変身のススメ

変身の定義

 

日々のくらしは、平凡です。
といっても、ノホホンとすぎてゆくばかりではありません。

イライラすることもある。
クヨクヨしたくなることもある。
メソメソさせられることもある。
ドッシリ重荷をせおわされることもある。

ああ、だれか助けて。

といって、シュワッとウルトラマンが飛んできてはくれません。
仮面ライダー参上、っていうのも多分無理です。

だったら、自分で変身できないものか。
そうです、助けを待つだけじゃありません。
自分自身で「変身」しちゃおう。

そんなこと、無理に決まってるじゃん。
いえ、そう早まった結論をださないでください。

そもそも「変身」とは、どんなことをいうんでしょうか。
何事も、まず定義をはっきりさせてみる。
ものごとは、定義からはじまります。

 



 

これぞ、変身

 

変身を考えるとき、まず押さえておきたいところは「変身」とは何か。
定義をハッキリさせておきましょう。

変身とは、時間をまたいで、ちがう自分に移ること」とします。
はい、わたしなりの勝手な定義です。
すみません。

最初のポイントは、「時間をまたぐ」ということです。
さっきと、今をわける。
同時だったら、分身の術になってしまいます。
いっぺんに2人分。
具体例でいえば、パーマン1号とコピーロボット。
こういうのは、現実的には、不可能です。

そして「ちがう自分」です。
ちがうんだけど、中身は「自分」という連続性をもつ。
つまり、まるっきりの別人格になるわけじゃありません。
ジキル博士がハイド氏になっちゃうのは、この定義では変身とよびません。

変身で大事なことは、「ちがう自分」に気づける自分がいる、ということです。
ああ、ちょっと前の自分とはちがう。
だけど、自分は自分。
ですので、変装ともちがうんです。

代表例が、ウルトラマン。
そして仮面ライダー。
定義を、みたしていませんか。

 



 

ちがう自分へ

 

どうしたら、ちがう自分になれるでしょうか。

こう考えると、ピンときませんか。
走りがくらしの中に入っておられる方なら、わかってもらえませんか。

たとえば、朝のゆったりラン
冬のいまの季節なら、まだ日の出前。
ライトと反射板を身につけて、さむさも何するものぞ、外へでる。

最初は、小マタで、ゆっくりスタート。
だんだん呼吸にあわせて、小走りに。
まずは体幹があたたまってきます。

やがて足の先も、手の指もホンワカ。
同時に、ジンワリと汗ばみだすのがわかります。

わたしの場合は、仕事のある朝は、田舎道コース。
田んぼの間。
のぼり坂。
林にそった山道。

1周してくるころには、すっかりランモード。
ああ、いい気分。

あれ、走る前と、ちがう自分になっている。
おお、「変身」してるじゃないか。

そうか、走ってくると変身した自分!

 



 

走れば、変身がついてくる

 

走れば、変身できるんですか?

だって、走りだす前の自分と、走り終えた自分は、ゼンゼンちがうんです。
そう感じませんか?

どんなふうに、変わっているか?

しいていうと、快感がカラダの中を、かけめぐってきている。
そういう変化が、カラダの中でおこっている。

解剖生理学的にいえば、かけめぐっているのは「血液」です。
でも、血液がグルグル高回転している、という感じじゃありません。
いつの間にか、呼吸もハアハア高速運動しています。
でも、呼吸の力が気分をかえているようにも思えません。

やはり、快感がぐるぐるめぐっている。

ともかく、気分はサイコー。
いい1周だったなあ。

走りだす前は、さむくて決心が必要でした。
暗がりのなかに飛びだすのは、気合が必要です。
でも、走りにでられて、本当によかった。

ああ、変身。
ちがう自分になっている。

 



 

変身、という走り

 

走り方、にはいろんなスタイルがあります。
目標、とおきかえてもかまいません。

記録をねらうための走り。
自分を追いこもうという走り。
ダイエットにつなげたいという思いの走り。
ノルマとしての走り?

いろんなスタイルがあっていい。
そして、自分のおかれた位置で、切りかえてゆく。
日々の変化のなかで、テーマをかえてゆく。

その中で、「変身」体験を味わう走り、もあっていいかな。
走るたび、新しい自分になっているなんて、最高。

ヘンシーン。
だから、やめられないのかも。

 



 

たーさん
走りおえ 変身とさけぶ 今日のスタート

 

↓ よろしければ、清き1票をお願いします(1日ワンクリック有効)
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
にほんブログ村