佐久平ハーフマラソン2023、高原ラン

今回のテーマ

 

タビで走ってみたら、どうだろう。
タビラン
はい、履物のタビです。
旅ランではありません。

地下タビでは、たくさん走っています。
いまも愛用しています。
野良でも、ふつうに使っています。

地下タビは、底にゴムがぬいつけられています。
うすいですが、ゴムはゴム。
クッション性も、あります。

タビは、本来は室内ばきです。
底は、うすいキレです。
はやいはなし、くつ下です。

これを路面ではいて、走ってみる。
するとどうなるか?

ね、興味ありませんか?
あるヒトなんて、イネーヨと一蹴されますか。

じつは、ワラジの供給が不安定なのもあります。
そうそう自由に手に入らない。
自分で編めばいいんですが、なかなか技術と手間が。

そんななかで、ふと考えました。
タビで、レースを走ってみようか。
ただし、いきなりフルでは敷居が高そうです。
ハーフマラソンとしました。

ということで、今回は「福助」のタビで出走。
入手先は、地元の本店タカハシ(ベルシティ内)。

 



このタビで、今回のハーフを走ってみることにしました。

 



スタート前、き、きまった?

 

寒いから、にぎやかに

 

第一回、佐久平ハーフマラソン大会。
ハーフのみならず、ちびっ子や親子ペアの部などもあります。

場所は、北陸新幹線・佐久平駅から歩いて5分。
となりは、佐久のイオン
そんな一等地に、ひろい広場がありました。
ここが、スタート会場。

初回ということもあって、気合がはいっています。
佐久市長さんも、早くから会場をウロウロ。
大きな広場をかこんで、キッチンカーをはじめ、売店が並びはじめています。

朝の気温は、3℃と佐久らしいですが、日差しが出てきました。
ランナーは、総勢で3千名ほどだということです。

スタート前は、かわいいチアたちが迫力演技。
そうそう、お祭りですもんね。
走ってたのしい、走ったあともたのしい。
これが、この大会のコンセプトのようです。

午前9時、ハーフのスタートです。

 



会場にむかう道は、もう秋の雰囲気まっ盛りです。

 



会場は、時間とともに盛り上がってきました。

 



いまはやりの、会場での施術サービス、これでご利益はいかほどでしょうか。

 



さあさあ、スタートラインにランナーが集まってきました。

 



スタート直前の、地元ちびっ子チアグループによるノリノリ演技。

 

四方の展望

 

スタートすると、広くてまっすぐな道がつづきます。
まずは、南をめざす。
遠くに、八ヶ岳連峰

少しくだり基調なので、スピードがのりやすい。
帰りは、ここをもどるはずなんですが。

すぐにコースは西に向いてゆきます。
おおまかには、反時計回り。
刈り入れの終えた田んぼの中を、快調です。
遠くには、雪をいただく北アルプスの峰がみえています。

しぜんと呼吸が深まるかんじです。
やがてコースは北に折れると、こんどは浅間山や湯ノ丸山の山肌。
空気がすんで、秋色の色彩でイッパイです。

5キロをすぎて旧中山道にはいると、昔からの旅籠の風情。
だけならいいんですが、のぼりがはじまりました。

古い町並みから、たくさんの住民の方の声援です。
コース上の、唯一の繁華街でしょうか。

ハアハアのぼりあげると、ふたたび田園地帯へ。
やがて東方へとコースがかわります。
今度は、上州との県境をつくる荒船山の稜線がクッキリ。

のどかだなあ。

 



遠くに雪をいただいた北アルプスを望みながら、西にすすみます。

 



北に進路をかえると、こんどは浅間山がドドドーンとかまえています。

 



寒い中、なかなか迫力のある太鼓が響いていました。

 



だんだんと、のぼりに向かってゆきます。

 



東に向かうと、こんどは荒船山の山容があらわれましたが、写真じゃわかりにくいですか。

 

農村地帯へ

 

