ジグザク

まっすぐ

 

マラソン競技の最大の評価点は、スタートしてからゴールまでのタイムです。
ようするに、いちばんはやくゴールしたランナーが1等勝。
タイム イズ 順位です。

ですから、コースはできるだけ効率的にすすみたい。
こんなことは、あたりまえです。

フルマラソンの距離は、42.195キロです。
ただし、この距離がずっと1直線というのはありえません。
カーブがいくつもあります。
そのためのコース取り、は案外に重要です。

まっすぐにゆけば1キロの道も、とりかたによっては何十メートルの差だって生じ得ますから。
できるだけ、まっすぐにすすむ。
あたりまえすぎて、すいません。

トラックの短距離走では、さらに気をつかいます。
同じ距離を走るにしても、内側か外側か。
カーブのまわり方さえも、タイムに影響するようです。

 



 

あえて、非まっすぐ宣言

 

まっすぐに走るのが、いちばん効率的
カラダへの負担も、最小限におさえられるでしょう。

なのに、まっすぐに走らない。
そういう走り方を、とり入れてみませんか?

まっすぐにゆこうとすれば、ゆける。
なのに、あえてジグザクの道をきざむ。

こういう走り方がある、と知ったのは以前紹介させていただいた『ランニング王国を生きる』という本の中です。

ランニング王国を生きる、マイケル・グローリー著。王者の秘密

2021年10月4日

この本は、エチオピアランナーの日々の練習にくわわった体験談、というナルホド的記載がたくさんたのしめます。

エチオピアの高地。
林のひろがる大地。

この木々のあいだを、エチオピアランナーは、ジグザクジグザクと走りぬけてゆきます。
右にまがる。
すると前に木がしげっているので、左にまがる。
そして次にあらわれた木をさけるため、またまがる。

結果として、けっこうなジグザク走となります。
どんなジグザク模様をえがくか。
それは、木のしげり方次第です。
いいかえれば、ほぼ無限大のジグザグ模様がつくれます。

毎日、毎日走りつづけていれば、林の中にも足跡ができます。
そのラインが、じつにきれいな幾何学模様をえがいています。
まさに、大小の菱形模様

 



 

魅惑

 

たまには、こういう走りもおもしろそうだな。
いえ、たまにではありません。

この本にでてくるエチオピアのランナーさんたち。
ほとんど毎日、林の中を、ジグザクジグザク。

走りにも、効率が大事。
フォームも、バランスが大事。

そして今は、走った距離の計測も大事な記録となります。

ところが、このジグザク走。
効率という点からみたら、なんて不効率。
フォームだって、さだまらないでしょう。

走った距離だって、計測用腕時計さん、ちゃんと測れますか。
おそらく無理でしょう。
ジグザク部分が、はしょられてしまいます。

という、パッと見てよろしくない条件は、いくつもあげられます。
そのためなのか、ジグザク走をされるランナーは、日本ではあまりお見かけしません。
はなしも、聞きません。

そもそも、ジグザク走りを楽しまめるような広大な林はめったにありません。
わたしの記憶では、三保の松原がそういう林だったような気がするくらいです。
ただし、そこは海岸沿いで、エチオピアのような傾斜地ではありません。

木がたくさん生い茂っている場所はないものか。
それだけでしたら、わたくしのご近所は、そんなところばかりです。
ただし、木だけが立っているわけではありません。
下草やツルなどがわんさか。
そもそも、安易に入ってゆけるような場所ではないんです。

ようするに、熱帯雨林化しているありさまです。
ジャングル。

 



 

なんちゃって林の中

 

でも、林の中には、何か「ヒミツ」が隠されてはいまいか。
ですから、いい林がないなら、作っちゃおう。

ということで、なんちゃって林を作ってしまいます。
作る場所は、アタマの中です。
実際の木は、繁ってはいない。
でも、イメージしてゆくのです。

つぎは、イメージにのる場所探しです。

まず、ひとがいないところ。
なんとなく、見られたくないじゃないですか。
そして、車のこない場所。
安全第一。

これなら、だれもこない道だって林の中になりえます。
そこをジグザグに走ってみる。
ななめにすすむ。
そして前方に立木が出現(したつもり)。
さっと、方向を切りかえる。
この繰り返し。

都会だって、イメージでなら、こういう空間はつくれるでしょう。
たとえば、体育館。
小学校の校庭。
トラックの中の空間、とか。

 



 

いざ実践

 

さっそく、なんちゃってエチオピアランナージグザグ走
酔っぱらいランじゃありません。
熱中症でもありません。

まっすぐに走るときには使わない部分に、刺激がビシバシ。
しかも同じ刺激はつづきません。
あっちを使う。
こっちを使う。

まず、足ウラがおどろきます。
モモも、どうなってるんや。
腰まわりだって、アレアレアレ。
ああ、全身がおどろいている。

ジグザグ走ってみるだけで、全身の柔軟体操みたい。
ついてゆくのは大変だけど、新しい感覚。
バランスも、よくなってゆくような気が。

エチオピアランナーだけの楽しみじゃ、もったいないです。
けっこう、クセになります。
まちがって、エチオピアランナーみたいになれないか。
そう、ワシは日本のハイネ・ゲブレシラシエになるんや(無理です)。

 



 

たーさん
ジグザグと 走るカラダに 神宿る(?)

 

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