秘密の地図
1枚の地図との出会いが、人生を大きくかえてゆくことがあります。
海賊のあつめた財宝をかくした太平洋の「孤島の地図」を手にいれたジム・ホーキンズ少年たちが、大海原の航海へ旅立つ波乱万丈の物語は、スティーブンソンの 名作「宝島」です。
もちろん、宝物は、やすやすとは手にはいりません。
いくたの困難が、待ちかまえています。
いろんな失敗がおこってくる。
出会いと、別れがある。
ときに、宝物とはちがったものに気がつくこともある。
人生が、ある。
その扉をあけたのは、1枚の地図との出会いです。
![efb0b2833da558032c1f26937137f8be_m](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/08/2618344c.jpg)
走りの世界へ、旅立つ
走りはじめて、人生がかわった。
走りはじめて、カラダがかわった。
走りはじめて、考え方がかわった。
経験者がしばしば口にする「チェンジ体験」です。わたしも、そのひとり。
とはいえ、走りを忘れたくらしの中にいると、走りへの扉はいがいに重いものです。
なかなか、中に入れない。
入れても、どこに向かえばいいんだろう。迷い子。
ということで、1枚の地図を紹介させていただきます。
走りの世界へといざなう「走り島」への地図です。
これがあれば、荒波でも大丈夫です。いざ、出航。
![ad4d977e2502e767cee2618aa1733ac0_m](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/08/ce163ea7.jpg)
走りの地図、公開
さあ、地図の公開をします。
もったいぶりません。
単純です。
わたしのオツム構造、そのものです。
実にシンプル。
ほら、真理はシンプルなり、です。
そこには、文字でこう書かれています。
「自分なりの自然な走り方」で進め。
これだけです。
別の地図が、ほかにまだ6枚あって、すべての地図をあわせないと真の目的地にはたどりつけない、なんてことはいいません。ドラゴン・ボールではないんです。
この、ひとつだけです。
拍子抜けでしょうか。
でも、大丈夫です。
「自然さ」
これが、きちんと宝のありかまで、導いてくれます。
わたしも、ようやくわかってきたんです。
理由をのべさせていただきます。
![770ed7eb4daf06a2299bebb286e8a2f4_m](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/08/fd029ba4.jpg)
自然さは、「気持ちイイ」
自然な走りは、とっても気持ちイイです。
走っている最中での「感覚」です。
だって、自然な行為だから。
人は、本来、そういう能力を身につけているんですね。
小さかった頃を思い出してみてください。
自分のカラダの構造にあった動き、ということです。
あっているから、気持ちイイ。あっているから、自然。
逆に、不自然になればなるほど、無理が生じて苦しくなります。
走る行為は、苦行ではないんです。
自然な走りになっているかどうか。
これは自分の「感覚」で、判断できます。
そのためには、自分の「感覚」をとぎすます必要はありますが。
自分の「感覚」は、自分でしかわかりません。
自分の「感覚」を信じること。
走るのは、自分です。
自然さは、「サッパリ」する
自然な走りをしたあとは、とっても「サッパリ」します。
だって、自然なコトをしたわけですから。
走っている最中の「気持ちのヨサ」感覚を離れたら、「サッパリ」したあと味にひたってください。
不自然な走りだったら、走り終えたあとに感じるのは、キツイ、イタイ、疲れる。
自然な走りのあとは、充実感に満たされます。
あと味の充実感は、その後の時間をいきいきさせます。
朝に走ると、長い満たされた1日がはじまります。
夕に走ると、気持ちのいい眠りがさそいます。
すてきなあと味は、記憶にふかく結びついてゆきます。
すると、また走りたくなる。
習慣化、です。
![fea5574ddd9842ecc4685e2d1872bfa1_m](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/08/da4c99d6.jpg)
自然な走りへの地図
走っている最中の「感覚」。
走ったあとの「あと味」。
この2つが満たされるかどうか、が自然な走りの道を歩んでいるかどうか、の地図になってゆきます。
もちろん、走りの世界にも、さまざまな地図が用意されています。
苦しんで、それを乗りこえて、人よりはやく走って、記録をめざして、という世界の地図もあります。むしろ、こっちの地図の方が、売れていますか。
多分、主流派。
でも、わたしは、そういう地図は選びません。だって、そんな力も根性も、持ちあわせていませんし。
気持ちイイから、走っているんです。
あと味がサッパリするから、やめられないんです。
自然な走りを求める旅をつづけて、つくってきた地図が「飛脚走り」の世界です。
![b7588b02c86601d5c0c3526028415b12_m](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/08/7598fa8e.jpg)
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