ボーン・トレイン再び
人体構造は、骨がつながる列車。
骨と骨をつなぐところは、連結器。
これを称して「ボーン・トレイン」と命名させていただきました。
はい、これまで、反響ありません(泣)。
センス、ありませんものね。
でも、めげません。
連結器は、3つに分けてみました。
ぴっちりと密着させる連結器。
クッション性をたもって密着させる連結器。
しっかり動かす連結器。
動かすことが前提の連結器を「関節」とよんでいます。
関節は、骨と骨の間を、まげられる構造になっています。
ゆるやかなカーブを、弧をえがいて進んでゆく列車。
このとき、方向を変えてゆく場所が、連結器です。
列車自体は、曲がりません。
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いちばんの働きもの
連結器のなかで、いちばんの働き者はだれでしょうか。
いや、いちばんも二番もないよ。
みなが、それぞれに大切なんだから。
そうですね、ですから別の表現にしてみます。
いちばん働きを求められる連結器は、どこでしょうか。
それなら、考えられるかも。
わたしは、股関節をあげたいと思います。
つまり、シリ球連結器です。
使われる頻度は、たぶん最も多い。
かかる力も、大きいです。
歳をとると、もっとも折れやすいところでもあります。
たとえば、手の指の連結器と比較してみたら、ということです。
ほとんど1日中、活動を休むことがありません。
起きているあいだは、とくにそうです。
腰が働いていないと、起きる姿勢がとれない。
寝ている間だって、寝がえりのさいには大活躍。
寝がえりできないと、目がさめたら床ずれ、ってこともありえます。
こんなに使っているのだから、さぞや使いこまれていることでしょう。
さびつくヒマなんて、ない。
と、思っていました。
ところが、現実はそうではありませんでした。
サビサビ具合が、老いも若きも若きも進んでいました。
だって、腰が大活躍しなくてもすむくらしになっていっちゃったからです。
要は、動かなくてもすむくらし。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/10/1465144_m-1024x747.jpg)
シリ球のさびつき
動かない関節は、さびつく。
えっ、本当ですか?
たぶん、かの業界では「拘縮」なんていったりするようです。
それは、人体のカナメ、腰の関節であっても例外ではありません。
シリ球がさびつくなんて、あるんですか?
どうも、ありそうです。
たとえば、小学生にして、体育館座りがうまくできない子が増えている。
座ろうとすると、うしろにコケっと倒れてしまう。
これは、シリ球がクルクル回ってくれないからです。
それでは、シリ球に「KURE5-56」を吹きかけてみよう。
いえ、それでは解決しません。
真似しないでください。
そうすると股関節のサビというのは、シリ球のサビなのか?
このへんが、むつかしいところです。
ガチガチに股関節がさびついてしまった寝たきりのお年寄りがおられます。
脚はぜんぜん開かない。
オムツすら、ちゃんとあてられない。
そういう方が亡くなると、脚が開く。
あれ、サビはどうした。
多くの場合、連結器をつなぐ筋肉の硬さが要因にあるようです。
そう、関節をつくる連結器は、筋肉でつながっているわけです。
亡くなると、縮んだ筋肉が一時的にゆるむんですね。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/10/338096_m-1024x683.jpg)
シリ球の筋肉
シリ球の動きが、かたい。
その要因として、シリ球にかかる筋肉も見てみよう。
シリ球には、どんな筋肉がかかわっているのだろうか。
そして、どれが硬くなっているのだろうか。
多くの場合、主役はどうも「シリの筋肉群」のようですね。
そもそも、シリ球にかかわるから、シリの筋肉群。
こういう単純な発想が、わたしは好きです。
ところで、シリには、いくつかの筋肉が関わっています。
ですから、シリはでかくなる。
シリませんでしたか?
シリは、まず、うしろ側にあります。
そして、横にもついている。
この筋ちゃんたちが硬くなると、シリ球の動きが低下してしまいます。
シリ球の動きが減ると、カラダは背骨で代用しようとくわだてる。
股関節が、本来の役目をはたさなくなるからです。
でも、腰骨には、関節構造はありません。
だんだん、ネをあげてくる。
その結果おこるのが、腰痛でした。
ならば、シリの筋肉をもっと使ってみよう。
そうです、硬くなった筋肉を和らげるのは、使うことですから。
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シリ筋をもっと使いたい
シリ筋を使うためには、シリを使えばいい。
うーん、専門用語がまったくでてきません。
専門家じゃありませんから。
どんな使い方があるでしょうか。
参考になるポーズはないかな?
イチロー選手は、足を開いて、ヒザをクイクイしていました。
おすもうさんは、片足をあげて、四股をふんでいました。
柱をグイグイ押す、テッポウというのもしています。
どれも、シリが伸びるポーズですね。
わたくしの子供時代。
和式トイレで、しゃがみこむ。
食事のときは、正座でいただく。
お風呂の火もしで、しゃがみこむ。
学校では、長い廊下を、ぞうきんがけ。
おシリを使うくらし。
そうそう、草むしりだって、シリ筋が伸びます。
これは、今でもしています。
でも、これらがくらしから、どんどん姿を消しています。
シリが活躍しなくても、くらせる。
だから、スクワットなんかが注目されるのでしょうか。
これからは、ヒマをみつけたら、和式トイレ座りをしてみようか。
いや、ヤンキー座り。
たわむれに、スマホにたずねてみました。
「シリの使い方を教えて」
結果は、かみあいませんでした。
Siriじゃ、ないんだってば。
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しゃがみこむ シリへの刺激が カナメです
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