茨城100kウルトラマラソン2022、折り返しまで

ROKKO漢検

 

20キロ地点の北浦荘エイドを出発。
あとは、ひたすら南にむかい、息栖神社をめざします。
息栖神社が、59キロ地点。
そこで無事折り返せれば、あとはフルマラソン1本分です。

ところで、です。
本大会の正式名称は「茨城100kウルトラマラソンin鹿行」といいます。
鹿行と書いて、「ろっこう」と読む。

むつかしいです。
とうぜん、ちゃんと読めませんでした。
うん、ろっこう?
ろっこうおろし?
なぜ茨城で、阪神タイガース、フレー、フレー、フレー?

ここ北浦湖は、5つの「市」がとりかこんでいます。
いくつ、読めますか?

行方市
鉾田市
潮来市
神栖市
鹿島市

わたしは、鹿島アンとラースの「かしま」しか読めませんでした。
正解率20点。
順に、「なめがた」「ほこた」「いたこ」「かみす」「かしま」です。

その中の、鹿島の「鹿」と、行方の「行」をとって「鹿行」と呼ぶのだそうです。
しかもこれも「ろっこう」。
どこまで、むつかしんじゃ。
そして次の大目標地点の「息栖」神社が「いきす」神社。
ヤバいほどの学のなさが、白日のもとにあらわれちゃっています。

 



風当たりの強い岸部は、海みたいな護岸があります。

 



流れ込む川に沿って、ぐっと内部に入りこむ場所もあります。

 

 



野鳥も、たくさんくつろいでいます。

 

エイドの個性

 

北浦をかこう5つの市をまわって走る。
といって、走りながら、市の境界線を意識することはありません。
なんとなく、標識がかわったな、くらいで気づくだけです。

では、ないんですね。
エイドの個性が、市ごとに、強烈にでてきます。

みなさん、地元の特産品やオイシイものに、絶対的な自信をおもちになってらっしゃいます。
生方市から、鉾田市に入ってのエイド。
そこでは、さかんにメロンパンをすすめられました。

「うまいから、ぜひ食べてって」
「メロンパンが有名なんですか?」
「だって、メロンの特産市だよ、うまいに決まってるよ」

こんな調子で、その場所の特産が、ドーだと迫ってきます。
(もうすこし茨城弁ですが、そこは略)
自信をもって、おしてくる。
いただかないわけには、ゆかないでしょう。

「ああ、おいしいですね」
ここからはじまる、名品解説やいわれのウンチク
ひさしく、こんなにお菓子類をいただいたことはありませんでした。

そうです、名産品は、えてして糖質のかたまり。
ま、走っている最中ですから、気にしません。

すすめられて、いただきます。

 

風がなぐ

 

ロッコー地域は、のまち。
そう聞いています。
じっさい、朝から、ときおりゴオッと風が吹きぬけてゆきます。
周囲に、さえぎるものはありませんし。

ところが、その風がつづきません。
いっとき空気がガバッと動いたあと、ピタリと止まる。
徐々に、無風の時間がふえているのを感じます。

気温が、滅茶苦茶あがるよ。
そういう予報がでていました。
じっさい、前日は、初夏を思わせるような陽気になっていました。

ところが、うすい雲がおおってきて、日差しをさえぎっています。
むしろ、肌さむい。

風がない。
気温もあがらない。
走るには、文句のつけよがない陽気となっています。
これはつまり、気候での言い訳がきかない、ということです。
実力通り、とほほ。

湖畔の陸側には、レンコン畑が広がってきました。
ときおり、レンコン堀り作業の手をやすめて、声かけくださる方がいます。
ありがとうございます。

 



レンコン掘りの作業も、大変そうですが、応援をいただきました。

 

はよこい、はよこい

 

34キロ、白浜ウォーキングセンターエイドに到着。
マラソンのノボリが連なり、巨大な陣地の雰囲気です。
盛大な、おもてなし。

いいじゃん、いける、いける。
早くはないけど、疲労感もない。
フルマラソンの距離をこえても、テクテク、ペースはそう変わりません。

このあたりまでくると、前後のランナーは、まばらです。
なにせ、100キロの距離に、370名のランナーが散らばっているだけです。

エイドの方も、手持ちブタさになるのでしょう。
次に入ってくるランナーを、待ちかまえるようにもなってきます。
ときには、コースにまででています。
さらには「はよこい」ポーズまで、しています。
とても、素通りできる雰囲気はありません。

49キロは、しっとりとした庭園風の延方公園エイド。
「去年、ワラジではしってた人だよね」
いきなり、声をかけられます。
「写真をとっていいですか?」

アイドルじゃ、ないんですけど。
たのしい会話。
元気も、いただけます。
チョピリ、離れるのが、名残惜しくなります。
いやいや、感傷にふけってばかりもいられません。

 



このノボリの数に、元気をいただきます。

 



ランニング中は、のむヨーグルトがおいしい。

 



さあ、フルマラソンの距離をこえてきました、これからが本番。

 



にぎやかな、あたたかなおもてなしに感謝。

 



心のこもった手作りオニギリですが、まだオナカがすきません、メロンパンいただいたし。

 



南にすすむにつれて、鉄塔が目につくようになります。

 



ここも、さっと読めない地名、下は湖かと思ったら、川だとさ。

 



エイドは、まこといこいの場所です。

 

そろそろ変化が

 

50キロ地点をこえます。
10時40分、スタートしてから、5時間40分です。
アレレ、6時間もたってません。
早すぎです、これじゃ、12時間を切ってゴールしちゃいます。

な、わけないでしょ。
50キロが中間点なんて、だれがいいましたか。
スタート時の元気さは、さすがに、もうない。

まずは、前半部のヤマ場、息栖神社をめざします。
それでも、ペースは、快調にきざみつづけ、ません
だんだんと、スピードが落ちてきたのを感じます。

でも、これでいいんです。
どんなに遅くなろうとも、歩かない
そう、平地では、決して歩かない。
散歩中のオバさんに抜かれたとしても、走りの感覚はもちつづける。
ずっと、そうしてきました。

ついに、息栖神社の第一の鳥居まで到着、59キロ。
ここで、Uターンです。

ここで、コースを外れて陸に入ってゆくと、神社本殿があるそうです。
せっかくここまで来たのですから、ぜひ本殿まで。
そう、決めていました。
が、疲れが、その行動をジャマします。
もう少し、余裕ができたら、お参りしたいな。

今回も、入り口で、手をあわせるだけでした。
祈、完走。
あとは、ゴールをめざして、方向転換となります。
あとフルマラソン1本分。

 



この先に、Uターンの神社がひかえています。

 



ついにたどりつきました息栖神社の第一の鳥居、やれやれ。

 



いつか、本殿へのお参りもしてみたいな。ここで手をあわせる。

 

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