究極のランニング食
長距離を走るとき、何をたべたいですか?
レース中であれば、給食というのがあります。
エイドで出していただける、たべもの。
レースによって、それらは個性的です。
古くからあるガチレース系は、給食もシンプルでしょうか。
というか、ほとんで水分だけ、なんてのもあります。
比較的あたらしいレースは、郷土色が反映されます。
その地域の特徴あるたべものも、いただけます。
給食での、おもてなしです。
エイド食の比較図鑑、なんてのもあったらいいな。
それはともかく、自分でも、何かたべものを持ちませんか?
いまの主役は、ジェル状の携帯食でしょうか。
チューチュー、吸うようなもの。
外国製がおおいような気がします。
なんだか、英語ばかりがかかれている。
わたしは、そういうものをほとんど利用してきませんでした。
とくに理由はありません。
しいていえば、近くに売っているところがない。
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走っていると、欲しくなるもの
ところが、長く走っていると、あったらいいな、というものがでてきました。
昨年度、とくにそう思ったレースが3つ。
岩手銀河ウルトラマラソン(6月、100キロ)
後半の山中、ノドのかわきが強くなり、キセキ的にめぐり会えたコースわきの自販機で、麦茶を1本ゴクゴク。
あー、極楽、生きかえったわ。
ノドのかわきを、いやしてくれるもの欲しい。
北オホーツクウルトラマラソン(7月、100キロ)
後半、空腹感がいよいよ強くなるも、なかなかオナカにたまった感があるモノにめぐり会えず、ヨレヨレランに。
空腹感を、いやしてくれるもの欲しい。
沖縄100Kウルトラマラソン(12月、100キロ)
後半、塩気がほしくなり、コースわきのローソンに飛び込み、カリカリ梅をゲット。
あー、しみるう。
敵に塩をおくる、みたいなの欲しい。
話はズレますが、わたくし、コンビニとあまりエンがありません。
欲しいものが、浮かびません。
じっさい、今年はまだ、コンビニに入ったことがありません。
3月になりましたが。
前回入ったのが、アノ、沖縄ウルトラ時のローソンです。
フルマラソンでは、そこまで欲しいものは、でてきません。
ただし、カラダの変化を感じます。
後半の脚のツレや、疲労感。
これらを改善できるたべものはないか。
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厳選してみました
わたしは、どーも自分でつくってみよう精神が強いかもしれません。
レース中にいい携帯食はないものか。
そういう発想ではありません。
レース中にとれる、いい携帯食をつくってみようか。
ここから、始めたくなります。
そこでまず忍者の携帯食などを調べてみたのです。
これらは、学問的探求ではありません。
いまの走りに使いたいからです。
それらも参考にさせていただきながら、いくつかの材料を考えてみました。
アタマの中で構想をねり、スーパーをグルグル。
以下が、今回えらんだ食材です。
ミソ:コメと麹と塩のみのもの
梅酢:梅干しのエキスみたいなもの
ニガリ:マグネシウムの宝
ハチミツ:北海道の花の精
何日もカラダを支える食糧、という目的ではありません。
あくまでも、ランニング中のカラダとオツムの要求に応えてくれそうなもの、という視点です。
ですから、すべて室温で保存がきくものです。
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左から、にがり、梅酢、ハチミツ、ミソ、実にシンプル。
タヌキの皮算用
ミソは、タンパク質と塩分を供給してくれます。
梅酢は、ノドのかわきと、つかれ感をいやしてくれます。
ニガリは、多酵素原料であり、筋リラックス効果。
ハチミツは、ゆるくうるおう糖質。
最初から、たくさんを混ぜると、相互作用もわからなくなってしまいます。
そのため、シンプルさで勝負です。
クスリだって、5種類以上のむと、何だかわからなくなってしまうのですから。
作り方は、イーかげんです。
ここは、性格がでてしまいます。
まず、お皿にミソをもります。
そこに、梅酢と、ニガリと、ハチミツをテキトーにふりかける。
あとは、ネリネリかきまわすだけ。
すぐに、まざります。
まざりますが、液体成分もあるので、まとまりません。
ドローとして、ゼリー状です。
ユルユル状でも、いい容器があれば、そのまま使えそうです。
こんど、100円ショップでものぞいてみましょうか。
でも、できれば丸めたい。
ガーゼをかけて、自然乾燥で、水分をとばそう。
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まずは全部をテキトーに入れます。
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あとは、ネリネリするだけ。ゼリー状に近くなります。これだと、丸められない。
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丸められるまで、ガーゼをかけて室温乾燥計画スタート。
いざ、飛脚玉1号
毎日のぞいてみますが、なかなか乾燥化しません。
1週間たちましたが、まだ、丸められるまでにはいたっていません。
今後は、これを完全乾燥玉にまで、もってゆきたい。
それが完成形、とおもっています。
カチカチ玉になったら完成。
その前段階でも、ラップにつつめば使えるでしょうか。
名前は、すでに決めていました。
「飛脚玉1号」
バージョンアップしたあかつきには、数字を上げてゆく予定です。
とりあえず、スプーン1杯ぶんを、口に放りこんでみました。
ミソ味と甘さをベースに、塩味と、ほんのりニガ味がきいて、おいしい。
口の中が、ギュッとひきしまる感覚です。
舌は、味覚の担当区域がわかれているので、同時に、多色の味を楽しめるのですね。
走って、汗をかいているとき、絶妙に効きそう。
と、ところがです。
予定していたマラソン(はなもも)が、新型コロナウイルス渦で中止となってしまいました。
4月のウルトラで、ためせるでしょうか。
ひとりで近所を走るのは、30キロをこえたことがありません。
30キロ以下なら、お水だけ持てば十分です。
ということは、本当の検証は、もう少し先になりそうです。
でも、短距離でも少しずつ試食してゆく予定です。
すごいことになったら、すごいぞ。
ムフフ、楽しみがふえました。
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1週間乾燥させて、まだ、こんなものです。あと少しかな。
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究極の 走りを支える 飛脚玉
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