春うらら
かわらないのは、季節のめぐりだけ。
くらしが一変してしまった世の中。
そんな中で、ことし1番のあたたかさ。
歳とともに、寒さには弱くなる一方です。
なにしろ、熱の産生能力は、低下の一途ですから。
こうして、だんだんと、つめたくなってゆく。
で、ナムナム、とゆくのでしょうか。
そんな身を案じてくれるような、めぐみのあたたかさ。
世間は、冷たくても、太陽はやさしい。
家をでるとき、手袋を用意しましたが、不要でした。
レースが、次々に流れていった2021年。
ハイテクハーフ(1月11日)が、ドタ中。
ドタんばの中止、という意味です。
それでは、1月のレースがなくなっちゃう。
急遽、申しこんだ大田区多摩川マラソン・ハーフ(1月24日)も、ドタ中。
満を辞しての、昭和トライアルマラソン・フル(2月14日)も、まさかのドタ中。
もう、今年はレースは無理かも。
そういう中で、実現したのが、赤羽トライアルマラソンでした。
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やっとたどり着いた荒川の土手伝い、春の日差しがあふれていました。
桜が開花したら、見事でしょうね。
ココロザシ減速
赤羽トライアルマラソンは、コース設定が多彩です。
フル、30k、ハーフ、そして10kの4部門。
どうせ走るなら、長い方がいい。
走りきれそう、ならば。
長いものには巻かれろ、的な安易な発想がすきです。
でも、今回は、そこまでの士気がもり上がりませんでした。
3回つづけて、レースが流れた影響でしょうか。
42キロも、集中できない。
すっかり、弱気になっています。
ま、今回のレースは、雰囲気を味わうことを目標として。
ハーフなら、なんとかゴールできそう。
歳とともに、ずいぶん、丸くなってきました。
いえ、弱気。
そーいう意味じゃない、かもしれませんが。
それでも、レースとなると、気持ちは高揚してきます。
あとは、イケイケ。
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春の日差しをあびて、ゆっくり準備もできる会場でした。
1番の難関
上野東京ラインにのって、赤羽駅におり立ちます。
赤羽駅は、2度目の訪問です。
ひさしぶり。
ずいぶんと、にぎやか。
さて、マラソン会場へ。
場所は、荒川河川敷、新荒川大橋そば。
赤羽駅より、1,7キロ。
ところが、です。
インターネットの案内図、地方モンには、簡潔すぎます。
地方モンでも、できるランナーには、大丈夫なんでしょうか。
いよいよ、別に意味の、チホーもんになってきたからかも。
赤羽駅をでて、しばしボーゼン。
たしか、荒川だったよなあ。
昔の記憶は、あいまいです。
荒川は、赤羽駅の北に流れているはずだったよなあ。
ということは、太陽を背にゆくということか。
小さな大会なので、同業者風のランナーは、見受けられません。
いれば、金魚のフンでゆけたのに。
スタート1時間前に駅前にいるのに、大丈夫か、これで。
行くしかない、こみ入った路地を、しばしウロウロ。
あみだクジみたいな道順をとりつつ、北方面をめざす。
これで、間に合わなかったら、ひとりで町なかランかな。
でも、神は見捨てず。
だんだんと、川の雰囲気があらわれてきました。
そして、大河が。
橋の上から、その先にテントを発見。
たぶん、あそこだ。
ほっとしました。
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この先、どっちに行ったらいいんでしたっけ?
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ようやくテントを見つけられて、泣けてきました。
シンプル
レースの進行は、シンプルでした。
ひとつ、わからなかったことは、タイムの計測方法です。
足やゼッケンに、よくある計測タグは、つけません。
ゴールしたとき、ゼッケンのバーコードをピッとすれば、タイムとなるというやつです。
そのぶん、身軽に走れる、ということでしょうけど。
ハーフの部は、40名ほどの参加でした。
小学校の1学級分。
午前10時の出走。
すでに、かわいた日差しが、つき刺さってきています。
あたたかさ、を通りこして、こりゃ、暑くなるかもね。
でも、雪よりはありがたい。
今年の雪国は、豪雪で大変ですから。
いよいよ、スタート。
今回、作戦はありません。
とにかく、せっかくのレースです。
しかも、今年の初レース。
さいしょから、つっこむ。
なんていえば、カッコいいですが、そもそもが走力問題。
ついてゆこう。
走りだして、最初の1キロ。
うで時計をみたら、5分をすこし切っていました。
いくらなんでも、無茶です。
でも、もう、あとは知らない、あとには引けない。
いける、いけるって。
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すぐに、だだっ広いコースに。
いきつ戻りつ
コースは、荒川河川敷を、まずは上流方面に2,5キロ。
おり返して、スタート地点にもどっての5キロ。
このくり返しになります。
最初だけ、500メートルちょいでおり返して、端数を調整します。
つまり前半は、ゆるく上流に向かい、後半はくだる。
こういうコース設定の面白さは、同じランナーに何度も出会えることです。
往復ごとに、他のランナーの、表情の変化をたのしめる。
自分もそうですが、経年変化ならぬ、経往復変化。
くわえて、ガンばっている姿からもらえる元気さ。
いつもひとり、田舎道や山道を走るわたしには、じつに刺激的です。
これぞ、レースの醍醐味です。
ひとりだったら、こんなスピード、出せません。
だんだんと、スピードが落ちてくるのは自然のなりゆき。
そこにあらわれる、ガンばって走るランナーの刺激。
また、力がわいてくる不思議さ。
こんなサイクルのくり返し。
ハーフマラソン、というのは、ほどよい疲労の蓄積。
それが、いい感じになったところで、終着点。
カラダにも、精神的にも、やさしい。
気持ちのいいゴール。
気持ちのいい日差し。
気持ちのいい空気。
気持ちのいい雰囲気。
ちょっと、できすぎくらいの、今年の初レース。
1時間49分06秒。
お世話になりました。
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ゴール地点も、こじんまりしています。
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ワラジが気持ちのいい季節になってきました。
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道中は、ワラジじゃありません。ゾーリです。
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赤羽の レース会場 春みっけ
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