桐生市堀マラソン2020(ハーフ)、どや寒風

写真コンテスト

 

地域の恒例マラソン大会
ちびっ子といっしょのファミリーの部(2,8キロ)から、小学生、中学生、高校生ときて、一般の部のハーフまで。

どこでも、よくみかけるスタイルです。

そして、全選手名をのせたパンフ。
これもめずらしくはありません。

桐生市堀マラソン(通称堀マラ)は、このパンフに、ドーンと前年の「写真コンテスト」の入賞作品をカラーで堂々と掲載しています。
表紙と、12作品、全4ページ。

マラソンコースは、ふだんは、くらしの道路です。
そこを、レースのときだけ、さまざまなランナーが駆けめぐる。
多彩な表情をして。

その一瞬をねらう、沿道のカメラマンたち、多数。
いい表情をねらって、カメラマンからもするどい眼光がつきささります。

歯をくいしばって、力を押し出すランナーの姿。
おちゃらけているランナー。
子どもの、記録をねらう大人の、そして高齢者の走り。
どの顔も、すばらしい。
ふつう、パンフなんて、見ないでポイが多いんですけど。
これは、走らない人にも楽しい、素敵なアイディアです。

 



今年のパンフ表紙をかざった、昨年度優秀作品。

 

寒さ、きびしきおり

 

本日の天気の特徴は、ひとこと「冷えこんで」います。

数日前から、おしよせている大寒気団
スタート時の気温は、0℃くらい。
ゆだんしていると、モーレツな空っ風に、何もかもを持っていかれそうです。

雪の舞う野山で、ギュッとかたまって暖をとっているのは、おサルの集団。
サル団子」なんていっていますね。

朝8時55分スタート(ハーフ)を待つランナーも、ふるえています。
しばしば、「押しあわないできださい」なんて注意が流れませんか。

今日ばかりは、もっと押しあって、暖まりあいたい。
スタートまでは、ヒト団子を。

ただし、これには、相手方にも選ぶ権利がある。
わたしのようなものと、ヒト団子なんてゴメンだね。
そう拒否られたら、スタート前から、モチベーションも氷点下になっちゃうな。

そんな妄想のうちに、スタートの合図。
この大会は、スタートラインがひかれているだけ。
そべてのタイムは、合図からゴールラインまでのタイム測定となります。

 



寒さの中、スタート前の盛大なセレモニー。演奏して踊って。

 

前半の試練

 

スタートからしばらくは、大集団。
まわりの流れに、あわせてゆくだけ。

やがて広い元町通りにでると、ランナーがばらけてゆきます。
あとは、キホン、まっすぐな道。

まっすぐ、山の方をめざす。
まっすぐ、北にむかう。
そう、中間点の折り返しまで、まっすぐ。
道をまちがえる心配はありません。

と、いうことはです。
前半は、じんわりと昇ってすすむ。
前半は、北からの空っ風を真正面からうける。

体力のあるうちに、ツラいことをこなしておけば、後半はウハウハでっせ。
そういう皮算用がアタマにうかぶ設定になっています。

それにしても、まわりのランナー、はやい。
意識高い系が、集中しています。
というのも、関門時間は、15キロが1時間35分、18キロが1時間45分。
しっかり、切られます。

ウソやろ。
15キロから18キロの3キロの猶予が、10分だなんて。
15キロギリギリ通過のランナーには、もう次はないってことですね。

 



最初は、桐生の町の中で、一路、北へと向かいます。

 



やがて人家がなくなり、山肌が近づいてきます。空が青い。

 

皮算用の後半戦

 

ぐんとせまる山あいの道を、少しずつかけのぼります。
せまってきた白色の巨大コーン。
折り返し点です。

視点が、180度かわるだけです。
もと来た道を、もどるだけ。
それなのに、コースの雰囲気がガラリと切りかわりました。

くだってる。
くわえて、正面に感じていた風がないでいる。
たぶん、背中を押してくれている。
追い風。

山道だから、沿道の人もまばらです。
ただ力をぬいて、サッサか気持ちよく走りぬくだけです。
ペースも、時計も、あったもんじゃない。
時間は、気にしない。
ただ、呼吸にあわせて、すすむ。
集中

だんだんと、センターラインがはっきりしてくる。
家がふえてくる。
でも、ペースはかわらず進めている。

あともう少し。
1キロちょっとかな。
と、突然、ウワアという大集団の中に、とびこむことになりました。
ファミリーの部との合流

エントリー数、ハーフは1432人、ファミリーは2947人。
さいごは、ファンラン。

 



折り返し点は、すっかり山の様相です。

 



そして、ゴールへ。

 



ちびっ子たちも、軽快にゴールを目指して、駆けぬけてゆきます。

 

 

 

ゴール後の寒さとアツさ

 

ゴールラインを、踏みます。
お水を、いただく。
そして寒風の中、大混雑の記録証発行所では、約20分あまりの立ちんぼ状態。
完全に、冷えきってしまいました。
この時点でも、気温5℃。

タイムは?
さいきん、タイムへの関心が減ってきたような。
問題は、内容じゃん
歳とともに、身につけてきた処世術かもしれない。

しかも、レース内容によって、目のつけどころが、かわってきました。

ウルトラマラソンは、制限時間との「差」ですね。
このところ、「あそこで、もうちょっと油を売っていたらアウト」というのが増えました。

フルマラソンは、生涯ランニングを提唱中。
60代は、6時間以内完走をめざしてみないか。
エイジタイム。
甘すぎますか?

ハーフマラソンは、1キロあたりの時間に着目。
毎週末、走る距離がこのくらいなので、日々の単独走との比較のためです。
ひとりの週末走では、だいたいキロあたり、6分半から7分前後のペース。

今日の、堀マラ
4分57秒/kmで、ハーフの距離を走りました。
エライヒトからみれば、なーんだ、でしょうが、ワタクシ的には「おお」。
きょうは、自分をほめてあげよう。

お店も出ていますが、空っ風でテントもかしいでいます。
なにより、カラダが冷えきってきました。
でも、記録では、ココロがメラメラ。

といって、次のレースはモット、と欲ばらないのが、長く走りを楽しむヒケツでしょうか。
きょうは、走れる条件が、そろっていました。
つまり「ツキ」が大いに味方した。
満月は、また欠けてゆくもの。
いつも満月を期待してはイカンよ、というのがおツキさんの教え。

次の目標は、をもっと見つける走りかな。
1時間44分24秒。

 



ゴール会場では、上州名物「焼きまんじゅう」がいい匂いでランナーを集めていました。

 



今回は、こういう冬の出で立ちで、のぞみました。

 

たーさん
寒風を 背中に受けて 好記録

 

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