越後謙信きき酒マラソン2022、クライマックス

レース中断?

 

坂道をてくてくとのぼりつめてゆくと、誘導係のスタッフが。
さあ、「こちらが最終エイドになりますよ」

ひろい敷地のむこうに、巨大なバラック風の建物。
一帯には、なんとも焼肉のかぐわしい香りが充満。
そして、建物の上からは、煙がモクモク。

この建物ひとつ全体が、エイドステーション。
入り口には、行列ができています。

エイドです、まずは飲み物
そして、これは有料ですか、1杯500円。
とりあえず、1杯いただきます、オトナの炭酸飲料。
有料なので、追加も、再追加も自由です。
この有料飲み物は、「」と書かれています。

つづいて、ジュルジュルに焼いているバーベキュー
そうです、ここはバーベキューガーデンです。
炭火に焼かれて、厚切りの肉がはじけています。
これは、エイドなので無料です。

お肉と、飲み物を手にして、とりあえずテーブル席へ。
まずは、飲み物でノドをうるおわせます。
「うまかー」
そしてアツアツのお肉をほおばる。
「もう、幸せ」

まわりを見回すと、どのランナーも幸せに輝いています。
このために走ってきたんだもん?
飲み物は、自販機もあって、さらにイロイロ選べます。

 



この一棟全体が、エイドになっていました。

 



何て書いてあるのかな?

 



サーバーが2台ならぶエイドステーションよ。

 



命のお水。

 



つづいて、ジュワジュワと威勢のいい音と香りのコーナーへ。

 



わしわしと、テーブルへ移動。

 



お飲み物は、ほかにも選べます。

 



幸せそうな、ランナーの面々。ここはエイドですが。

 

興味

 

われわれ、下々のランナーにして、この待遇です。
となると、有料選民さまは、いったいどんなご接待が待っているのか。
つい、気になります。

チャンピオン様御一行は、串刺しのステーキ牛ではありませんでした。
ステーキが、用意されます。

そしてレジェンド様席では。
なんと、しゃぶしゃぶ鍋が用意されてるじゃありませんか。
もちろん、生もプラ容器じゃなくて、グラスです。
くわえて、素敵にワインもならんでいます。

失礼ながら、声をかけさせていただく。
「肉が多すぎて、たべきれないです」
うーん、こんなセリフをはいてみたい。

ひとつ、きになることがあります。
ここは、「最終エイド」だということです。
まだ、レースは終わっていません。
ゴール後の打ち上げ会場じゃありませんから。

これは、主催者側の知恵でもあるんでしょうか。
ここがゴールなら、それこそ収集がつかなくなりそう。

ゴールまで、あと2キロほど。
「いま何時ですか」
「2寺半を回っちゃったね」
「そろそろ出ないと」
「いや、もうちょっと」
そうです、レースのシメは、午後3時です。

まだ、レースの途中です(本当ですか?)。



チャンピオン席は、ステーキのご用意が。

 



とくれば、レジェンド様は、シャブシャブセットのお出迎え。

 

疲れはどこへやら

 

思い腰をあげる、というのはこういうことです。
バーベキュー会場をあとにすると、背部から太陽の光が影をつくっています。

もう、まともに走っているランナーなんかいません。
フラついているランナーもいます。

レース後半、こういうランナーには熱中症の心配もしてしまいます。
ここじゃ、「アイツ、酔っぱらってるじゃん」。

ゴール地点を誘導するスタッフ。
手には「あと3キロちょっと」と書かれたカードが。

「えっ、まだそんなにあるの?」
「そうじゃないですか、よくわからないけど」
このレース、距離表示からして、まったく酔っぱらっています。
あと3キロもあったら、完全に3時にはアウトです。

家々がふえてきました。
ちびっ子にかこまれてしまい、ボクはもう満足。
しばらく、いっしょに走ってくれました。
こういう子たちを守ってゆきたいですね。
今の世は、その逆の道をいっていますから。

