ギックリ腰、初体験記

きた、きた、きたあ

 

イテテテ。
動けない。
突然にきた激痛

場所は、たぶん、左腰部
ピンポイントでさせませんが、たぶん、そこが震源地。

4月2日の金曜日は、午前中から、なんとなくザワついていました。
腰まわりが、どうも、ギクシャク。

原因だか、要因は、うすうす感じていました。
いわゆる、伏線というやつです。
あわないイス。

新しい職場で、あてがわれたイス。
立派です。
背もたれが、アタマまで。
いわゆる、社長イス、といいたくなるような贅沢なつくり。

ところが、座り心地は、ぼくには合っていませんでした。
腰全体、というより、背中全体が、まるく包まれるような感覚。

うーん。
育ちの差、とでもいうのでしょうか。
どうも、贅沢品は、身にあわない。
違和感をもちつづけて、8ヶ月。

 



 

発症1日目

 

以後、ときどき、腰に違和感をもつようになっていました。
それまで、腰痛とは、無縁でいた身です。

この日も、午後になって、腰の重さを感じていました。
のばしても、どうもしっくりこない。

そして、いまの職場が歩かないのです。
ヘタをすると、坐りっぱなし。

そして帰宅、夕食です。
違和感はあるものの、ふつうにいただけます。
疲れがたまっているのかな。

夕食後、コタツに横になって、1時間ほどダラダラと読書。
さて、おフロに入ろうか。
コタツから、ぬけ出そうとした瞬間。

ここで、です。
ピキッ。
うう。

カラダが固まってしまいました。
はじめての経験。

動けないんですね、どうにも。
上体を起こせない。
かといって、そのまま横になるのも無理。
ダルマさんがころんだ。

 



イメージ的には、こんな感じ。

 

どこなら、動く?

 

かたまったまま、ないアタマを働かせます。
動けない。
でも、どこなら動くか。
動けない、といっても、全身麻痺ではないはずだから。

手は、にぎれる。
右手も、左手も。

ヒザは、うーん、右ヒザは、すこし立たせられる。
コタツの中だけどね。
左は、痛みで、力が入れられない。

と、確認しながら、動くところを動かしてゆく。
その応用に、出口を見いだしたい。
すると、右に向きを変えつつ、なんとか上体を起こすことに成功。

そして、腰を曲げたまま、時間をかけてコタツから脱出、そして立つ。
でも、腰を伸ばすことができない。

一気に、ホンマもんのオジーさんに変身。
志村けんになったなあ。

 



 

とりあえず、寝て忘れよう

 

痛くて、動けない。
これは、動くな、というカラダからの意見でしょう。
解決つかないのなら、寝ちゃおう。
うーん、安易な発想です。

そして、安易な結論です。
そのために、イテテテ、とわめきながら服をぬぎ、とりあえず湯船に。
浴槽ポッちゃんで、いくぶんか気分転換。

ただ、とてもカラダを洗う動作までは無理です。
そして、出ようとして、またもイテテテテ。
服は、ぬぐのも、着るのも一大事。
動作のひとつひとつが、苦行とでもいえますか。

とりあえず、それ以上考えないで、寝る。
悩んだら、寝てしまうにかぎる。
腰にシップをはってもらって、おやすみ。

寝ておきれば、悪夢から、さめてくれているはず。
あいかわらず、ノー天気すぎる発想です。

翌朝、やはり、夢ではありませんでした。
痛い。
フトンから出るまでに、何分を要したか。

腰を曲げたまま、ソロリそろりとトイレまで。
そこに腰かけるのさえ、ウエーん。

もちろん、朝の体操や徘徊どころではありません。
今年初の中止です。
なにしろ、家から出られない。

このまま、出勤もままならないか。
わがグータラ社会人生活。
これまで、病気欠勤だけはゼロだったけど。

 



 

発症2日目

 

これがギックリ腰というやつかもしれない。
ところで、ギックリ腰というのは、何なのしょうか。

腰まわりの筋肉群の突然の収縮
だから、痛い。
だから、伸ばせない。
精一杯の、わが知識です。

それが長びけば、筋の微小断裂化へとすすみます。
こむらがえりと、同じ発想。

ならば、ゆるむようにできば、少しは楽になるはず。
そして、少しは動きも可能になるはず。
たとえ、炎症は残るにしても。

筋チャンがゆるむお手伝いさんを呼ぼう。
わたしに思いつくのは、芍薬甘草湯葛根湯です。

お湯をわかして、湯飲み茶碗に半分ほど湯を満たします。
そこに、エキス剤の芍薬甘草湯2包と、葛根湯1包を投入。
スプンで、まぜまぜ。

ふわーんと、いい香りがただよいます。
フーフーいいながら、味わう。
口の中でころばして、ゆっくりとノドを通してゆく。
おいしい。
よし。

おいしい漢方は、カラダが喜んでくれている証拠です。
喜びは、感覚の変化をよんできたみたいです。
じんわりと、腰まわりが軽くなってきた気分。

ゆっくりと腰をのばしてみる。
イタタタタ、でものびてくる。
ふつうに立てる。
そして、歩ける。

これなら、なんとか車も運転できそう。
ご出勤も可能かな。
昨晩、そして今の痛みを10とすると、くらいになってくれている。

この急激な変化。

ピタッ、という変化ではありません。
でも、スウッ、という変化をもたらしてくれています。
早すぎないか。

改めまして、漢方に感謝。
(つづく)

 



 

たーさん
ホントウに あるんだね ギックリ腰

 

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