ギックリ腰、その顛末

第2病日のつづき

 

昨晩発症の動けなくなってしまった痛みを「10」とします。
それがつづいた、第2病日、土曜日の朝も9くらい。

芍薬甘草湯葛根湯合同チームが、カラダの中に浸透。
みるみる和らいででゆく筋チャンたち。
いいぞ、いいぞ。
痛みは「」へ引き下げ。

これなら、腰も伸ばせます。
歩けます。
さいわい、土曜日、半ドン。

よし、仕事にはゆける。
歩けるなら、歩ける範囲で動いてみる。
ぼくの基本。

じっさい、仕事には支障をきたしませんでした。
むしろ、働いていることで、痛みはまた引いたかな。

そして、仕事を終えた午後。
今こそ、行動をおこすチャンスだ。

そう、合わなかったイスとサヨナラをしよう。
モノにカラダを合わせようと、無理しちゃいけません。
そんな応用のきくお年ではありません。

いざ、カラダにフィットするイスを求めん。

 



 

 

ウオーク・ショッピング

 

お散歩は、好きです。
ふだんは、家のまわり。

ひとはいませんが、自然の宝庫。
季節により、コースにより、山、川、畑、田んぼ、耕作放棄地、何でもあります。

一方で、広いお店も好きです。
ホームセンター。
家具屋さん。

となり町の、軽井沢アウトレットなんか、めちゃ広いです。
グルリするだけで、数キロを歩いている。

最近は、家にこもっての、ネット・ショッピングが盛んのようです。
かつては、ウインドウ・ショッピング。
でも、わたしは、だんぜん、ウオーク・ショッピング派。

で、そこで仕入れた情報を、アタマにめぐらせます。
いいイスを、手に入れたい。
どこにゆくべきだろう。

家具屋さん、ホームセンター。

ああ、そうだ、アソコがあった。
高崎に、すてきな文具専門店があります。
そこに隣接して、中古事務用品専門店があったじゃないか。

たしか、すてきなイスが、たくさん並べられていたはず。

 



 

 

出会いが、テンションアップ

 

さっそく、車を走らせてみます。
あるある。

中古といっても、メーカーの型落ち品が中心です。
いうなれば、事務用品のアウトレット

たとえば、1万円のイス。
ふつうのお店の、最新のピカピカイス。
5年7年前の、5万円だったのが値引きされたイス。
どっちの性能がいいでしょうか。

それは、すわってみれば、ハッキリします。
実際に、10万円を超えるイスが、型落ちだけで、2割です。
2割引きではなくて、定価の2割。
そして、その実力。

腐ってもタイ。
じゃなくて、型落ちしても高級品。

ということで、自腹ですが、すてきなイスを見つけました。
そのうれしさが加わり、腰の痛みは、いよいよ10からへ。

単純です。

 



 

 

第3病日の、お調子悲劇

 

ギックリ腰3日目、日曜日の朝。
たしかに、腰痛は10から2までに、下がっています。

ただし、違和感はしっかりと残っています。
今日の朝ランは、休もう。
ふつうでしたら、何も考えずに、22キロコースでしたが。

かわりに、午前中は、かるく畑仕事。
草が、元気になっています。

そこに、思いもしなかった注文が、舞い込みます。
「作ってもらいたいものがある」と。

ま、木工工作作業です。
設計図を書いて確認。
とりあえず、木材の調達に出かけました。

そして午後は、大工さん仕事となりました。
板に線を引き、ノコギリでギコギコ。
はい、手動です。
ビスで組み立て。
約2時間、なかなか見事な仕上がりとなりました。

ふう、ひと息ついて、ひと休み。
のところで、ふたたび腰がピキーン。
うわ。

踏ん張っての、ノコギリ作業がまだ早かったのでしょうか。

ふり出しに戻る。
ほぼ発症時に近い激痛の再来。
うーん、もう、はやく寝ちゃうに限る。

 



 

 

第4病日以降

 

あけて、第4病日、月曜日の朝。
ふつうに、立てません。
ふつうに、歩けません。

ふたたび、芍薬甘草湯プラス葛根湯のお世話になります。

すると、ふたたびスルスル、と楽になってゆく快感。
念のため、もう1回分を持参しての、ご出勤。

しかし、この日はダイジョーブでした。
ふつうに仕事になる。
ま、この場合、仕事の中身までは問わないでください。
追加の漢方は必要ありませんでした。

そして、第5、第6病日。
違和感は残るものの、痛み自体はほぼ消失。
まったくなくなったわけではなくて、10から1になったかな。

ただし、朝は走らず、30分ほどのお散歩。
てくてく、自然に歩けます。

やってきた第7病日、はや1週間目。
久しぶりに、朝ランに挑戦です。

うん、ふつうかな。
ウイークデイの、いつもの8キロコースを1周。
いつもの感じでゴール、たぶん。

ああ、ひと区切りかな。
どこが痛かったか、というのさえ、わからなくなってきました。
恐るべき、短期記憶力の低下。

にしても、わが人生初の、ギックリ腰ウイークでした。
ホントに、痛いんですね。

いろんな要因の合体として、カラダが知らせてくれた手紙
ギックリ腰。
イスがあわなかった、だけではないはず。
たまった疲れ、加齢、その他さまざま。
立ち止まって、考えなおすいいキッカケをいただきました。

少し、ペースを落としてみます。

そして、あらためて漢方の力に脱帽でした。
これは、もっと勉強して活用しないと、もったいない。

 



 

たーさん
ギックリ腰 忘れぬうちに お勉強

 

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