 



さすがに、走っているランナーはいないのかなあ。

 



ううっ、ついコースをうつす手も、フラフラしていたようです。

 



しばらくは、ちびっ子がいっしょに走ってくれました。

 

大会会場の上越市埋蔵文化財センターがみえてきました。
もうすぐ、制限時間の午後3時がせまっています。

そして、感動のゴール。
ゴールですが、ゴールラインがない。
ない代わりに、まっているのは「のれん」です。
そう、のれんをくぐるとレースの終了。

もちろん「のれん」です。
くぐった先に待つものがあります。

ふつう、制限時間もせまると、レース会場はさみしさがつのります。
先についたランナーは、着々と帰宅に向かうからです。

ところが、ここは例外的です。
その人数と勢いが、ますます増える一方。

だって、ゴールラインが「のれん」ですもんね。
のれんをくぐれば待つもの。
それは「いらっしゃい」です。

まずは、レース後の水分補給。
では、ありませんよね。
手渡されたのは、きき酒マラソン特製の清酒の瓶1本。
ふつう、ゴールの1本は、水かポカリでしょ?

そして、大なべには、アツアツの「スキー汁」が。
くわえて、おにぎり1個、さすがコメどころ。
小腹をみたせば、さあて、お待ちかねのミッションがひかえています。

 



さあて、いよいよのゴールラインは「のれん」でした。

 



 

のれんの向こうに待つものは、パラダイスです。

 



アツアツのスキー汁というんだそうです。

 



のれんをくぐっていただいた3点セット、スキー汁、おにぎり、大会特製清酒1本。

 

きき酒大会に突入

 

長いテント。
その下には、長いテーブル。
その上には、清酒のビンがずらりと並んでいます。

きき酒大会
その数、越後の名酒15種類です。

手酌で、まずは1杯目。
手酌ですから、つぐ量は自由です。
わからなければ、何杯でも、制限はありません。

うーん、うまい。
水のようなノドゴシでいながら、すいーっと吸い込まれる感触。
でも、まだ1杯目。

すいません、さすがに15種類の制覇はできませんでした。
応募も、飲みきれないので、自主規制。
これがあるんだもの、レースが終わったからといって帰るランナーはいません。
ますます増える一方。
会場は、よっぱらいの大騒ぎ。

制限時間だって、午後3時まで、なんていっておきながらずっと向かい入れています。
そもそも、タイム測定もしていないんだし。

やがて陽が傾いてきて、閉会式大抽選会
わたくしごとですが、今回、「仮装大賞」2位をいただきました。
ファイテンの首にまくナンカを商品としていただきました。
ご利益があるんでしょうか。
第1位は、スナフキンさん、道中けっこういっしょでした。

賞品の数と種類は、なんとも多彩。
いちばん大きなが気になっていましたが、カブトみたいなものとか。
それが当たったのは、いちばん遠くからきたランナーへ、と。
どうだ、こんなの持って帰れるか。
なかなか、主催者のエスプリというか、品のなさよ。

何から何まで、笑わせていただきました。
うちから3つの電車を乗りついできたカイがありました。

 



さあて、きき酒大会のスタートです、すでに盛り上がっていますが。

 



ただし、15種類の越後の名酒がひかえています、レースより険しい。

 



気に入ったら、そのまま購入もできます。

 



日本酒にあう、おつまみも、ある。

 



残念、15銘柄の挑戦は、途中で挫折となってしまいました、こんなに飲めない。

 



ちなみにチャンピオン席。

 



酔っぱらい同士、すぐに仲良しに。

 



格調高いレジェンド様は、シャブシャブ席から、まだ帰れていなそう。

 



最後は、大景品大会で盛り上がる。

 



わたくしは、仮装大賞2位で、こういうのをいただきました。

 



そして妙高高原ビールで、有終の美をかざりました。

 

たーさん
完走の のれんをくぐって パラダイス

 

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