つながる、と支える
アタマは、どことつながっているでしょうか?
この答えは、簡単です。
首とつながっている。
異論は、ありますか?
足と直接に、つながっていません。
オナカとも、直接に、つながっていません。
アタマは、首の上にあるからです。
ですから、アタマとつながっているのは、首というわけです。
あの、ろくろっ首でさえ、首につながって、アタマがあります。
では、もうひとつ、質問させていただきます。
アタマは、どこで支えているでしょうか。
こんどは、「支える」関係です。
やはり、首です。
でも、この場合、少し考えませんか。
首といっても、いがいに広いものですから。
首のどのあたりで支えているのか。
わたしは、こういうところが、気になってしまいます。
首の解剖
アタマは、首のどこで支えられているのか。
それを考えるには、首の解剖学的知識が必要となります。
解剖ですって?
学生時代、赤点の連チャンだったオマエに何がわかる。
はい、解剖は苦手です。
こまかな勉強を、コツコツとこなす根性がないものでして。
ですので、単純化して考えたいと思います。
首の構造問題です。
首のうしろ側は、首の骨がとおっている。
それを、「頚椎」とよんでおきます。
けいつい、です。
首の中を通っている骨です。
首の前側には、ノドがある。
ノドとは、気管と食道というクダのことです。
本当に、こんなんでいいのか。
試験で、こんなこといった日には、たぶん赤点です。
でも、ここは試験ではありません(ひらきなおり)。
すごく、単純化します。
首の前は、「ノド」。
首の後ろ側は、「頚椎」。
この2つがいっしょになって、首になっている。
どっちかな?
よろしいでしょうか。
首の前は「ノド」、後ろ側は「頚椎」でできている。
うーん、なかなかビミョーです。
ですか、こういうもの、としておきましょう。
大切なことは、これから始まります。
そう、先ほどの疑問にもどってみます。
アタマは、どこで支えているのか問題です。
自分の場合、として考えてみてください。
そして、まわりのひとを、観察させてもらってください。
どうですか。
ゴハンを、たべているとき。
スマホや、パソコンを、見ているとき。
ふだんの仕事をしているとき。
そして、走っているときも。
一律な答えには、ならないかもしれません。
状況によって、変わるかもしれません。
でも、2つに大別できませんか。
「ノド」で支えているとき。
「頚椎」で支えているとき。
首問題
首といっても、昨今の仕事の継続問題じゃありません。
純粋に、首の問題です。
クビが痛い。
肩がこって仕方ない。
アタマが、ズキンズキンと痛くなる。
熟睡できない。
腕が、すんなり上がらない。
首周辺の症状をかかえるひとが、増えています。
カラダをあまり使わなくなった現代の宿命さ。
デスク作業が増えている当然の帰結だよ。
いろんな意見が、聞かれます。
そしていまや、カラダをよく使う方にも、同じような症状が蔓延しつつあります。
そんな方々。
ある共通点に気がつきませんか。
アタマを「ノド」で支えている。
いやあ、また変なこといってすいません。
あくまで、わたくしの感じです、一般化はしないでください。
でも、そういう目で見ていただけないでしょうか。
いませんか、アタマを「ノド」で支えている方々。
頭を「ノド」と「頚椎」のどちらで支えているか。
そういう単純思考、お好きじゃないですか?
ノドの役目
アタマを「ノド」で支えているひとが増えている。
わたくしの印象です。
猫背、とも関連しているでしょう。
でも、猫とは、ちがっています。
猫は、アタマを頚椎で支えています、多分。
ふーん、人間のノドって、アタマを支える力もあるのか。
ありません。
だって、ノドですよ。
気管であり、食道なんですよ。
クダなんですから。
空気の通り道。
たべものの通り道。
ここで、アタマを支えようとしたら、どうなりますか。
ちゃんと載りません。
常識的にみれば、つぶれます。
本来であれば、アタマは、前方にコロリと落ちていってしまいます。
でも、そうなっちゃ困ります。
ですから、必死で後方から支えている。
その結果の、首の張り。
その結果の、首まわりの緊張と疲労。
それが、両こめかみにまで、およぶ。
ですから疲れて、痛むのは当然じゃないでしょうか。
ノドを、大切に。
ノドを、本来のお仕事に専念させたい。
というのも、走っているときでさえ、ノド派と頚椎派があることに、気がついていますか。
どっちが、楽なんでしょうか。
どっちだって、かまわないんでしょうか。
ご自身は、いかがですか。
(つづく)
ノドで支える アタマは 重い
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