夏の花火
パチパチパチ。
夏の夜の庭でした、花火の想い出。
漆黒のやみの中、閃光を発する小さな手持ち花火。
おさないころの光景です。
田舎くらし(今も)では、大空に大輪の花をさかせる大花火に出会えるのは、お盆の夜だけです。
つまり1年に1度だけ。
ですから、花火といえば、小さな手持ちの花火でした。
花火をした場所。
庭の雰囲気。
いっしょに加わった顔。
小さな花火をかこむ記憶は、セピア色になっても、何枚ものこっています。
小さい、といっても、輝く炎のまぶしさ。
そこだけ、昼間にもどったかのような空間。
その輝きの主役は何だったのでしょうか。
それが、マグネシウムだったんですね。
マグネシウムは、もやすとまぶしい。
そして、それは、カラダの中でも同じです。
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こむらがえりと、マグネシウム
こむらがえりに縁のある競技、といえば、マラソンはその筆頭にくるかもしれません。
程度の差はともあれ、こむらがえりを経験したことのあるランナーは少なくありません。
下肢のふくらはぎを、「こむら」といいます。
そこがピキピキとつってくるのが、こむらがえり。
強い場合は、こむらに限らず、オナカとか全身の筋肉がピキピキくることがあります。
思わず大声をあげたくなっちゃうほどの痛みをともなったりもします。
おこる原因は、ひとつではありません。
そのなかで、とくにランニング中のこむらがえりでは、ミネラル不足説あるいはミネラル不均衡説が知られています。
筋肉の働きにかかわる2大ミネラルといえば、「カルシウム」と「マグネシウム」です。
カルシウムは、筋肉をギューっと、ちぢめるときの働き手。
マグネシウムは、筋肉をプワっと、やわらげるときの働き手。
不足してくると、その作用に支障がでてきます。
さて、こむらがえりは、筋肉のどんな状況でしょうか。
筋肉が持続的にギュッーですね。
やわらかくなれない。
そうか、マグネシウム不足だったのかも。
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動作ときたら、マグネシウム
身体中の筋肉のはたらきに、マグネシウムが関わっています。
たとえば、腸にも筋肉が入っています。
マグネシウムが足りなくなると、腸の動きが低下してしまいます。
その結果を「便秘」なんていいますね。
ああ、ウンチが出ない。
苦しい。
そんなとき、マグネシウムをとってみる。
すると腸が動きだして、スルスルスル。
病院で出されるマグネシウムは「マグミット」とか「カマ」とか「酸化マグネシウム」なんてよばれています。
便秘のときの、頻用薬。
クスリといっても、マグネシウムの補給です。
サプリみたいなもの。
これが効くかたは、マグネシウム不足なんですけど。
もちろん、製薬会社の研究員の発明ではありません。
古代ギリシャ時代から、使われている工夫です。
もちろん、妊婦さんにも安心して使えます。
だって、食品。
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カラダは、マグネシウムでまわる
カルシウムとセットで働きやすいマグネシウム。
となると、ピン、ときませんか。
そうです、骨の代謝にも、とっても大切。
マグネシウムが不足すれば、骨も歯も弱まります。
その結果、骨につく名前が、骨粗鬆症。
歯につく名前が、う歯、歯周病。
インスリンの成分にも必須。
マグネシウム不足は、インスリン不足をうみます。
同時に、インスリンそのものもモロくなり、インスリンの働きも悪くなります。
それを、インスリン抵抗性、といっています。
その結果、糖尿病の悪化、メタボの進展。
ひとのエネルギーは、ATPという燃料体がになっています。
ATPの生成や活動にも、マグネシウムは関わっています。
なので、マグネシウムが不足すると、燃料不足へ。
これが「慢性疲労」の一因にもなっています。
慢性疲労というのは、「最近、疲れがぬけなくて」というヤツです。
脳の中の、ストレスホルモンにも、マグネシウムは大切です。
なにしろ「ストレスミネラル」なんて別名があるくらいですから。
これが不足すると、ストレスに負けやすくなる。
ほかに、血液サラサラ現象に、マグネシウム。
片頭痛の活動性の抑制に、マグネシウム。
つわりや月経前症候群に、マグネシウム。
水虫退治にマグネシウム。
もー、キリがありません。
およそ350くらいの代謝に関わる重要人物だったんです。
ヒトからはなれれば、洗濯にも使えますね。
菌の増殖をふせいで、においやよごれをスッキリ。
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マグネシウムは、足りてますか?
もともと日本人は、マグネシウム不足といわれています。
まず、のみ水が「軟水」です。
ミネラルが少ないお水。
大地、とくに農耕地からも、マグネシウムが減っています。
化学肥料の影響、ともいわれています。
じゃあ、どんなものにマグネシウムが含まれているんでしょうか。
「そばのひ孫と、孫は(わ)、やさしい子かい?納得」
そ:そば
ば:バナナ
の:のり
ひ:ひじき
ま:まめ
ご:五穀
と:豆腐
ま:抹茶
ご:ごま
わ:わかめ
や:野菜
さ:魚
し:シイタケ
い:いちぢく
こ:こんぶ
か:牡蠣
い:イモ
なっ:納豆
と:とうもろこし
く:くるみ
これら、たべてますか?
とくにランナーは、マグネシウムが不足しがちです。
汗でも、運動でも、マグネシウムを消費するんですから。
マグネシウムを、ランニングに活用しないテはないな。
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体内を 輝かせるのは マグちゃんだ
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