後半に入ると、農家の点在する道へとなってゆきます。
小さなアップダウンの繰り返し。
クネクネとまがる道。
農作業の手をやすめて声援をおくってくださる方々。

気がつけば、川をわたる橋にでています。
奥行きの広そうな河原。
そこで、見たものは。

佐久といったら、気球でしょ。
確か、そういう大会もあるらしいとは聞いていました。

河原には、ケンシローの絵のかかれた熱気球が、立ちのぼっていました。
そこから、ランナーへの声援が届いてきています。
そして、甘酒からはじまる食べ物エイドへ。

晩秋の信州が堪能できる旅ランです。

 



のどかです、走ってさえいなければ。

 



巨大な熱気球が、ボワーンと下で火をあげて揺れていました。

 



お菓子エイド。

 

のぼれ、のぼれ

 

田んぼ道をクネクネいくと、広い道にでました。
そして、えげつない長いのぼり

のぼりあげると、こんどは、ゆるやかなのぼり
いよいよ、きた道へともどってきました。
ここまできたら、あとはイケイケ。

ハアハア、ゴールラインを踏みました。
1時間52分31秒(ラップ)。

すぐにタオルを渡され、首にかけてくれます。
信州リンゴのサービス。
そして、おにぎりや水の入った袋。

その先は、完走者と家族や友人たちが集って、にぎやかです。
ただし、気になったことが1点。

ここは、スタート地点じゃない。
スタート地点は、おおきな道をはさんだ向こう側。
信号をわたって、しばらく歩く距離です。

でも、ゴール地点広場もおおきいです。
小さなお店もあります。
芝生もはってあり、くつろげます。
わたくしも、ここでしばし、ぼおっとレースの余韻にひたっていました。

さてと、汗もひいたけど、このままじゃ冷えちゃうな。
はやく車までもどって、着替えたいモードにはいってきました。
着替えたら、せっかくの佐久です、イオンの探索でもしてみようか。

そうです、せっかくのスタート地点で並ぶ売店広場。
そこはもう、スルームードです。
遠目でチラリとながめてみましたが、なんとなく閑散としています。

ランナーたちの流れが、スタート広場に必ずしも向かいません。
動線、ちょっともったいなかった感じです。

ハーフは、いいですね。
レース後、一休みすると余力がでます。
帰ってから、少し、野良仕事もできました。

 



あの先の坂をのぼってゆくみたいだな、まあ何とかしよう。

 



そしていよいよゴールです、にぎやかなお迎え。

 



「はい、どーぞ」とリンゴをいただき、ニッコリ、ヒョッコリ。

 



信州いうたら、信州リンゴ。

 



おかわりもどーぞ、というだけあって、たくさんのリンゴが。

 



ゴール会場は、にぎわっています、スタート会場じゃないけど。

 



一方のスタート会場は、広場がそのまんま広かった。

 

タビランの結末

 

地下タビならぬ、タビで走ってみる。
まずは、ハーフの距離でためしてみよう。
ハーフなら、途中でズタボロになっても、残りはハダシで何とかなる。

地面からの感触は、すてきでした。
ダイレクトさが、お上品に伝わってきます。
小石の痛さも、和らいでくれます。

くわえて、バンバン走ったら破れてしまうので、自然と柔らか着地へ。
そっと、足ウラを地面におく感じ。
歩幅も、小さくなります。

結果、なんとか走りきれました。
早速、走りおえて、タビウラのチェック。

左足の親指部分と、外側カカト部分に小さなほころび
穴はあいていません。
さすが、「福助」です。

ただ、このままだと、フルはもたない感じです。
もっと、もっと、やさしく走れるようになりたい。

厚底ブームの中で、まったく役にも立たない報告でした。

でも、走り終えたあとの疲労度は、かなり楽です。
ハキモノの影響は大きい。
まだまだ、研究の余地のある分野ですね。
一生勉強。

 



ゴール直後のタビです、わたくしのようには汚れていません。

 



ただしウラは、とくに左足の方にばかりの変化でした。

 

たーさん
晩秋の あたたかさ沁みる 信州路

 

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