くまがや地獄の夏マラソン2022、こういうバカンス

夏のバカンス

 

盛夏です。
夏のたのしみといったら、バカンス
どんなイメージを、おもちでしょうか。

わたくしの場合、ダンゼン、天地真理恋する夏の日』です。
テニスコート。
高原。
木陰の風。

ただし、自分からは、その中に飛びこんだ経験はありません。
たぶん、センスの問題。
あるいは、人間性の問題。

避暑地軽井沢のとなり町にすむ身として、バブル時の軽井沢も知っています。
たくさんの、テニスコート。
飛びはねる白いウエアが、キラキラとまぶしい若者集団。

それを、横目で、見るだけ。
あんなに振りまわすラケットを、クワに持ちかえたら、日本農業の姿が変わるはず。
いやはや、ひねた青春時代。

でもそれは、古い時代の記憶。
せめて、これからは、老いのバカンスをたのしもうじゃないか。

リメンバー、中高年の『恋する夏の日』。
リメンバー、最後の青春時代。

で、やってきたのが「くまがや地獄の夏マラソン」って。
何の因果か。

 



こんな立派な競技場が、スタート・ゴール地点です。

 



アップする場所は、きちんとエアコンまできいています。

 

暑い町、くまがや

 

くまもん」が、くまがやのキャラ、と勘違いする方がいるようです。
冷静にかんがえれば、それは、無理です。
こんな暑い町で、くまもん衣装は、着てられません。
扇風機をつけても、たぶん、アウト。

くまがや、グンマー、ギフが、日本暑い町比べをしているのは、有名な事実。
そういう、くまがやで、盛夏のマラソン大会。

ですから「地獄の」とつけたくなく気持ちは、十分に共感できます。
暑い場所で、暑くなることをする。
それは、屋上のビアガーデンで、盛夏の焼肉大会と同じです。
ちがうか。

くまがやは、関東平野の真ん中にも位置する、だだっ広い平原地帯です。
そんなくまがやに、熊谷スポーツ文化公園があります。

公園」と名前がついていますが、規模的には、もはや「」みたいです。
とにかく、広い。
そして、自然環境。
ヘビも、住んでいます。
その中に、いろんな競技施設が点在しています。

その一角をつかっての、マラソン大会。
メニューは、多彩です。

1,5キロ、3キロ、5キロ、10キロ、ハーフ、30キロ、フルが選べます。
ハーフ、30キロ、フルでは、お仲間をつのって、駅伝チームでの参加も可能です。

おもしろいのは、ペア部門もあること。
2人で走りたい。
同じ苗字の2人なら、いいです(何が)。
違う苗字の、男女ペアって、いったいどんな関係なの?
うーん、ワイドショーじゃないんだってば。

わたしは、つい、ふらふらとフルの部に挑戦。
午前9時スタート。
(実際には、約15分遅れてスタート)。

笑っちゃうのは、10キロの部でしょうか。
スタートは、午後1時ですから。
あつ。

 

 



あつい季節は、やはり、これがいいです。

 



さあさあ、いよいよフルの部のスタートが始まります、男性ばかり。

 

立派すぎる環境

 

名前が名前なんで、マイナーな大会じゃないのか。
それが、チョウ立派な陸上競技施設が、スタート・ゴール地点です。
大選手の気分を、ちょっぴり味わえます。

そして、スタート前の注意事項の説明。

コロナが増えてきている今、救急車をよんでも、きてはくれません。
1時間できてくれたら、ラッキーと考えてください。
しかし、きても次は搬送先病院は、まず見つからないでしょう。
だから、くれぐれも自重してね。
ごもっともです。

ひじょうに説得力のある注意喚起です。
それを見こしてか、救命救急士、看護師は4名を待機。
主催者は、マジメです。

しかし、こんな時期のこんな距離に挑戦したがるランナーには、常識ありません。
フルの部の、参加者名簿をみて、にが笑い。
男性が、108名エントリー。
かたや、女性は3名。
まるで、国会並です。

ここに女性の賢明さをうかがい知ることができます。
そこが、長生きのコツなのかもしれません。

その中で、特筆すべきは、中学生Mくん1名が参加。
ふつう、まだフルは走らないよね。
しかも、こんな暑い中。

注目したくなりました。

 



花とランナー、といえるほど、まだまだ余裕。

 



だんだんと、ジリジリとした陽射しが差してきて、くまがやらしくなってきました。

 



コースは、走りやすいです。

 



シャワーコーナーが、3ヶ所あって、水をかけてくれます。

 

地獄で仏

 

大会のスタートは、フルと、ハーフの部門から。
フルの駅伝グループを先頭に、順次、時差スタートです。

じつは、この日、天気予報がはずれてくれました。
日中は、体温を超える気温に。
場合によっては、39℃から40℃。
そんな予報が、数日前まで流されていました。
なので、少し、ウキウキ気分でいました。

ところが、レース当日の朝起きでビックリ。
曇っていて、ときおりミスト、いえ霧雨
なんか、涼しくないかな。

天は、われを見捨てず、ってところでしょうか。
そんな涼しさも、スタートしてから5キロくらいまででしょうか。
やがて雲がパッかりと割れると、青空太陽が顔をだしてきました。

コースは、公園内にもうけられて1周3,014キロをぐるぐると14周する形式です。
何周したのか、なんて覚えられないので、うでに13本のゴムバンド
1周ごとに、1本をとってゆく方式です。

もう、最初から、スピードはだせません。
このところ、こんな走りしかできていませんでしたし。
ただ、目標は、あくまで時間内完走です。
制限時間は、6時間。

 



13本の輪ゴムは、いがいと手に重い。

 



この自然感が、なごみます、たぶんマムシじゃないでしょうし。

 

地獄をたのしむ

 

同じところを14周もグルグルなんて、アホみたいだね。
そうーゆう発想はいけません。

3キロの道のりは、いがいと多彩です。
そもそも、そんなこといったら、トラック走の長距離ランナーに失礼です(苦笑)。

何周もしないうちから、タッタカ、後ろからはやいランナーが追い抜いてゆきます。
うーん、異次元。
もう、周回遅れです。

そのひとり、たぶん中学生が、すごい勢いで走りぬけてゆきます。
背格好は、どうみても、中学生です。
やせて、小柄で、華奢ですが、筋肉は躍動。
すえ恐ろしい走りです。
結局、その子には、何周抜かれたのかな。

そして、駅伝タスキをつけたランナーも、はやい。
全力疾走。
駅伝チームの中には、おそろいのTシャツで参加しているところがあります。
たのしそう。
ガンバル、というモチベーションが、おそらく段違い。
いつもひとりで走る身としては、うらやましさを感じます。

と、いろんな走りを見ながらのランは、周回コースならでは。
人の走りをみて、わが走りなんか、もう、どーでもいいです。

だんだんと、暑さに、バテはじめてきました。
ようやく、半分
(つづく)

 



1周したら、このボックスに、ウデのゴムバンドを1本投入。

 



ずいぶんと、ゴムバンドもたまってきました。

 



ウデのゴムバンドも半分になって、ようやく半分、ハーフ。

 

たーさん
バカンスを くまがやでとる 恋する夏の日

 

↓ よろしければ、清き1票をお願いします(1日ワンクリック有効)
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