テスト大会
長野県のまん中に位置する、風光明媚な信州一おおきい諏訪湖。
じつは、この湖畔に立ったことはありませんでした。
諏訪大社の御柱祭り。
諏訪湖の大花火大会。
名物のわかざぎ。
名前は知っていても、わきを走る中央道から見下ろしたことがあるだけ。
諏訪湖は、1周が16キロ。
そこを、ぐるりと囲むように、ジョギングコースが整備されているそうです。
完成は、2年後の2024年を予定されているそうです。
そこが完成されたあかつきには、正式にマラソン大会を立ちあげるぞ。
その準備段階として、今年と来年に、テスト大会をしてみよう。
というのだそうです。
それが、今回参加の、マラソン大会です。
ですので、文字通りのテスト大会。
そこに、ビビッときました。
なにせ、永年人生テスト期間中の、このわたくしです。
ぜひ、参加させていただきたい。
とはいえ、参加者総数が100名をこえない場合は、開催を見送るとか。
でも、無事に100名をこえたそうです。
というくらいの、こじんまりとした大会の始まり。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070923-1024x768.jpg)
雲におおわれ、風も立っていましたが、諏訪湖です。
スタートの決意
大会会場は、「諏訪湖ヨットハーバー特設会場」です。
諏訪湖の、ヨットハーバー。
有明のハーバーみたいな、魅力的な名前です。
150キロ、2時間をかけて車で着いた会場は、たしかにヨットハーバー。
海なし県住民は、湖でも、興奮してしまいます。
なにしろ、今年はまだ、海を見ていない。
そのヨットハーバー内の大会会場は。
ポツン。
じつに質素なテント。
大都会の万単位のランナーが走る大会とは、次元の清さがちがいます。
個人的には、こっちに軍配。
マラソンメニューは、2つが用意されています。
諏訪湖1周、16キロコース。
諏訪湖2周、32キロコース。
旅情をたのしみたいなら、ゆっくり1周コースもあり。
今回のわたくしは、秋からのマラソンシーズンをみすえて、2周コースを選びました。
決意があります。
スタートから、ガンガンに攻めるぞ。
力つきるまで、力をぬかない。
力つきたら、そのとき考える。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070921-1024x768.jpg)
ヨットが停留中、湖の広さを感じさせます。
出遅れ
マラソンレースは、午前10時から、順次はじまります。
間隔をあけて、一人ずつのスタート。
用意ドン。
スタートの号砲を、駐車場の車の中で、聞きます。
じつはまだ、用意ができていない。
湖やーい。
ボートやーい。
波しぶきやーい。
つい浮かれて、周囲をウロウロしすぎでした。
どこが、最初から「ガンガン」ゆくぞ、だ。
いそいで、ワラジにはきかえます。
ワラジは、足の甲や足首に、ヒモをぐるぐる巻きつけます。
そのぶん、はくのに時間がかかります。
さあ、いざスタートだ。
といって駆けつけたスタート地点は、ワビ・サビ感がただよっています。
エントリーリストをみると、2周コースの同志は、総勢35名です。
この全員が来ていることはないでしょう。
あとから知りましたが、参加は30名だったようです。
マラソン大会というより、学級の長距離大会みたいな規模です。
そうすると、気をつけることは、迷子にならないことか。
だって、前方ランナーを見失う可能性大だもん。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070928-1024x768.jpg)
渋滞のないスタートラインは、ヒトより旗の方がおおい。
フワフワロード
諏訪湖ランニングコースは、じつに柔らか。
ゴム感というか、ラバー感がハンパない。
ワラジとの相性は、抜群です。
しかも、自転車道路とわけられているので、人のみ。
いえ、何匹か、犬がいたな。
よし、スタートはガンガンだ。
ガンガンゆけてるぞ。
という状況に酔いましたが、ガンガンはアタマの中だけのようです。
カラダは、なかなかついてこない。
カラダは、どうやらガチョーンです。
はい、それまでよ。
なかなか、現実はきびしい。
そんな気持ちをいやしてくれるのは、やはり湖畔の光景です。
優雅に舞う、太極拳の集団。
そして、湖の定番、白鳥の遊覧船。
エイドは、16キロのコースの中で、1カ所のみ。
スタートから6キロ地点で、お一人様ペットボトル水1本。
2周ランするランナーには、2周目も1本。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070929-1024x768.jpg)
いきなりのロードは、クッション性ゆたかなジョギングロード。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070932-1024x768.jpg)
フワフワ、モコモコ、なんて気持ちがいいんだ。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070930-1024x768.jpg)
ゆっくり太極拳をながめる、ゆっくりランナー。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070931-1024x768.jpg)
湖の定番といえば、白鳥じゃないでしょうか。
旅ラン
16キロのコース上で、エイドは一カ所で、ペットボトル水1本。
なので、ほかに必要と思えるものは、各自持参です。
わたくしは、リュックの装備。
少しの水分。
おかし。
飛脚玉。
なんとなく、旅行みたいな雰囲気です。
副食は、300円まで、みたいな。
もちろん、コース上には、水飲み場や自販機もありました。
道をはさめば、商店もあります。
何もなくても、お金さえ持っていれば、何とかはなります。
コースの半分をゆくと、おおきなダムみたいな水門。
近づいてみると、かの天竜川の流れ出しのようです。
そうか、ここから天竜川が始まるのか。
そこから改めて湖をみると、スタート地点ははるか彼方。
奥行きを感じます。
そして、ま新しいジョギングロード。
スピードはあがらなくても、気持ちはたかぶります。
けっこうなルンルン気分で、諏訪湖1周目を通過。
正式タイムは、1時間25分08秒でした。
さあ、2周目にむかうぞ。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070934-1024x768.jpg)
エイドは、ゼッケンを確認して、ペットボトル1本配給。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070937-1024x768.jpg)
おおきな水門がみえてきました、「釜口水門」だそうです。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070939-1024x768.jpg)
水門をくぐると、天竜川がはじまっていました。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070940-1024x768.jpg)
振り返ってみると、あらためて諏訪湖の広さに感動です。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070941-1024x768.jpg)
高原の秋が、たしかに封を切られています。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2022/10/P1070942-1024x768.jpg)
ふだんは草むらも走るわたくしには、じつに、気持ちのいいロードです。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/11/76f3e759415ad1690bfae003ac05144c-e1542443258483.jpg)
諏訪湖みて フワフワロードで 爆走だ
↓ よろしければ、清き1票をお願いします(1日ワンクリック有効)
![にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ](https://b.blogmura.com/sports/marathon/88_31.gif)