写真コンテスト
地域の恒例マラソン大会。
ちびっ子といっしょのファミリーの部(2,8キロ)から、小学生、中学生、高校生ときて、一般の部のハーフまで。
どこでも、よくみかけるスタイルです。
そして、全選手名をのせたパンフ。
これもめずらしくはありません。
桐生市堀マラソン(通称堀マラ)は、このパンフに、ドーンと前年の「写真コンテスト」の入賞作品をカラーで堂々と掲載しています。
表紙と、12作品、全4ページ。
マラソンコースは、ふだんは、くらしの道路です。
そこを、レースのときだけ、さまざまなランナーが駆けめぐる。
多彩な表情をして。
その一瞬をねらう、沿道のカメラマンたち、多数。
いい表情をねらって、カメラマンからもするどい眼光がつきささります。
歯をくいしばって、力を押し出すランナーの姿。
おちゃらけているランナー。
子どもの、記録をねらう大人の、そして高齢者の走り。
どの顔も、すばらしい。
ふつう、パンフなんて、見ないでポイが多いんですけど。
これは、走らない人にも楽しい、素敵なアイディアです。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/naranndedassyu.jpg)
今年のパンフ表紙をかざった、昨年度優秀作品。
寒さ、きびしきおり
本日の天気の特徴は、ひとこと「冷えこんで」います。
数日前から、おしよせている大寒気団。
スタート時の気温は、0℃くらい。
ゆだんしていると、モーレツな空っ風に、何もかもを持っていかれそうです。
雪の舞う野山で、ギュッとかたまって暖をとっているのは、おサルの集団。
「サル団子」なんていっていますね。
朝8時55分スタート(ハーフ)を待つランナーも、ふるえています。
しばしば、「押しあわないできださい」なんて注意が流れませんか。
今日ばかりは、もっと押しあって、暖まりあいたい。
スタートまでは、ヒト団子を。
ただし、これには、相手方にも選ぶ権利がある。
わたしのようなものと、ヒト団子なんてゴメンだね。
そう拒否られたら、スタート前から、モチベーションも氷点下になっちゃうな。
そんな妄想のうちに、スタートの合図。
この大会は、スタートラインがひかれているだけ。
そべてのタイムは、合図からゴールラインまでのタイム測定となります。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050028-1024x768.jpg)
寒さの中、スタート前の盛大なセレモニー。演奏して踊って。
前半の試練
スタートからしばらくは、大集団。
まわりの流れに、あわせてゆくだけ。
やがて広い元町通りにでると、ランナーがばらけてゆきます。
あとは、キホン、まっすぐな道。
まっすぐ、山の方をめざす。
まっすぐ、北にむかう。
そう、中間点の折り返しまで、まっすぐ。
道をまちがえる心配はありません。
と、いうことはです。
前半は、じんわりと昇ってすすむ。
前半は、北からの空っ風を真正面からうける。
体力のあるうちに、ツラいことをこなしておけば、後半はウハウハでっせ。
そういう皮算用がアタマにうかぶ設定になっています。
それにしても、まわりのランナー、はやい。
意識高い系が、集中しています。
というのも、関門時間は、15キロが1時間35分、18キロが1時間45分。
しっかり、切られます。
ウソやろ。
15キロから18キロの3キロの猶予が、10分だなんて。
15キロギリギリ通過のランナーには、もう次はないってことですね。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050037-1024x768.jpg)
最初は、桐生の町の中で、一路、北へと向かいます。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050038-1024x768.jpg)
やがて人家がなくなり、山肌が近づいてきます。空が青い。
皮算用の後半戦
ぐんとせまる山あいの道を、少しずつかけのぼります。
せまってきた白色の巨大コーン。
折り返し点です。
視点が、180度かわるだけです。
もと来た道を、もどるだけ。
それなのに、コースの雰囲気がガラリと切りかわりました。
くだってる。
くわえて、正面に感じていた風がないでいる。
たぶん、背中を押してくれている。
追い風。
山道だから、沿道の人もまばらです。
ただ力をぬいて、サッサか気持ちよく走りぬくだけです。
ペースも、時計も、あったもんじゃない。
時間は、気にしない。
ただ、呼吸にあわせて、すすむ。
集中。
だんだんと、センターラインがはっきりしてくる。
家がふえてくる。
でも、ペースはかわらず進めている。
あともう少し。
1キロちょっとかな。
と、突然、ウワアという大集団の中に、とびこむことになりました。
ファミリーの部との合流。
エントリー数、ハーフは1432人、ファミリーは2947人。
さいごは、ファンラン。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050039-1024x768.jpg)
折り返し点は、すっかり山の様相です。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050041-1024x768.jpg)
そして、ゴールへ。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050045-1024x768.jpg)
ちびっ子たちも、軽快にゴールを目指して、駆けぬけてゆきます。
ゴール後の寒さとアツさ
ゴールラインを、踏みます。
お水を、いただく。
そして寒風の中、大混雑の記録証発行所では、約20分あまりの立ちんぼ状態。
完全に、冷えきってしまいました。
この時点でも、気温5℃。
タイムは?
さいきん、タイムへの関心が減ってきたような。
「問題は、内容じゃん」
歳とともに、身につけてきた処世術かもしれない。
しかも、レース内容によって、目のつけどころが、かわってきました。
ウルトラマラソンは、制限時間との「差」ですね。
このところ、「あそこで、もうちょっと油を売っていたらアウト」というのが増えました。
フルマラソンは、生涯ランニングを提唱中。
60代は、6時間以内完走をめざしてみないか。
エイジタイム。
甘すぎますか?
ハーフマラソンは、1キロあたりの時間に着目。
毎週末、走る距離がこのくらいなので、日々の単独走との比較のためです。
ひとりの週末走では、だいたいキロあたり、6分半から7分前後のペース。
今日の、堀マラ。
4分57秒/kmで、ハーフの距離を走りました。
エライヒトからみれば、なーんだ、でしょうが、ワタクシ的には「おお」。
きょうは、自分をほめてあげよう。
お店も出ていますが、空っ風でテントもかしいでいます。
なにより、カラダが冷えきってきました。
でも、記録では、ココロがメラメラ。
といって、次のレースはモット、と欲ばらないのが、長く走りを楽しむヒケツでしょうか。
きょうは、走れる条件が、そろっていました。
つまり「ツキ」が大いに味方した。
満月は、また欠けてゆくもの。
いつも満月を期待してはイカンよ、というのがおツキさんの教え。
次の目標は、春をもっと見つける走りかな。
1時間44分24秒。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050050-1024x768.jpg)
ゴール会場では、上州名物「焼きまんじゅう」がいい匂いでランナーを集めていました。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/02/P1050044-1024x768.jpg)
今回は、こういう冬の出で立ちで、のぞみました。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/11/76f3e759415ad1690bfae003ac05144c-e1542443258483.jpg)
寒風を 背中に受けて 好記録
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