いざ、深谷ビッグタートルへ
2月24日(日)は、埼玉県深谷市の仙元山公園を会場とするふかやシティハーフマラソンです。
お隣県でもあり、車でゆくと1時間半ほどの距離。
ということで、本日は車で出発です。
早朝の車中は、レースにむけてモチベーションアップの場です。
いかにココロザシを高めて、会場になだれこめるか。
それがレースの結果にもむすびついてゆきます。
こよいの選曲は、テレサテン。
窓に西日が、あたる部屋は〜♪
って、朝から「つぐな」ってる場合じゃないんですが、今浴びているのは西日じゃなくて朝日なんですが、と、つっこみ満載の車中。
けだるい演歌で、もり上がってゆけるのか。
つぎに流れてくるのは「別れの予感」なんだけど。
だ、だいじょうぶか、自分。
スタートは、マイウエイ
レース規模は、比較的、こじんまりとしています。
くわえて、前半のコースは、比較的みち幅もひろくて走りやすい。
ということで、スタート前は、最後尾の方でくつろいでいます。
ばらけた雰囲気のなかで、すこしカラダを動かしておく。
号砲とともに動きだした集団は、まずはゆったりペース。
ふつうに走る最近のハーフマラソンは、だんだんとパターンができてきました。
15キロまでは、余裕をのこして走る。
あとの6キロは、力を出しきってゴール、となるように走る。
以上。
そのため、「自分の感覚」がペースになります。
腕時計はもちますが、それは、あとでデータをパソコンにおとすのが主目的になってきました。
あまりペースタイムに振りまわされない。
はい、タイム通りに走れないわたくしの、妥協と苦肉の作戦です。
コースは、3区分
ふかやのコースは、おおまかに3つにイメージしています。
スタートしてのち、西へ西へと、ほぼ一直線にすすむ直進路。
最後は広大なけやき通りがさわやか。
大体6キロくらいまでですが、これが前半部。
そこを南におれると、つぎは上越・北陸新幹線高架をくぐりながら一路南へと向かう中間部。
ここは4キロくらいかな。
さらに左におれると、あとは曲がり角がふえてきて、景色がクルクルとかわってゆく後半部。
ここが一番長くなりますが、均等にわけるのが目的じゃなくて、気持ちの切り替え地点、という意味です。
全体をとおして広がっているのは、平らな大地。
まこと、高低差の少ないコース設定になっています。
そのなかに、深谷ネギ畑をはじめとした畑作地帯がひろがり、家畜小屋があり、とのどかな光景が楽しめます。
そして、ゴールに待つは、ふっかちゃん。
しかも、あたたかなポカポカ陽気。
自分ペースで変わっていったこと
気持ちよく走る。
少し余裕を残しながら走る。
こういうペース設定にしてから、レースの走りが変わってきました。
足もとは、今日も天気がよいので、ハダシにワラジです。
いわゆる「ウス底シューズ」系。
この足もとで、どうしたら気持ちよく走れるか。
バンバン走らない(痛くなるもんね)。
グイグイスピードをあげない(苦しくなるもんね)。
足をあげない(疲れるもんね)。
腕もグイグイふらない(やはり疲れるもんね)。
うーん、力強さは、ありません。
いいんだ、いいんだ、自分が気持ちよく走れれば。
このレースでは、5キロごとのラップを計測していただけます。
わたしのような中高年ランナーの記録なんて、参考にはなりませんが、気持ちよく走りきれたな、と思えた結果です。
5キロまで:25分25秒
10キロまで:25分00秒
15キロまで:24分43秒
20キロまで:24分41秒
ゴールまで:5分20秒
合計:1時間45分09秒(ネットタイム)
平均速度:4分57秒/km
平均歩数:184歩/分
平均歩幅:108cm
いまの腕時計の計測値って、いろいろ出てきておもしろいです。
ちなみに、ふだんひとりで走っているこの時期の休みの朝の22キロコースだと、平均速度6分半、平均歩数175歩、平均歩幅95cmほどですから、レースとなるとかわるんですね。
雰囲気の力。
ボロいワラジで走ったら、後半、左のハナオがばらけはじめちゃいました。
ふっかちゃん王国、でも
ゴールに飛びこんで、最初に目の前にそびえるのは、巨大な「ふっかちゃん」です。
どんだけ、でっかいのが好きなんや。
ま、気分はもり上がりますけどね。
そのままゾロゾロと総合会場にもどると、「煮ぼうとう」無料配布テントがドンと並んでいます。
選手には、深谷ネギがどっさりのった、ほっかほっかの煮ぼうとうが無料でいただけます。
走って、汗を流したあとは、カラダにしみこむようで、汁までおいしい。
さらには、ふっかちゃんグッツコーナー。
いったい、どんだけのふっかちゃんをつくれば、気がすむんですか。
まさに、ふっかちゃん一色。
おいおい、ここはマラソン会場なんですよ。
しかも、深谷じゃないですか。
マラソンのパンフレットには、おおきくNHK大河ドラマ「いだてん」の広告を1ページをつかって載せてるじゃないですか。
ふーん、NHKも広告出すんだ。
主役の足もとは、そう地下タビ。
深谷市よ、なぜここに注目しない?
地下タビコーナー、って発想はなかったんですか。
地下タビの産地でしょ。
「いだてん」もいいけど「陸王」の地元でしょ。
地下タビの良さを、広めましょうよ。
(地下タビの本家は、行田ですが、北埼玉一体構想で、こう表現させていただきました。跳んでけ北埼玉、あしからず)。
わたくし、走ったのはワラジでしたが、家からここまでは地下タビです。
そして、ふだんは地下タビで走っているんです。
それを支えている、深谷じゃないですか、頼みますよ。
たしかに世は厚底シューズブーム、前傾クッション入りシューズブームかもしれません。
でも、自分の足ウラ感覚をたよりに走る、こんな中高年ランナーもまだいるんでっせ。
地下タビ、ワラジコーナーがマラソン会場に出現してきたとき、時代はかわる。
走りが、かわる。
かわる、かわるって。
うす底の シューズ世に出し かわるラン
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