地球が相手
4月25日、午前6時。
順次、パラパラとランナーがスタート。
ホントに、やるんだ。
やれるんだ。
2021東京ウルトラマラソン。
別名を、多摩川ネイチャー100k。
4月の恒例マラソンには、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンがありました。
これまで、100キロコースに7回出走。
それが、昨年の新型コロナ登場で、どの大会ものきなみ中止。
1年たてば、さすがに1年の知見が集積するだろう。
たとえ、収まらなくても、工夫の道筋くらいは。
で、「1年の工夫」を、どこかで感じらていれますか?
だれが重症化するのか、軽くすむのか。
ショーパブでひろまって、居酒屋やパチンコ屋で流行しないのはなぜか。
同じ職種でも、かかる所と、かからない所の差。
こういう疑問は、もちませんか。
政権や企業のたいこ持ち学者や、机上の空論学者じゃない方の登場を願っています。
一律行動制限強要しか、手がないものなのでしょうか。
医療に、一律なんて、ありえないのに。
そこで、ふるいたつアースランクラブ。
なんて気負いじゃないのでしょうが、うれしいココロザシです。
相手は、ウイルスではない。
「地球が相手だ」
(わたしの、勝手な妄想も入ってます)
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手につけた発信器を、ピッと反応させて、いざスタート。
これを、10キロごとに、チェックさせてすすみます。
野生の発想
東京ウルトラマラソンは、検討してくださいました。
規模は、おおきくしない。
感染対策は、できるだけのことをつくす。
そうです、医療に100%はないのですから。
だから萎縮、ではなく、可能性を求めてみる。
これらは、現場の臨機応変力がないと、むつかしい発想です。
理屈や理論じゃ、わり切れないことで、世の中はまわっていますから。
なにしろ、直前になって、「ゼッケンはつけないでください」
いろんな考えの方がいますからね。
そこまで、考えてくださっているんだ。
にしても、東京ウルトラマラソン会場。
名前とは裏腹に、じつに簡素です。
テントもない。
更衣所もない。
気がつかねば、ふつうに通り過ぎてしまう河原っぱた。
「そのまま走れる格好できてね」とあります。
エイドも簡素化。
基本、10キロに1カ所。
とくに気に入ったのは、
「途中リタイヤしたら、なんとか自分で家まで帰ってね」
アタマを使えば、どこかの交通機関にたどりつけるはず、ですから。
このあたりは、さすが東京の発想です。
スタート場所に置きざりになった荷物は、後日、宅配便で送ってもらえるそうです。
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いきなり、田舎道、ゴツゴツ、東京かココは?
まず、装備から
さて、ウルトラマラソン。
手ぶらでは、走りだせません。
装備も、ある程度、必要です。
ぼくは、100キロコースを申しこみました。
ほかに、80、60、50キロのコースがあります。
しかし、あとでハタと、気がつきました。
この大会の100キロの制限時間は、13時間。
ここ何年も、12時間台で走りおえた記憶はありません。
ダメじゃん。
最後に12時間台で走りきったのは、いつの大会だっただろう。
そんなこと調べるヒマがあったら、練習しなさい。
となると、最悪、ゴールに間にあわなくなる可能性があります。
ヨレヨレでたどり着いたら、会場はすでに撤収。
わたしの荷物とともに。
なんとことだって、十分ありえます。
となると、最低限の荷物は、もって走らなくてはなりません。
おサイフ、スマホ、切符。
そうです、電車できたので、どれだけの格好で電車に乗れるか。
1駅2駅ならともかく、トーキョーからグンマーまで、乗るのです。
ワラジ姿、うーん、近づきたくない。
短パン、完全にあぶないジジイ。
半ソデ、夕方は冷えそう。
どろんこ汗臭さ、ソーシャルディスタンスが味方してくれるか。
いちおうの対策は、たてたつもりです。
しかし、考えつかないことで、回るのが世の常です。
まさに、そんなことが待ってるなんて。
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路傍の花はいやされますが、ワラジの足裏は痛い。
ネイチャーマラソン
主催者は、うたっています。
この大会は、ネイチャーマラソンなんですよ、って。
はじめて降り立った多摩川は、じつに広大な川幅をもっていました。
しかも、昨今の集中豪雨で、まだ決壊が補修中の場所もおおいそうです。
そのため、整備がいきとどいた河川敷ではありません。
川に沿って、まっすぐな道が走っている、わけではありません。
たくさんの、迂回路もありますよ、と。
ですから、コースの確定はできないそうです。
レースのために、10キロごとにで、チェックポイントが設けてあります。
そこで、毎回「ピッ」とチェックしながら、走る。
チェックポイントさえ通れば、あとのコースどりは自由。
というか、自分で考えなさい。
事前に配られた詳細な地図をみても、ゴチャゴチャ、迂回の案内がハンパない。
ウッフフッフ。
望むところよ。
このときばかりは、田舎人の本領を発揮してみせんぞ。
最後は、後半は、川をドンブラコと、くだってでも。
いや、それはさすがに無理があるか。
とはいえ、基本は、まっすぐに流れている多摩川の河川沿いがルートです。
わきにそれれば、それるほど、遠回りになります。
中学生にもおなじみの、ピタゴラスの定理の応用。
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小道でも、走りやすい舗装路。
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でもまた、すぐに凸凹道へ。
川の流れのように
この日、天気予報は午後からの急変との雨予想。
ところにより、カミナリさまも降臨するとな。
となると、勝負は午前だ。
こういう発想が、イケマセン。
だいたい、ココロの準備なんて、似合いません。
事件は、スタート直後に待っていました。
一面の、砕石バラバラの道すじ。
えっ、ここは東京でしょ?
えっ、あの多摩川でしょ?
今回も、足もとはワラジです。
だって、足への装着性は、これが一番。
ところが、苦手もあります。
ゴツゴツ、人工的な砕石ジャリ道です。
ひと足ごとに、足ウラに、砂利がくいこんできます。
その上を、無理して走る。
イテ、イテ、イテ。
それでも、すすむしかない。
イテイテ道が、けっこうつづきます。
ここでは、完全に、厚底シューズに軍配が上がります。
15キロ、二子玉川駅下まで、ほぼ同様な痛い思いの連続。
でも、ようやく路面も安定してきたようです。
まだまだ、スタートしたばかり。
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遅いくせに、こういうのがあると立ち止まって読んでしまう、そんな余裕ないだろが。
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歴史散歩、というのもオツなものです、一瞬のいやし。
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ジャリ道や 痛くてすすまぬ ワラジかな
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