前日泊
2020年12月19日(土曜日)。
午前の仕事を終えると、地元のモノノケ駅から新幹線に乗り込みます。
北陸新幹線、東海道新幹線と、乗り継ぐ。
どちらも、申し訳ないほどのガラガラ列車。
乗ってしまえば、旅行気分。
暮れなのに、テッペンまで雪のない富士山。
熱海駅周辺で、チラ見した海。
(ことし初めて見た海です)。
静岡駅から島田までは、東海道線。
はじめて降りたった島田駅は、すっかり夜のとばり。
ちょっとわびさびのきいた、キラキラ、イルミテーション。
もう、「節電」は過去のものなのかな。
強風がピープー。
北風小僧の寒太郎がやってきそうです。
静岡は、日本のフロリダって聞いたことがありますが。
さあて、久しぶりのホテル泊。
とはいえ、こんなご時世です。
スーパーで買い物をすませ、ホテルで個食。
はやばやと、休んじゃいましょう。
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おーーい、だーーれも、いません。
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島田駅前のイルミテーション。北風が、痛い。
いざ、会場へ出陣
だいたい、コッチの方角だろうな。
ホテルを出て、約20分ほど歩くと、河原の雰囲気が出現。
遠くから拡声器の声が、耳に届いてきます。
土手をのぼると、広い河川敷に陸上トラックが出現。
そして、風にあおられたテント。
本日のマラソン大会本部のようです。
今日は、W寒波でまちがいないな。
Wとは、ペアの意味です。
低温、そして強風。
スタート時の会場は、3℃でした。
でも、氷のはるところから出てきたのだしな。
遠くの煙突の煙が、ずっと横になびいています。
でも、からっ風の本家から出てきたのだしな。
じっさいに、ふだんの地元での朝ラン時は、ホッペが切れそうな寒さです。
むかしは、本当に切れちゃう事故もありました。
それを「かまいたち」といっていました。
いまは、聞きませんが。
なに、単に寒いだけじゃん。
つい、強がりたくなってしまいます。
でも、寒い。
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会場の光景より、向こうの煙突の煙の流れが気になります。
コスチュームに迷う
ふつうに走りにきました。
仮装は、考えていません。
要は、この寒波の中、どのくらいの格好がいいか、という問題です。
まずは、下です。
いちおう、ワークマン靴下も持参しています。
タビ型。
うーむ。
このとき、東京駅での乗り換え時の光景が思いうかびました。
ナマ足にみえた、ミニのおねえさん。
おお、がんばってるな。
それに負けてたまるか。
って、どこで勝負をつけようと考えてるんですか。
走れば、あたたまります。
よおし、今日も、ハダシにワラジでゆこう。
あとは上です。
半そでに、アームウオーマーを用意してきました。
そこに容赦なく差しこんでくる寒風。
こっちは、年相応にゆこう。
薄手のフリースをさらに着込みました。
さあて、準備万端。
午前9時から、小グループごとに時差スタートの開始です。
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さあ、いよいよスタートラインに並ぶぞ。
スタートダッシュ
スタートラインを越えると、タカタッタ。
まわりも速いが、ぼくのピッチもはやい。
なぜかというと、冷えきってしまったから。
冷えたカラダに、ゆっくりジョグでは、あたたまりません。
どうしたって、オーバーペース気味になってしまいます。
砂のトラックをぬけると、大井川の河川敷東側コースへ出てゆきます。
広い。
人の通りもない(寒すぎですから)。
ここを5キロ上流にむかい、Uターンして再びトラックにもどります。
それで、10キロメートル。
これを4周して、40キロ。
最後に、1キロちょい走って、Uターンでフルの距離となります。
ここが、越すに越されぬ大井川、といわれたところなのか。
江戸の川渡しなどの情景が、重なってきます。
どのあたりを、渡っていったのかな。
いまは、そのはるか上を、何本もの立派な橋がかかっていますが。
まこと広い川原です。
そのすぐ脇を走るコースです。
ということは、風をさえぎるものがないということ。
西側から東へ、ときおり突風がふきぬけてゆきます。
でもアップダウンはないし、解放感はバツグンです。
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スタート直後のトラック。最初から、時差出発、間隔開け。
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河川敷コースに出ると、もう自由奔放。
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どこまでいっても、開放感。
給水所は、シンプル
ご親切に、給水所は2,5キロおきに、設けられています。
1周10キロコースですから、4ヶ所もあります。
しかも感染予防の観点から、小さなペットボトルだけ。
水とポカリ。
食べものは、一切ありません。
じつにシンプルです。
シンプルすぎて、立ち止まって水を注いでもらったり、モグモグおしゃべりタイムは、つくれません。
レースに専念せよ、ということですか。
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ちょっと、もったいない気もするけど、1回1本。
1周をまわって、だいたいの要領がつかめてきました。
給水所で、立ち止まらないから、ペースも一定。
1ヶ月前の堀切橋マラソンと、ほぼ同じペースです。
会場にもどったときだけ、スピーカーの声でにぎやか。
元気がもらえます。
そこから川沿いのコースに入ると、人もいない静寂空間。
行き交うランナーの足音や息遣いだけ。
空が青いなあ。
ぼんやりと走りを楽しみながらの2周目終了。
風だけは、あいかわらず冷たい。
(つづく)
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5kmを走ると、この合図でUターン。
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再び、スタート地点に近づいてきました、左手にトラックがあらわれます。
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