松本マラソン2019、前半から荒れ模様

カタイ大会

 

個人の感想ですが、マラソン大会は、ユルイ大会カタイ大会があるように思います。

ユルイ大会というのは、お祭り的雰囲気をかもしています。
みんなで楽しもう、という意識が、全面に満開。

一方の、カタイ大会
松本マラソンのスタート風景が、ひとつの典型。

ランナーは、決められた区画に、スタート20分前までに整列。
遅れたら、最後尾の別区画に送られます。
その前から始まっているアナウンスは、注意事項のくり返し。
地元議員の紹介などがエンエンとつづいたり。
笑いをとろう、という意図はみじんもなし。
体育大会の世界なのかな。

お話内容とは因果関係はありませんが、そのとき、にわかにポツリポツリ
今日の天気は、くもりのち晴れ、というハズが、にわかに雲急をつげています。
すずしい、という予報は、肌さむい。

スタートとともに、雨脚はじょじょに増してきて、やがて路面に水がたまってゆきます。
おお、すっかり水たまり。
そう、個人の都合ですが、ワラジは水に弱いんです。
出だしから、コレですか。
ピチャ、ピチャ、ピチャ

 



 

スタートを待つランナーたち。雲行きが、にわかにあやしくなりました

 



途中、本降りになって、地面に水がたまってゆきます。ああ、ワラジが水を吸う

 

 

音楽とスポーツの町

 

スタート風景はかたくても、沿道の方々はあたたかく、あつい。
とくに松本市は『音楽とスポーツ』の都市宣言をされているくらいですから、音楽がさかんです。
コース上の、いたるところで、音楽や太鼓の歓迎をうけることになります。

なにしろ、バイオリンの独自の習得法を提唱するスズキ・メソードをつくりあげた鈴木鎮一郎先生(松本市名誉市民・故人)の故郷です。
世界中に、このメソードは広まっていますよね。

夏には、町をあげてのセイジ・オザワ松本フェスティバル(旧サイトウ・キネン・フェスティバル松本)でもりあがっています。
世界の一流音楽がくりひろげられる夢の祭典。
う、うらやましい。

ですから、市民の音楽や器楽への親和性は、どこよりも高いときいています。
そんな、おもてなしの中を走る。

もったいないのは、走りながら聴かせていただくので、文字通りの一期一会。
くわえて雨の中。
楽器や太鼓が心配です。
それにもめげずの声援、力がでないはずがありません。

 



演奏は、とっても高度です。ホントに小学生?

 



こういう市民バンドもうれしい。ゆっくり聴きたいです

 



 

走りと太鼓のリズムって、なんて親和性があるんでしょうか。

 



 

カメラのレンズがくもっていて、すいません。みんな立って演奏してくださってます

 



松本には、いったいドンだけの楽器があるんでしょうか

 



ここは、アルプスか。さすがに信州です

 

最初は町の中、すいすい

 

コース最初は、信州大病院横からはじまり、松本繁華街へと入ってゆきます。
大きな建物群。
沿道からは、たくさんのひと。
いやがうえにも、盛り上がってゆきます。

やがてあらわれるは、国宝松本城
ところが、いがいにランナーの方々、松本城に視線がむきません。
ふつう、写真におさめてみたくなりませんか。

気がつかないまま、通過してしまうランナーも多数、と見うけました。
勝負にかけているんでしょうか。

 



遠くに見える屋根が、国宝松本城。雨が降りだしています

 



松本城前には、甲冑姿の応援団

 

なにしろ、集団のペースが速い。
みんなが、好調。
その理由は、はっきりしています。
このあたりまで、ずっと、ずっと、下り坂
それも、けっこうな下り坂。

わたしのように、人生も下り坂のものにとって、最高のマッチングです。
ああ、これが42キロつづいてくれれば。
雨なんか、ヘーキさ。

ところが、そんなノンキさがいつまでも期待できるわけがありません。
松本城をすぎると、ご褒美の下り坂にわかれを告げてゆきます。

じんわりと、のぼりが始まってゆきます。
そのジンワリ感が、また絶妙です。
あれ、ペースが落ちはじめているよな、そういえば、のぼっているみたい。
力のないもの(わたくし)には、少々の高低差も微妙に感じます。

このコースは、スタート地点に比べて、ゴール地点の標高が高い。
また松本自体の標高も700m前後ときいています(スタート地点635m)。

 



こいういプリティな声援も、ウレシい🤗。雨の中、ありがとー。

 

エイド風景

 

町なみからはなれると、徐々に、田園風景へと切りかわってゆきます。
空もあかるくなって、雨もあがってきました。

松本マラソンのコースは、行きつもどりつ。
ずっと走って、折り返し点でUターン、という場面が多い。
そのため、たくさんの対向ランナーと出会います。
いろんな走りが、楽しめます。

エイドは、長いテーブルをいくつも並べてくださっていて、とっても親切です。
前半部は、スポーツドリンクのカップが、いくつも並んでいます。
後半部は、お水のカップ。
そして、とくにレース前半エイドは、そこまで。
清いです。
余分なものは、おかない。

ユルイ大会は、郷土名物をこれでもか、とならべて下さるのもありますが(例:ぐんまマラソン)。

それでも、レースの後半部にはいってゆくと、ブドウやリンゴが登場してきます(各1ヶ所ずつ)。
いかにも、信州。

さらには、バナナやおまんじゅうが色とりどりに並んできます。
ところが、ここ1月ほど、炭水化物をあまりとらなくなったせいか、バナナやおまんじゅうに手がのびません。
いただきたい、という気持ちがわいてこない。
結局、このレースでは、それらはひとつもとりませんでした。

あ、でも、そんなにガチな炭水化物制限生活じゃありません。
前日は、楽しいひとたちと、ビールや日本酒けっこういただいちゃっていますし。
トッテモな、炭水化物飲料、笑。
しょせん、その程度です。

まだフルマラソン1回目の体験なのでわかりませんが、レース中にオナカのすく感じがでませんでした。
朝食も、軽かったのに。
これは、ひきつづき、体験学習を続行する予定です。
オナカはすかなかったけれど、疲れは出ます。
こっちが出ないようにするにはどうしたらいいのか、が主目的なんですけど。

 



甘い、甘い、ブドウです。水々しくって、口の中で疲れがいやされます

 

ココロは、走りにどう影響?

 

田んぼを中心に、ソバ畑、そしてリンゴ畑がひろがってきました。
田んぼ風景は、気持ちがイイ、と都会のランナーさんが口にすることがあります。
建物にさえぎられずに、どこまでもつづく大地。
そのかなたには、北アルプスの山々。

ところで、田んぼ道というのは、実はウラがあります。
どこも、ビミョーな高低差をつくっています。
水の流れが必要だからです。
そして、コースは、あきらかに上流をめざしている。

じっさい、このコースは後半戦はのぼるよ、という情報をえています。
なんとなく、これからキツくなるのかな、という予感。
うう、気持ちで負けてる?

そんなことも考えながら、中間点が見えてきました。
(つづく)

 



ソバ畑の向こうを走ってゆくランナーたち。その奥は、EPSONの工場みたいです

 

 

たーさん
前夜祭 から楽しめました 松本マラソン

 

↓ よろしければ、清き1票をお願いします(1日ワンクリック有効)
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
にほんブログ村