オナカ ホット大作戦

クールな時代

 

地球は、温暖化しています。
太陽の活動性が活発化していますし、仕方のない面もあります。
CO2だけ、目のカタキにするっていうのは、どーんなんでしょうか。
そうそう、このワタクシの熱きココロ、というのも勘定に入ってませんし(ウソです)。

それはさておき、カラダの方は、ヒエヒエ化にむかっています。
カラダは、年々クールになっている、ということです。
一例をあげれば、子どもの平均体温もさがっています。

小さくて、活発にうごく子どもの体温があがらない。
体温というのは、子どもは高く、年とともに低下して、冷えきってサヨナラとなるはずなんですが。

なぜ、カラダが冷えやすくなっているんでしょうか。
いくつかの理由を、考えてみました。

ひとつは、冷えるものの取りすぎ。
季節をとわず、冷蔵庫からオナカに直行する、食べものや飲みものも、少なくありません。

ふたつめは、カラダをめぐるあたたかい血流不足。
熱をつくる筋肉を、あまり使わなくなっています。
くわえて、あたたかい血液を循環させるような活動もあまりありません。
つまり、熱をつくらず、熱を回転させない生活。

みっつめは、カラダの適応力の低下。
本来であれば、寒さを感じたら、カラダは熱をつくり、寒さから身を守る反応をはじめます。
ところが、住む環境から、暑さ・寒さがなくなってきました。
エアコンをはじめとした機器のおかげで、1年中快適な生活。
その結果、暑さ・寒さへ対応すべき力がなくなっています。

 



 

ヒエヒエ度チェック

 

いま、どのくらいカラダは冷えているでしょうか。

カラダは、全体が一様に冷える、というより、局所のヒエヒエから始まります。
天気予報で、全国各地の気温がバラバラ、というのに似ています。
しかも、最近は北海道がいちばん寒い、とはならなくなってきました。

カラダのなかでは、あたたかいところもある(たとえば心臓)。
逆に、冷えきってしまっているところもある。

一番簡便な、ヒエヒエ度チェック法
それは、カラダをさわってみることです。
さわって、冷たいところが、冷えています。

おおまかな傾向ですが、3大ヒエヒエ地方、とでもよびたい個所があります。
地理的発想。
自分のカラダを全身さわって、どこが冷えているか、チェックしてみませんか。

代表的な、冷えやすい3大地方。

ヒジ周辺。
ヒザ周辺。
オナカ

 



手のひらが、ヒエヒエ場所をさがすセンサーです。

 

冷えはつらい

 

ひとは、一定の体温で活動する生きものです。
それが、一定の体温にとどかない。

すると、どうなるでしょうか。
そう「だるい」です。

なんとなく、だるい。
いろいろ検査もうけてみたけれど、原因はわからない。
そんなとき、案外、ヒエがあったりして。
そして、ヒエは、一般検査で検出できません。

さらに、ヒエが進んだら、どうなるでしょうか。
それは「痛い」です。
この痛みも、レントゲンやMRI検査では検出できません。

体温があがると、ですから、だるさや痛みがやわらいでくる。
お風呂の効用、もここにありますね。
本来の子どもが、本来は元気イッパイ、という理由もここにあります。

ふだんの生活だけではありません。
活動をあげたかったら、カラダは熱を産生します。
たとえば、感染症

バイ菌がカラダに侵入してきたら、タイヘンです。
そのため、カラダは、熱をあげて戦いをいどみます。

この場合の熱は、バイ菌と戦うために必要なもの
一般に、バイ菌の力加減で、出す熱の量がかわってきます。
強いバイ菌には、高熱で対応。
この場合の熱は、バイ菌じゃなく、自分自身のためにつくられるもの。
悪モノでは、ありません。

 



 

オナカ、冷えてませんか

 

さて、自分のオナカはどうでしょうか。

冷えも慢性的になってゆくと、感覚がニブくなってしまいます。
感覚的には、わかりにくい。
そのためには、実際にさわってみるのが一番かも。

あたたかいですか。
冷たくはないけど、あたたかさまでは感じませんか。
それとも、ヒンヤリしていますか。

オナカは、本来は、つねにさわればあったかい場所です。
消化・吸収活動の中心部なんですから。
そしてオナカの熱が、全身をめぐってゆく。

ですから、オナカをさわって冷たい、というのはそれだけで普通じゃないということです。
オナカは、決して冷えるところではないはずです。
だから、オナカのヒエには、敏感になってほしい。
養生の、ひとつのポイントですね。

 



 

オナカ・ホット大作戦

 

オナカを冷やさない工夫をこらす。
もちろん、ランニングのときにも。
オナカが冷えきってしまうと、腹痛だけでなく、身体中の力が発揮できなくなります、よね。

そのための気をつけかた例。

まずは、オナカの中から冷やしすぎない。

飲むもの、食べるものに気をくばる。

そして、外からも冷やさない。
ランニング時は、どうしてもうす着になっています。
ただでさえ、冷えやすい。
くわえて、出た汗が、体温をうばってゆきます。

でも、あつ着はできないよ。
そういうときは、昔からの知恵も、ご拝借。
たとえば、ハラマキに託してみる。

といって、ふつうのハラマキだと、ぬれると逆につめたくなります。
走っていると、丸まってしまいます。

そこはしかし、ランニングブーム。
ランニング用の腹巻きというのもあります。

一例として、ヘルスポイントのランニング用腹巻きを紹介させていただきます。
スリムタイプ(わたしが愛用)、と厚手タイプがあります。
色は、黒、青、ピンクの3色が展開されています。
ちゃんと、見た目にも気を配っていただけているんですね。

ウエットスーツ用素材で、暴風時にも、雨や風をとおしません。
走っていても、丸まらない。
しかも、汗でそうそう冷えない。
寒い季節のフルマラソンやウルトラマラソン、1日中外を走っていても、オナカをあたたかく見守ってくれます。
ワタクシは、とってもお世話になっています。
歳とって、冷え性気味になってきてしまいましたから。

 
 

足もとはハダシにワラジであったとしても、オナカさえあたたかければ、大丈夫です。
今回は、ちょっと宣伝がはいってしまって、申しわけありません。

 



寅さんも、腹巻きを欠かしませんでした

 

たーさん
ハラマキと バカにしないで 案外いける

 

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