラ、やわらかい足ウラ

どっち?

 

硬派ですか?
軟派ですか?
わたくしは、軟弱派です。

って、そういうテーマではありません。
足ウラに着目です。
ご自身の足ウラは、かたいですか、やわらかいですか。

これは、性格とは関係ない、と思われます。
その前に、ちょっと予備知識を仕入れておきたいです。

カカトの骨の下には、厚い脂肪のクッションがしかれています。
もちろん、衝撃をやわらげる目的だと思います。
その厚さは、だいたい1センチくらいあります。

足の前のほうへゆくと、脂肪の厚さは、減ってゆきます。
そのかわりに、たくさんの骨がつながって、トランポリン構造をつくっています。
なにしろ、足ウラには、片足だけで26個の骨がつながっているんですから。
これが、クッションの役目もはたしてくれています。

カラダ全体でも、骨の数は約200個です。
いかに足は,たくさんの骨で、精巧につくられているか。
太い太モモなんて、骨は1本ですし。

わたくしは、学生時代、どうしても足の骨の名前を覚えきれませんでした。
多過ぎです。
今も、ですけど。

ともあれ、たまには自分の足ウラにふれてみるのは、いかがでしょうか。
かたく感じるか、やわらかく感じるか。
たとえば、手のひらと比べてみて。

 



 

足ウラは、かたい派

 

足ウラは、かたいに決まっているでしょう。
なにしろ、体重をささえる仕事があるわけです。

いえ、体重だけにとどまりません。
歩くと2倍、走れば3倍の体重が足ウラにはかかる、といわれています。
この場合は、体重というより「荷重」ともいわれますが。

さて、自分の体重はおいくつでしょうか。
5キロのお米、けっこう重いです。
10キロともなれば、ずっしり。
いまの1俵は、30キロ。
かつての1俵は、60キロでした。
持ち上げられますか。

足ウラは、こんな重い力をささえなくちゃ、立てないんです。
だもの、軟弱なら、カラダをささえる役目なんてとてもはたせません。

ある意味で、カラダのなかで、もっとも頑丈でなくてはならないところです。
とくに、ランナーさんは、ですね。

なのに「足ウラのきたえ方」という練習法は、聞きません。
放置されているのか、関心がむかないのか。

 



 

足ウラは、やわらかい派

 

いえ、足ウラは、やわらかいです。
足ウラをひっくりかえすと、いがいにフワフワ。

そして、ビンカンです。
板の間に、1粒のお米をおいてみます。
それをハダシで踏んだら、瞬時に何かを踏んだと気がつきます。

カラダの中で、くすぐったがる場所。
足ウラは、その筆頭のひとつにも数えられます。
敏感ゆえです。
やわらかくなければ、そんな感覚はもちえません。

足ウラの脂肪の層や骨のつながりは、多彩です。
なのに、いがいと、どこもが同じようなやわらかさも感じられます。
なんだか、不思議に思われませんか?

 



 

結局、どっち?

 

足ウラは、かたいか、やわらかいか。
どっちをとろうか。
優柔不断で、こまります。

いえ、まよう必要はないかもしれません。
どっちもあり」としちゃ、いけないでしょうか。

つまり、足ウラは、かたい顔をもつ。
同時に、やわらかい顔ももつ。
すいません、あいかわらず、切れ味がありません。

ただし、おもしろい実験があります。

内股にして、足ウラをさわってみます。
逆に、ヒザを外側にまわして、足ウラをさわってみます。
足ウラのかたさが、かわりませんか?

つまり、内股にすると、足ウラにやわらかさを感じる。
それが、外側にまわすと、だんだんと足ウラにかたさが生じてゆく。

ヒザの向きによって、両面の顔をみせる。
切りかえられる。

手のひらでは、こういった芸当はできません。

 



 

足ウラと、ヒザとの関係

 

ヒザの向きが、足ウラのやわらかさの変化を生む。
この理由のひとつに、ヒザからつながる、足ウラをささえる足底腱の緊張度の変化がありそうです。

内股になると、足底腱がゆるむ
これはつまりは、土踏まずの緊張がほどけることです。
だから、足ウラはやわらかくなる。
土踏まずもおりる。

同時に、親ユビのつけ根に荷重がのります。
すると、足ユビネットワークをつくっている親ユビは小ユビ側に引っぱられる。
これが続けば、親ユビは小ユビの方に向いたままに。

ためしてみるのは、簡単です。
ハダシで、イスにこしかけます。
足を床につけて、ヒザを「内側」にまげてみます。

すると親ユビの付け根を支点にして、親ユビの先は小ユビ側にむかいます。
同時に、土踏まずがおりてきて、やわらかくなっている。

このまま、親ユビのつけ根に力をくわえてみましょう。
すると、親ユビはさらに外側に向かうと同時に、そのつけ根に強い緊張がうまれる。
すると、ゆるんだはずの足底腱に緊張がうまれる。

この結果が、外反母趾になってゆきませんか。
足ウラが痛くなりませんか。

ひとつの結論です。

足ウラは、かたくなり、やわらかくにもなる。
つまりは、切り替えができる。
その切り替えには、ヒザの向きが、かかわっている。

かたい足ウラで走るか?
やわらかい足ウラで走るか?
いえ、もう少し、具体的にみてみましょう。

かたい足ウラで着地するか(小ユビ側着地)?
やわらかい足ウラで着地するか(親ユビ側着地)?

かたい足ウラで地面からはなれるか(小ユビ側離地)?
やわらかい足ウラで地面からはなれるか(親ユビ側離地)?

自分は、どう走っているのかな、と考えるのもたのしいです。
ちなみに、わたくしはどちらも「小ユビ側」優先のようです。
カカトと小ユビが両車輪、親ユビがハンドルの感覚。

ハダシやワラジというクッションのないハキモノ感覚が、そう選択しているようです。
意識しているわけではありません。

自分は、どうだろう。
そう味わうのも、有用かと思います。

カラダが自然にえらぶカラダの使い方。
それをもっと考えてゆきたいです。

 



 

たーさん
足のウラ 用途によって 使い分け

 

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