ロケットマラソン東京2023、どこへ飛ぶ?

土地勘なし

 

はじめての参加のロケットマラソン東京大会(2023年10月1日)。

はじめてで、いちばんの悩みは、会場までの行き方です。
不思議と、都心がわかりにくい。
田舎モンの宿命、なんでしょうか。

とくに地下鉄の乗り継ぎなんてでてくると、フリーズ状態。
また、そういう大会にかぎって、会場案内図がシンプルなんです。

苦労しており立った田園都市線、二子新地駅。
ここから、会場までの地図が、また略しすぎです。

さっそく駅前でウロウロしながら、たぶん諏訪町の中に入けばいいのかな。
諏訪町の運動場みたいだし。
住宅街の道を、あっち、こっち。

しかし進めども、運動場らしき気配がみえません。
いっそ、多摩川沿いの土手の上にでてしまおうか。
そこでようやく会場らしき雰囲気の場所を発見。

駅を出たら、多摩川河川敷まで、まっすぐに進んでください。
河川敷にでたら、下流にむかって数百メートルゆけば会場です。
こういう説明があったら、3分の1の時間でたどり着けました。

 



ようやくみつけたロケットマラソン会場、やれやれ。

 

ペースメーカー集団

 

ロケットマラソンというくらいだから、会場には巨大なロケットが。
と考えるのは、単純すぎますか。
ふつうの、草地の上に、こじんまりとした会場です。

ただし会場をもり上げるアナウンスの声が元気ハツラツ感をかもしています。
このハツラツ声は、結局、1日つづきます。

秋のマラソンシーズンも開幕。
ロケットのように、とび出そう。
そういうコンセプト、と聞いています。

それだけじゃありません。
両手を頭の上にのばして、ロケットポーズ
これが、必修科目です。

いったい、何回のロケットポーズをとることになるんでしょうか。
わたしの場合、たぶん、20回くらいしました。
ノビノビして、気持ちはいいんですが。

おどろいたのは、会場にいるペースメーカーの多彩さ、多さです。
3時間組から、30分きざみに用意されています。
最後は、完走ランナー用まで。
フルマラソン制限時間は、7時間です。

わたしは、一応、4時間半目標の集団の最後につきました。
この集団にいるランナーは、30人ほどです。
学校の1クラス、といった雰囲気です。
その先頭には、ペーサーさんが4名。

後ろをふり返ると、5時間組の集団もほぼ同規模。

 



スタート前、先頭はサブスリー目標軍団から、といって緊張感あまりなし。黄色がペーサー。

 



今回は、このくらいの中に入れるかを目標としよう。

 

ロケット点火

 

例のロケットポーズのあと、レースのスタートです。
集団の先頭は、4人のペースメーカーが並んでいます。

空気は、ヒンヤリ。
ときおり川風が吹きぬけ、空は明るい曇り空。
走るにには、言い訳のきかない気象条件です。

ゆっくり、ゆっくりのスタート。
ロケット点火といっても、全開噴射じゃありません。
フルですから、先も長い。

コースは、スタート地点を出て、多摩川下流へ約3キロ半ほどくだります。
そこでUターンして、スタート地点まで、もどってきます。
1往復が、7キロちょいなんだそうです。

下って帰って、7キロちょい。
3往復で、ハーフマラソン距離。
6往復で、フルマラソンの距離になるようです。

くだりはじめて、2キロくらい。
カラダもあたたまってきました。

4時間半でフルを走りきるのは、どのくらいのペースなんでしょうか。
がっつりまとまった、4時間半目標集団。
なにしろ、集団の先頭は、4人のペーサーが並んでをつくっています。

ここに着いてゆきさえすればいい。
ふーん。

便利です。
便利ですが、他人のペースではなかなか走れません、わたくしの場合。
それに、そういう記録や走り方を目指してきたわけではありませんから。

自分のペースでいいじゃないか。
自分の走りでいいじゃないか。
たとえ、それでコケても。
こういう発想が、進化をさまたげるとしても。

いまは気持ちがいいんだから、それに従おう。
ペーサーさんを追い抜いちゃいました。

そして気がついたのですが、コースの8割くらいが砂地です。
ゴツゴツの砂利がしきつめられていませんので、快適です。
砂地とワラジは、相性が抜群にいい。

 



ロケットポーズをとって(とらされて)、いよいよスタートです。

 



いきなり砂地のコースとなって、おどろきました。

 

 



砂地とワラジは、相性が抜群によろしい、好記録が期待できます?

 

ルンルン一転

 

最後まで、気持ちよく走りきる。
これが本日のフルマラソンのテーマです。

ひさしく、まっとうな距離を走っていません。
ここで一度、キッチリとフルの感触を手に入れよう。

気持ちのよさで、判断してゆこう。
時間は、あまり重要じゃない。
あとからふり返ると、それはキロ6分くらいでした。

最初のペースを、できれば34キロ地点までもたせたい。
34キロまでゆけば、あとはウイークデーの朝ラン距離。
何とかしてみせる。

ところが、ハーフをまわったころから、重力がアップしてきました。
カラダが重い。

どこから重くなってきたかな。
それをさぐるのも、今回のテーマです。
脚から、はじまったようです。

同時に、スピードがあきらかに低下してきました。
2段、3段ロケットの点火がうまくゆかない、そんな感じです。
なんとかいいペースは、ハーフまで、が今の自分のようです。

 

 



3キロ半をくだった先にあるUターン場所。静かです。

 

 



もう一方のUターン場所は、ゴール地点にもなるので、はなやか。

 



のどかだなあ、道幅も広いし、コースとしては最高です。

 



単純な景色、の中で集中力をどれだけ維持できるか、むつかしいか。

 

不思議

 

会場をもりあげているアナウンサーさんは、終始テンションが落ちません。
レースがはじまれば、会場で待機、ではありません。

ランナーを追いかけて、コース上を行きつもどりつ、マイクをむけます。
ここまでされて、ランナーも素通りできません。
その都度、ロケットポーズ。

4周目のスタート地点にもどったときです。
いつものロケットポーズ
その瞬間、背中からフクラハギにかけて、ピキッ。
いやはやの老化現象です。

走っているあいだに、カラダの後面がかたくなっていたようです。
新しい発見。
そこがかたくなるのか。
うー、イテテ。
歩幅が、半分になりました。

以降、ゆっくり、ゆっくり。
力が入ると、本格的につりそう。
いつの間にか、4時間半ペーサーさんたちに抜かれてゆきます。

しかし最後の最後のUターン。
残り3.5キロに入ると、ハリ感がうすれてゆきます。

すでに体力はヘロヘロです。
といって、力尽きているわけでもありません。
中途半端な、不完全燃焼状態

よし、あとは倒れるまで走りこもう。
フウフウ、全力疾走でコールラインまでかけ抜けました。
結果は、4時間31分。

学びのおおい走りができました。
でも学びが生かされないてないよ、という現実がありますけど。

 



いよいよゴールコースに入れる距離を経てきました。

 



ゴール後にふり返ると、つづくランナーさんいないし、ちょいとさみしい。

 



ホコリだらけの足になりましたが、走りやすい道でした。

 

たーさん
打ち上げる ことが大切 その先は別

 

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