小布施見にマラソン2022、もっと長くても

 

お寺で、ウロウロ

 

木々が深まってきました。
気がつけば、お寺の境内です。
玄照寺、7キロ地点、もう3分の1が終わっています。

立派な山門をくぐってゆくランナー。
くぐらず、そのまま通過するランナー。
あれれ、コースはどっちだ。
とりあえず、山門をくぐって、お寺の方へ。

でも、だんだんとレース感がうすれてゆく雰囲気。
こっちは、観光、ないしはトイレ組みたいです。
緊張感が、まったく伝わってきません。
いっしょに、記念撮影も。

お墓のよこでは、野沢菜サービスエイド。
長野といったら、野沢菜といわれています。
じつは、わが町の畑でも、野沢菜が作られていて、長野に出荷しています。
野沢菜つながり。
あとは、ここでは、しぶいお茶が欲しい。

 



多くが入るので、山門へ。じつはコースではありません。

 



そのまんま、お墓の間を走ります。ここは正式コース南無。

 



ていねいに盛られた野沢菜漬け。

 



ひとついただきます、塩味がうれしい。

 

クネクネ道

 

いつしか、路地風のコースになってゆきます。
あっちに曲がり、こっちにコースをとってと。
太陽がなければ、どちらに向かっているのか、とんと混乱してしまいます。

あとで知ったことですが、ここいらは中間地点あたり。
もう、ほとんどスタート地点の横らしいです。
ぐるりと、小布施を回っているコース設計。

そしてすぐに畑作地帯へ。
小布施名物、も実りはじめています。

農産物の種類の多さよ。
そこが、素敵です。

 



果樹への散水栓をランナーに向けていただいています。

 



小布施といったら、栗が有名。

 



桃だって、だまっちゃいません、おいしそうです。

 

そして千曲川へ

 

高速道(上信越自動車道)をくぐると、大きな堤防につき当たります。
そこには、あと5キロの表示がかかれたのぼりが。

長野といえば、合戦の歴史がいたるところで残されています。
川中島の合戦場も、ここから近い。
というより、この堤防がかこう千曲川をちょっとのぼった場所ですもんね。

いまはこんな、のどかなラン風景。
時代が時代だったら、ここを上杉謙信勢が行き来したのではあるまいか。

と、つい思考がタイムスリップしながら、しばらくは千曲川沿いラン。
大きな堤防の上を、まっすぐ、まっすぐに進む。
視界をさえぎるものなしの、4キロほどの、川沿いコース。

その間、ずっとずっと堤防工事がおこなわれていました。
かさ上げ工事でしょうか。
千曲川は、大河です。
でもそんな千曲川も、この堤防の上からは、遠くにながめるだけ。
それほど巨大な堤防です。

それでも、洪水時には、まだ不安なんでしょうか。
得体の知れない大河よ。

と景色は雄大ですが、コースは逆に単調です。
なので、つい、ご近所ランナーとおしゃべりをしてしまったり。
ゆっくる、ゆっくり進みます。

 

 



かつては合戦ののぼりが、いまはマラソンコース案内。こう使いたいですね。

 



長い長い堤防道。やがて改修工事がはじまってきます。

 



盛大なミストコーナー。冷やされます。

 



思いがけずの、レッドカーペットコーナー。意味不明ですが、気分は盛り上がります。

 



 

長かった堤防に別れを告げようとしてきました。

 

 

最後の1キロ

 

あと1キロの表示。
もう、こんなものに出会うとは。

せっかく小布施にまで来たのですから、もう少し、走らせてはくれまいか。
なんだか、もったいない気分です。

なにしろ、レースの雰囲気が、たのしい。
エイドや、沿道の方々とのやりとりが、たのしい。
ランナー同時のやりとりも、たのしい。

よく考えたら、いつもは、いつもひとりで走っているだけですから。
出会うのは、野生生物くらい。
いつもと、ぜんぜんちがう。

 



なんとなく、公園が近いぞ、という雰囲気になってきました。

 



まだまだ続いてもいいんですけど。

 



しかし明らかな公園内コースの様相へ。

 



そしてゴールが。こちらのほうこそ、ありがとう。

 

ゴール会場

 

ゴールは、小布施総合運動公園
という名の、だだっ広い広場。
いまどき、こういう野っ原をでんとかまえる公園ももずらしい。

手が行きとどきすぎてしまって、無機質の土の広場。

やっぱ、原っぱはいいもんです。
原っぱには、何もありません。
何もないけど、だからこそ、何でもある。

原っぱで遊ぼうとすると、いろいろ工夫が生まれるんです。
ここに、玩具はいりません。
(個人的感想)

ゴール後、フラフラしていると、いろいろ声をかけられました。
いっしょにカメラ、というのもありました。
テレビカメラまで。

テントの下では、スイカがならんでいました。
熱くなったカラダに、スイカが染みこんでゆきます。

正式記録は、どうだったんでしょうか。
3時間16分06秒。
サブスリーには、いたりませんでした(苦笑)。

4,907名のランナーが出走して、4,878名がゴールしたようです。
完走率じつに99,4%。
これって、驚異的じゃないでしょうか。

これって、レースかな。
それとも、町をあげてのお祭りかな。

 



ゴールラインは、お祭り気分満載。

 



そのまんま、水の中に飛び込みたい気分ですけど。

 



原っぱでくつろぐ面々。緑が深いです。

 



冷え冷え、切りたてのスイカをいただく。

 



終わりよければ、すべてよし。ごちそうさま。

 

たーさん
いつまでも 続いていいのに このコース

 

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