初参加
銘仙織り出す伊勢崎市。
グンマーの平野部にして、かつての繊維のまち、そしてからっ風の本場です。
じつは長い間、かつて、週に1日、仕事で伊勢崎に通っていました。
全部をあわせると、20年くらいになるでしょうか。
ただし、仕事に通うだけでした。
通勤路に本屋さんがありませんでしたから。
この地に、ハーフマラソン大会がある、というのも知りませんでした。
それを知りました。
うーん。
はい、時期的には、もう大ソージモードに入らねばなりません。
くわえて、もろもろ年末モードです。
なんたって、師走の入りです。
でも、ハーフマラソンだから。
なにより、いつものお一人様ランより、刺激が入ります。
サクッと走って、サッと帰れば、午後はおうち仕事もできます。
よし、参加決定。
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陸上競技場は、なかなかの盛況模様。日差しがぬくい。
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伊勢崎いうたら、大観覧車です、もう何十年と乗っていませんが。
場ちがい感
この日の朝は、冷えこみました。
家をでるとき、車の外気温は、マイナス4℃でした。
畑も、まっ白。
ただし風はなく、天はつきぬけるようです。
スタート・ゴール会場は、立派な華蔵寺公園陸上競技場です。
ハーフのコースは、陸連の公認レースになるんだそうです。
そういえば、ブレザー姿の役員風のオヂさんも目立ちます。
こりゃ、失敗したかな。
しまむらの5足980円のタビ靴下にワラーチ姿。
長ズボンジャージに手ぶくろは、みた通りの軟弱スタイルです。
これって、けっこうガチな大会だったのかもしれない。
レースの関門時間も、2ヶ所で設けられています。
会場駐車場について、あらためてパンフを見直しました。
11,2キロ地点72分。
14,3キロ地点94分。
なんだろう、とっても計算しにくい距離とタイムです。
ただし、チンタラと走っていたら、完全に閉鎖されそうな設定じゃないですか。
けっこう、情け容赦ないかも。
そういう雰囲気は、伝わってきます。
まあいいや、参加しちゃったんだから、いってみよう。
号砲とともに、先頭集団がかけだしてゆきます。
われらが後方も、何なのこのスピード感は。
まわりに合わせていたら、最初の1キロが5分。
次の1キロも5分。
あーダメダメ。
さすがにこれでは、もつわけないでしょ。
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選手団後方というのに、なんとなく走りガンバりまっせ指数が高そうです。
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集団後方というのに、けっこうなダッシュです、マジですか。
最近の走り
思いっきり走る。
考えてみれば、おもしろい行動です。
こんないい年をこいた中高年が、ハアハア走るんですよ。
ふつう、ありえない。
しかも直前にコース案内をみて知りました。
同じコースを2周するようです。
半分走ったら、いったんはスタート地点にもどって、再出発。
トコトンいって、ホントにばてたら、1周でやめることも可能です。
もうペースなんて、どうでもいい。
どうでもいい、といいつつも、なんだか走りのスタイルが一定化してきているでしょうか。
とにかく、とびはねない。
足音をたてない。
やわらかく大地に着地する。
呼吸もしかりです。
ハアハアしない(のぼり坂は別)。
まさかの「しのび」の走り化とでもいうんでしょうか。
ですから、疲れ方もへってきている感じです(ハーフなら)。
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ぬかれても、あとはもう、自分ペースでゆくしかありません。
1周目
1周目は、コースの視察です。
どんな道を走るのかな。
でも、マラソン大会だから心配はありません。
まず、たいがいは前方にランナーの姿がある。
コースのポイントには、誘導盤やスタッフが立っている。
くわえて、交差点には、警官の誘導もたくさんありました。
迷いようはない。
先日の水戸街道ジャーニーランで迷ってばかりの後遺症がまだいえていません。
1周目の前半は、広い道路を直線上にゆく、ゆく。
そんな気分のいい設定です。
スイスイと走るランナーにとっては、スピードのあげどころ。
中盤からは、畑のなかの田舎道にかわってゆきます。
といって、クネクネではありません。
スッキリとした見通しのきく田んぼの中のコースです。
しかも、からっ風もなく、おだやかです。
たぶん、風が強い日でしたら、砂ぼこりの中となりそうな雰囲気ですが。
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向こうに赤城山を望みながら、風のないコースをスイスイ。
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どっちかというと、こういうウチと変わらないような光景に安らぎます。
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観覧車を望みながら、2週目に突入だ。
2周目もなぜかスイスイ
スタート地点の陸上競技場にもどると、さあ2周目のはじまり。
もうコースの概要はみえています。
そして、疲れもありません。
イケル、イケル。
って、自分の中のレース感覚だけですけど。
まわりからは、ずいぶん抜かれた感覚ですが、そんなの気にしない。
これなら、なんとか関門は大丈夫だろう。
カラダが自然に前へとすすんでくれている感じです。
脱力、脱力、と。
それでも、疲れは顔をだしてきます。
当然です。
レースよりも、人生の方に疲れ気味ですが、それはともあれです。
疲れを感じたら、どうするか。
歩幅をちぢめる。
それだけ。
それだけなんですが、カラダが楽になってゆきます。
ハーフマラソンでは、これが通じます。
フルマラソンの後半戦では、こうはいきませんね。
ちょっとは、効きますけど。
華蔵寺公園の大きな観覧車が、近づいてきました。
そこのふもとがゴールです。
ゴールタイムは、1時間52分17秒。
トップとの差が表示されていました、36分20秒後だそうです。
すっきり、走りきれました。
競技場の前の広場は、お祭り広場。
キッチンカーがならんで、いい香りをただよわせています。
ただし、どこも長蛇の列です。
うーん、なごりおしいけど、そのまま駐車場へ。
午後は、おうち仕事ですから(年末掃除)。
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最後の競技場前の直線路までやってきました。
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ボクのペースだと、もうランナー密度は限りなくうすくなっていました。
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ゴール地点先の、ほっとした空気につつまれる空間が好きです。
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並んだキッチンカーは、どこも大人気でした。匂いだけ楽しむ。
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すっかり冬支度モードのランですが、年を考えると、こうになってしまいます。
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風やんで たいらなコース スイスイスイ
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