君のゆく道は
「若者たち」という名曲がすきです。
君のゆく道は はてしなく遠い
なのに なぜ 歯をくいしばり
君はゆくのか そんなにしてまで
年をとると、歯をくいしばれなくなる
道だって、はてしなく遠いわけじゃなくなる。
もうすぐ、終点に行き止まりそうだし。
だから、「そんなにしてまで」ゆく気力はなくなる。
これ、自然の摂理。
なので、「若者たち」の世界からは、遠くなりました。
そのかわりに、気になりだしたのが、おのれのカラダの道です。
世界の出来事よりも、日々、不自由さのますおのれの中の道は、どうなっているんだろう。
どうなっちゃってしまったんだろう。
ソッチのほうに、関心が向いてしまいます。
ソッチのほうが、おもしろそうだし。
そういう、「道」です。
なぜなら、カラダの中に、道がとおっているから。
といって、この発想は、わたくし個人のものではありません。
むかしから、考えられてきたことです。
洋の東西を問わずに。
人間の発想というのは、あんがい、似通うものなのかもしれません。
そのへんを、まず、さぐってみます。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/09/903e23fb748198cbe6e62042932bd92f-1024x770.jpg)
東洋のカラダの道
東洋の有名な道。
といったら、シルクロードが筆頭です。
って、そういう話題じゃなくて、カラダのはなしです。
そのなかで、横綱級は「けいらく」でしょうか。
カラダの中にはりめぐらされた道、そのものです。
けいらくの体表面での出入り口が、「ツボ」です。
教科書的には、12本+2本の計14本が有名です。
いうなれば、体表面のメインストリート。
かつて、わたくしも、コレを覚えようとしたことがあります。
けいらくの先生に、師事させていただきました。
でも、何度挑戦しても、挫折。
どうも、3つ以上は覚えられない、オツム機能なもんで。
なので、けいらくを自在にあやつれるひとは、尊敬のマナザシです。
ですから、地図をみながら考えます。
カラダの表面には、なんて多くの道がはしっているんだろう。
そして、こういう「道」を見つけ、活用していった昔のひとの能力に、脱帽です。
しかも、長い歳月を脈々とつづいている生命力。
意味があるから、支持されている証拠です。
すばらしい、人生資産。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/09/24708345_m-1024x683.jpg)
西洋のカラダの道
純粋な西洋医学のなかに、「道」の概念があるでしょうか。
ないでしょうか。
なにしろ、「つながり」よりも「分析」がお好きなようですから。
筋肉は、バラバラにすれば、およそ600ほどになるよ。
そういったことは、得意です。
でも、それが、どのようにつながっているのか。
そういう視点は、分析興味ほど、育っていないような気がします。
たんに、わたくしの無知なだけかもしれませんが。
といって、皆無なわけではありません。
やはり、つながりに関心をもつ目は存在します。
そういう中で、特筆すべき発想。
そのひとつが、「アナトミートレイン」です。
まったく、わたくしの個人的な推しですけど。
「アナトミー」=「解剖」
「トレイン」=「列車」
カラダの中を、線路が走っている。
つなげるのは、レール。
その中に、駅がある。
うーん、なかなかウインナーソーセージ的発想です。
しかも、この理論のベースにあるのは、筋肉のつながりです。
あるいは、筋膜。
ちゃんとした、西洋解剖学的発想が基盤にある。
わたくしがこの発想に出会ったのが、「アナトミートレイン」第二版。
まだ翻訳本がなくて、英語の本。
はい、ちゃんとは読めません。
わたくし、日本語と上州弁のバイリンガルですけど。
でも、図解が多くて、見ているだけでも雰囲気は伝わります。
そののち、日本語訳がでてきて解決。
すぐに購入。
やがて、第三版にバージョンアップ。
もちろん、購入しました。
うわさでは、もう少しで第四版がでそうだとか。
着々と進化しているようです。
それだけ、支持もされているからでしょう。
たのしみです。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/09/24406613_m-1024x683.jpg)
東西の融合
おもしろい事実があります。
「けいらく」という東洋的な発想による14本の道。
「アナトミートレイン」にみる西洋的な発想からの主要12本の道。
おたがい、本数は、代表的な道の数ですが。
この両者の地図が、けっこう似通っているんです。
こまかなことにこだわらなければ、ほとんど一緒といってもいいほどです。
なんという結果なんでしょうか。
人間は、洋の東西を問わず、対象が一緒だからでしょうか。
わたくしは、この事実に、衝撃を受けました。
そして、感動したものです。
人間関係では、ケンカや戦争まで絶えません。
同じ人間同士なのにね。
だからこそ、もっと自分のカラダに注目してみませんか。
ほら、みんな、けっこう同じじゃないですか。
そして、年とともに、不自由さもでる。
住む地域によっては、こまった災害もおこる。
なのに、なぜ争ってばかりいる。
奪いあうことばかり考えてんの。
自分のカラダをみつめる余裕の中で、そういう「和」も生まれたらいいのに。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/09/24597260_m-1024x576.jpg)
道をさがす
カラダの中の「道」をさがす。
それは、案外、普遍的なものなのかもしれない。
そして、道があったら、道を利用しよう。
だって、そこが通ってゆくのに都合がよいから。
いつも道なき道を切り開く、というのじゃ疲れてしまいます。
そして道が荒れてきたら、整備をしてゆく。
せっかくの道なんだから、使いやすくしておきたい。
そのさい、どのように整備してゆくか。
薬をのんで、道がよくなるのか。
自分の道を、どこまで他人にゆだねるか。
まずは、自分の道の地図の概略をつくっておく。
そして、自分の道の状況をパトロール。
小さな変化なら、すぐに自分で整備もできます。
こういうステップも、おもしろい道になりませんか。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/09/24644924_m-1024x683.jpg)
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/11/76f3e759415ad1690bfae003ac05144c-e1542443258483.jpg)
東西も 問わない人間 ひとつだから
↓ よろしければ、清き1票をお願いします(1日ワンクリック有効)
![にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ](https://b.blogmura.com/sports/marathon/88_31.gif)