レース心得
レースに参加する以上、イッショケンメに走る。
めざすは、栄光のゴール。
その1秒を、けずり出せ。
力いっぱい走るランナーを、神サマはちゃんと見ていてくれます。
努力は、裏切らない。
なにしろ、マラソンに「運」はない。
力どおりの結果になるだけ。
まちがっても、力以上の結果は出ません。
というような「レース」になれてしまった方。
小布施見にマラソンは、レース観がかわってしまいます。
「足を引っぱる」というと、語弊がありそうです。
でも、足を引っぱろうとしていませんか、主催者のみなさま。
いえ、悪い意味じゃありませんので。
なにしろ、はやく走れない工夫が満載。
そのうちの3つの手の内を、紹介させていただきます。
シューズ円陣からして、レースじゃない、これから水遊びですか。
その1、音楽
コース沿道で、音楽による元気づけ。
こういうのは、しばしばみられます。
いうなれば、音楽による応援団。
走る背中を、おしてくれます。
ここ小布施コースにも、こういう楽団が登場します。
ハーフという21キロの距離に、22組の楽団。
21キロに、22組です。
ヘタをすると、となりの楽隊と音が重なりあわないかという心配までしてしまいます。
もちろん、かかる楽曲は、古今東西。
とにかく、「わたしたちの趣味を見てね」スタイルです。
小布施見にマラソン。
「見に」の意味は、楽隊を「見に」きてね、という意味だったか。
めいめいが、自分流スタイルを、つらぬいています。
いうなれば、自分達の音楽発表会。
(個人的感想)
ですから、逆にこれが、いい味をだしています。
しんみり、レースとは関係ないかんね、というのもアリです。
こじんまりしているだけに、目が合うと、立ち止まらなくては。
せっかくの演奏です、キリがいいところまで。
なんて義理立てていると、ぜんぜん、すすめません。
そして、たぶん、全てを堪能できませんでした。
オカリナは、静かに聞くと郷愁が響いてきます。
声だけで演奏、というアカペラ演奏も、味があります。
ラッパ仲間、いい味をだしています。
完全に自分の世界に浸っての名演奏。
太鼓の響きは、走りのリズムにのって、元気づけられます。
河原に響くオカリナ、というのも味わい深かったです。
注目すべきは、後方のバイオリン楽団です。月光仮面のテーマをかなでていました。
演奏というより、慰問でしょうか。ノリノリパワー全開で、気を送っています。
納屋の前の、おばちゃん風(失礼)のハワイアンにはまいりました、小布施キリがない。
オヂサンになると、どうしても弦をはじきたくなるんです。
そうそう、このリズムで走るんですよ、小布施とホノルルは。
はっきり申して、笛を吹きつづける肺活量はランナー以上、おそれいります。
たぶん、このあとは、みんなで打ち上げなんでしょうね、チューハイ1杯。
気力を絞りだせ、前をゆくランナーは、みんなテレコン走っていますが。
暑い中にあって、高原の風がふきぬけている空間。
ドンドン、ドンドン、やはり走りましょうね、歩かずに。
最後の音楽エイドは、たったひとりのオヂサンバンド、つい長居しちゃいました。いい味だしてます。
その2、冷たいもの
あついシーズンの、ハーフマラソンです。
健康対策の目玉は、熱中症対策でしょう。
それを心配されてか、エイドの数も、ハンパではありません。
ぜんぶで、16ヶ所あります。
これが、公式エイドの数です。
ここに企業や個人の、私設エイドが加わってきています。
直線コースに立つと、次のエイドの旗が見えます。
そのなかで、目玉は、やはり熱中症対策。
袋にいれた氷まで、配布しています。
といっても、いちばん効率的なのは、オナカの中から冷やすこと。
胃袋から、保冷作戦。
そう、「アイス」系の出品が、次から次へ。
アイスをエイドで食べられるレース。
もちろん、アイスは、静かにたべたい。
走りながら味わうもんじゃありません。
(個人的感想)
しかも、エイドの主人公は、チョー若者です。
小学生、中学生が、威勢よく声をかけてくれます。
これで元気がでない、なんてことありません。
アップルジェラート、だとか。意味、よくわかりませんがおいしい。
とうぜん、みなさま、立ち止まってモグモグ。
ひんやり、フルーツクレープというのだそうです。
意味はよくわかりませんが、パインとマンゴーのミックスアイス、うまい。
冷たいものだけではどうも、というランナー向けに、お茶コーナーもあります。
さあさあ、すきなアイスを選んでねって、まよってしまいます。
うーん、あつくなったカラダにジーンとしみるう。
よおく冷えたマロンワッフル、ってカタカナ菓子が多すぎです。
ゼリーも、こうに凍らして提供していただけると、別の食感が。
仕上げのゴール会場には、冷えたマスカットゼリー、さすが小布施よ。
その3、仮装
夏のレースのキモは、暑さ対策。
なにしろアイスまで出動されているんですから。
というのに、暑苦しい格好の仮装ランナーの面々。
常識、というものを疑ってしまいます。
ひごろ、どんなウップンがたまっているのでしょうか。
ヘンタ○趣味、というしかありません。
(個人的感想)
もちろん、フツーのランナーの割合の方が多い大会です。
フツーの格好で、なんら恥ずかしくはありません。
こういうヒトたち。
いったい何をしに来ているのでしょうか。
ま、あまり近づかないでおきます。
写真だけにしておきます。
いいんです、きょうはワタシが主役。
うーん、意味することがわかりませんでしたが。
最近テレビでお見かけしませんでしが、こんなところを旅してたんですね。
小布施にきたら、栗です、こういう構造をしています、ただおいしそうに見えない。
風が強かったら、たぶんゴールまでたどり着けなかったかも。
マヨネーズ娘さんたちと。
そういえば、小布施見にマラソンは女性化率がチョー高い。
たぶん大阪弁を話されていたような。
レースのことは、考えてはいませんわよ、だって日焼けがこまりますもの。
仮装をすると、なぜかテンションが10倍以上にアップしちゃうようです。
バカといわれて、その気になったあ。
レース途中でも、気が合えば、パチリ、そしてアイスを片手にニコニコ。
ゴールしてからも、パチリ。
結論
小布施見にマラソンは、お祭りです。
自己記録の更新だ、なんて野望は、たぶん困難です。
お祭りの楽しみといったら、何をあげましょうか。
花火。
金魚すくい。
焼きまんじゅう(ローカルすぎ)。
それぞれ、たのしみは、さまざま。
そういうおたのしみを各種とりそろえていますからね的な大会です。
ですから、楽しんだもん勝ち。
記録は、いいです。
(個人的感想)
最後は、本日のバッドショット、お化け屋敷の肝試しコンビで幕、ということで、閲覧注意。
わっしょいと お祭りたのしむ 小布施ラン
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