越後謙信きき酒マラソン、中盤戦

春日山城本丸

 

高度をかせいでゆきます。
これは、とっても心地よい。
かつて、上杉謙信公も、ここを登っていたと思うと。

木々が切れると、越後の町の視界がパッとひろがります。
さあ、いよいよ山のテッペンだ。
春日山城の本丸の跡地。

いまは建物はなく、平らな空間。
ここに立つと、北方には日本海が見渡せます。
冬とはちがう、静かにすんだ海。
そういえば、今年はじめて見る海です(海なし県在住)。

お殿様になった気分満載です。
いえもとい、お姫様になった気分です。
軟体動物応援団のみなさまも、一足はやくここに来て声援をおくってくださいます。
ヨガの先生です。

すると、いちだんと賑やかな声援が。
レジェンド様のひとりがご到着のようです。
さすが、どこにいっても、大歓迎。

 



春日山城本丸からは、とおく日本海もながめられます。

 



本丸を征服して、記念に1枚。

 



レジェンド様のおなりい。

 

チャーハンならず

 

本丸を制覇すると、ころげおちるように急峻な斜面をくだってゆきます。
おりきれば、民家のならぶ舗装道路。
そして、ジワジワとのぼりはじめます。

なんでも、この先には正善寺ダムが待ちかまえているのだとか。
つぎの目標地点です。

やがて豊かな水をたたえたダム湖と、そのわきの広場へ。
ダムをかこんで、紅葉が見事です。
広場にはテントがならんで、5番目のエイドです。

エイドです。
エイドなんだから、さっさと通過させてください。
ところが「4人集まるまで待ってね」。

4人のランナーが集まったところで、「絵あわせゲーム」の始まり。
これで1番をとったランナーにだけ、特製チャーハンがいただけるのだとか。
負けたら、スープだけです。
はい、わたくし、ゲームは苦手です。
案の定、スープだけ。

賄賂は通用しないのか?

 



スカートだと、ちょいと降りにくいわ。

 



静かな、だれもいないダム湖の晩秋。

 



ここは、エイドなんだよね、なのにアヤシイ雰囲気が。

 



勝たねば、チャーハンにありつけないという、誰の発想じゃい。

 



いきなり、絵合わせゲームの開始。全部で、3種類のゲームが展開中、お正月ですか?

 

ソバならず

 

正善寺ダムから、スカートをヒラヒラ3キロあまり。
にぎやかな太鼓と笛の響きが聞こえてきました。

次のエイドは、正善寺工房という広場らしい。
そして、そこでは地元のお祭りもやっているらしい。

おもいがけず、たくさんの人でにぎわっていました。
お店もならんでいます。
獅子舞のような踊りも、偶然、見ることができました。

さて、肝心のエイドはどこじゃ。
工房といわれていたから、奥の建物かもしれない。

中に入ると、おそばが振るまわれていました。
1杯300円。
でも、レース前に、300円のお祭り券をいただいています。
それを、とりだす。

ところが、ここでも、思いがけない出来事が。
「すいません、おそば、売り切れてしまいました」
おそばは、一般の人もたのしまます。
美味しくて人気だったようで、直前にソウルドアウト。

ヘナヘナ。
でもここでへこたれるワタクシではありません。
交渉です。
「すいません、そば湯だけでもいただけませんか?」
「それなら、いいですよ」
そば湯に、そばつゆ、ネギをいただき、フーフー。
しょっぱさが、おいしい。

あとからつづくランナーたちにも、人気だったようです。
お金もとられませんでした。

ところで、正善寺ってお寺は、どこにあるんでしょうか。

 



にぎやかなお囃子が歓迎してくれている、お祭り会場兼エイド。

 



いっしょに、踊らせてはもらえませんか?

 



そば打ち会場、のようですが、残念ながら売り切れ。

 



交渉の末に、タダでいただいたアッツアツのそば湯、これも美味です。

 



食べ物もいろいろありました。

 

幽玄の世界へ

 

お祭り広場をぬけると、ふたたび山道へ。
ノソリ、ノソリとすすみます。

ちょっとさみしいな、と感じる場所に7番目のエイド。
このあたりで、Uターンするようです。
そう、このレース、Uターンつっても、かなり適当。
折り返し点コーンなんて、ありません。

でも旦那、この先にいい神社があるんでっせ。
どこでUターンしてもいいんですが、なかなかそうはさせません。
わけ入ってゆくと、こじんまりとはしていますが、見事なが。
岸壁には、お不動様が彫られています。
滝寺不動というのだそうです。

レースでなければ、まず出会えない場所です。
昼間でも、ひとりで来るのはちょっとこわいかも。
なかなかに、ふところの深い場所ですね、この一帯は。

一応は、山を走るトレランに分類されるレースでしょうか。
ただ単なる山道あります、じゃない。
いたるところで、歴史と生活に触れることができます。
もっともっと、勉強したくなりました。

こういうトレイル、大好きです。
さて、のこすエイドもあとひとつ。
いがいに時間がかかっています。
余裕でゴールまで帰れる、という皮算用は破茶滅茶になっています。
でも、そのぶん、密な時間が流れています。



そうそう、レース中なんです、忘れるところでした。

 



おイモだったか、フワフワしておいしゅうございました。

 



もうUターンしたっていいんだろうけど、奥が気になります。

 



素敵な滝と、岩にほられた不動明王。

たーさん
ゆく先々 レースを忘れ 遊び道

 

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