時代の流れ
厚労省は、統廃合を視野にいれるべき全国424の公的病院名を公表。
朝刊の見出しです。
今のままじゃ、存続はむつかしいよ。
近隣病院との統合や、廃院にむけて、検討をはじめてくださいね。
そういう国からの、お達しです。
わがグンマーでは、4つの病院が指名されました。
そう、実名公表です。
わたしは、その4つの病院のうち、医局の派遣で3つにつとめたことがあります。
ひとつは、6年。
ひとつは、半年。
ひとつは、週1回を4年ほど。
当時は、どこも多忙でした。
夜になると、救急車もたくさんきます。
でも、みんな輝いていました。
ときに、殺気だったことも。
それが平成をへて、令和にはいった途端にコレかよ。
時代は、おおきく流れています。
強きもの、なんじは
いま地球上にいる人類は、ホモ・サピエンス1種のみです。
たったの1種です。
え、あのオッさんと、同じ種なの?
あそこのバーさんと自分が、同じ種だっていうの?
ラクビーボールかかえた屈強な選手と、同じ種でいいわけ?
そうです、すべて、ホモ・サピエンスに属しています。
ところが、昔ムカシは、他にもネアンデルタール人やクロマニヨン人とか、別の人種もいました。
遺伝子が、あきらかにちがうそうです。
ホモ・サピエンスより、ひとまわり大きい。
力も強い。
オリンピックをしたら、ホモ・サピエンス軍団は、ひとつも勝てないかも。
でも、途中でネアンデルタール人もクロマニョン人も絶滅してしまいました。
原因は、よくわからないそうです。
いま、ホモ・サピエンスだけが残されています。
とはいえ、未来永劫生き残れるという保証はありません。
強くても、無理なときは無理なんですね。
ダーウィンさんの云うことには
強いものは、生き残れない。
ガラパゴス諸島を探索し、進化論をとなえたダーウィンさんの名言といわれています。
でも、著作集には、この文言は見つからないそうです。
コトバで、しゃべったのでしょうか。
じゃあ、生き残ってゆくものは何なのか?
それは、「変化に順応」できるもの、だそうです。
順応。
生きてゆくというのは、順応してゆくこと。
強いままではいられない。
自分の変化、関係の変化、世の中の変化。
変わりつづけるものの中で生きてゆくスベ。
だから、いじめにあっても、順応法を見つけていってください。
強くならなくても、いいんです。
そいいえば、ネアンデルタール人やクロマニヨン人の絶滅原因として、大飢饉説があります。
気候変動で、これまで手にはいっていた食べものがなくなってしまった。
その状況下で、ホモ・サピエンスだけは飢餓への対応ができる生きものでした。
その中心が、ケトン体代謝能力ともいわれています。
ところが、ネアンデルタールやクロマニヨン人には、それがなかった。
力はあっても、食の変動に適応できなかった人類が、ほろびていったのです。
老人施設は、ガラパゴス諸島
老人施設は、病院とは性格がことなります。
医療や治療が優先の場、ではありません。
介護が、中心。
そして理想は、その人なりのくらしの継続、が目標です。
とうぜん、そこでくらす方は、お年寄りばかりです。
廊下をかけ回る方は、おりません。
(スリスリ歩く方はいますが)。
月に1回はマラソンレースに参加してくる、という方もおりません。
枕元に、若いころの家族写真をかざられる方もいます。
今と、ゼンゼンちがいます。
かつては、こんなにサッソーとした時代もあったんですねえ。
今は、足腰も弱くなりました。
フロ、メシ、寝るのすべてに介助が必要なこともあります。
でも、口は達者です。
甘いものが、大好きです。
時にグチりますが、さいごはガハハハとなります。
みごとに老いに順応しています。
生き方のお手本があります。
順応できなかった連れ合いは、お先に天国。
順応バンザイ
ランニングに取り組むと、クンレンというコトバが出てきます。
うーん、中学時代の部活の発想でしょうか。
そして、クンレンは努力するひとを魅了します。
30代、40代はともかく、わたしと同年代になってもクンレンを欠かさないランナーがおられます。
そして、マラソンレースの年代別順位の上位に名前をだしてくる。
アッパレ、です。
じゃあ、自分も。
となれないのは、自分が「ヘタレ」と自覚しているからです。
とても、無理。
根性ウンヌン云うまえに、カラダがもたんわ。
それでも、気持ちよく走りたい。
そこで取り入れたいのが「クンレン」ではなく、「順応力」です。
自分の、もともとない体力で、どう順応してゆくか。
自分の本来のカラダの動きに、どう順応できるか。
と考えたとき、順応の教科書、順応の天才は、身近にいました。
それは「女性」です。
男より、ずっと長生きしているヒミツは、順応力の差ですよ。
それしか、ありえません(笑)。
日和見と バカにするなよ 順応力
↓ よろしければ、清き1票をお願いします(1日ワンクリック有効)
にほんブログ村