勝田全国マラソン2023 、快晴スタート

再び、勝田だ

 

3年ぶりの開催となった、勝田全国マラソン
何しろ、大規模な大会です。
だって「全国」なんて名前がついています。
フロシキ広げすぎていませんか。

いやいや、いっそ「全世界」マラソンまでいってもいいかもしれません。
世界に、発信。
さらには「全宇宙」マラソンまで発展させましょう。
火星人にも、参加してもらいます。

わたくしは、この大会の救護ランナーとして参加させていただきました。
タイムは、きちんと計測していただきます。
ただし、不調のランナーさんがいたら、1次救護にあたる。

冬の大会です。
救護中は、たいがいが、しゃがんで動きません。
そのあいだに、カラダは冷えきります。
なので、いつもよりはアッタカイ格好でのぞみます。

スタート前には、救護スタッフ間で、打ち合わせ会があります。
遅れるわけにはまいりません。
それもあって、水戸で前泊します。
なぜ、勝田でなくて水戸なのか。

その理由は、水戸駅にある「川又書店」にあります。
この書店の品ぞろえは、なかなか個性的かつ豊富です。
わたくしの好きな本屋さん。

夕食のあと、つい入りびたってしまいます。
今回も、2時間ほどおじゃま。
しかも、車できているのがイケマせん。
少々、本を買いすぎても、車に運んじゃえば大丈夫。
でも、自制して7冊購入。

さて、レースの朝をむかえます。

 



勝田の朝は、水たまりの氷のキラキラ反射がお出迎え。

 

天からの光

 

さむい、さむい、さむい。
そんな声ばかりがとどく一週間でした。
じっさい、雪国の積雪量は、ハンパなさそうです。

ここ勝田マラソン会場も、わきには溶けきらないが残っています。
ところが、です。
日ざしが変わってきました。

勝田全国マラソン(フル)のスタート時間は、午前10時半です。
いがいと、ごゆっくり。
勝田のヒトは、朝寝坊さんなのか。
いえ、東京からゆったり日帰りができるための時間設定なのだとか。

3年ぶりのマラソン会場の空には、雲ひとつありません。
その中で、太陽がサンサンと輝いています。
ああ、あたたかい。
氷のはっている水たまりに、光がまぶしい。

足もとには、ワークマンのタビ型くつ下をはいてきました。
でも、それは不要のようです。
いつもの、ハダシにワラジで大丈夫そうです。
ただし、その上には、長いジャージズボンとしました。

さて、ランナーがスタートラインに集結です。
じつは、救護ランナーには、スタート位置指定がありません。
適当に、バラけて入る。
わたくしは、D組の最後につきました。

 



雪やコンコ、バカはよろこび庭かけめげる。今日はコレで走ります。

 



ランナーの整列。先頭は見えません。

 



うしろの方にも、たくさんのランナーたち。

 

いざ出陣

 

午前10時30分。
号砲はここまで届きませんが、同時に打ち上げ花火が炸裂します。
バンバンバン。
それでスタートを知ります。

まずは商店街の広くはない道を、流れにのってすすみます。
ここは、無理をしない。
すぐに大通りに、コースがかわります。
上下2車線、合計4車線の道路が、すべてランナーに開放です。
ここからは、ほぼ自由なペースですすめます。

本日のレースプランを考えてきました。
半分(ハーフ)までは、ユルリと自重しよう。
余力を残すなんて余裕はありませんが、せめてヨクはかくまい。

前半で、貯金をつくろう。
そういう人生設計、いやレース設計は、もはや無謀とさとりました。
後半、こと切れてしまうだけです。
せめて、半分走って、「さあハーフに出発」くらいの気力を残したい。

そうみると、周囲のランナーさん、みなはやいです。
どんどん、抜かされてゆきます。

でも、いいんです。
きょうは、あくまでマイペース走で。

 



まずは勝田の商店街を、さっさか走りはじめます。

 

コース図

 

勝田のコースは、2つにわかれます。
(救護用分類ですけど)

ひとつは、対面に車が走っているコース(コース1)。
もうひとつは、道全体がランナーに開放されているコース(コース2)。
もちろん、後者は、狭めの道です。

コース1の場合、イザとなれば、車で直行可能です。
救護者も救急車も、ただちに向かえます。

コース2の場合、やすやすと車が入りにくい。
そのため、コース2での救護応援が必要な場合は、まず自転車部隊などの初動が想定されています。

前半のコースは、ほとんどがコース1に相当する広い道幅。
しかも、高低差も少なく、見通しもよいです。

走りだして、カラダもあたたまってくると、これ幸いとスピードがだせる環境です。
そのうえ、風もない。
だから、みなさん、はやいのか。
あるいは、これがみなさんの実力というものか。
はてまた、わたくしが遅すぎるだけなのか。

走りやすい前半の勢いで、後半を突っ込む。
後半も同じペースで走りきれるランナーには、記録がねらいやすいのです。
アタマの使い方、体力の差が、きれいにでてしまうコース設計ともいえます。

しかし、実際は後半は、コース2が増えてきます。
平坦ではなくなる。
地形が複雑になる。
前半で力尽きると、苦しい。

42キロをグルリと周回するコースなので、広い地域にかかります。
そのため、コース上には、いくつもの学校の横を通ります。
これまでは、そういう小中学校前では、生徒さんの演奏も楽しめました。

ところが、今回は申し合わせがあったのでしょう。
演奏隊はすべて中止、となったようです。

 



やがて上下4車線を自由につかってよい広々ルートに突入。

 



冬晴れのなか、ランナーの列がつづきます。

 



5キロほどゆくと、ちょっとだけせまい道に入ります。

 



あとは広々と走って、東海村に突入してゆきます。

 

ポカポカ

 

午前10時半スタートですから、はやばやとお昼の鐘が聞こえてきます。
太陽が、真上。
日ざしが、ぬくいです。

まさに走るのに、格好の気象条件です。
なのでか、コース上で、ヘタっているランナーもおりません。
何人かのランナーに声をかけられますが、走りながらの会話だけ。

生徒の演奏会はありませんでしたが、沿道の私設エイドは活況です。
大きな規模から、個人の小さなお接待まで。
すべてに立ち止まってしまったら、それこそ前にすすみません。

公設エイドはシンプルですが、私設エイドが補い、不足するものはありません。
あたたかい人々。

町並みからはずれて、林というか広場の中。
やがて中間点です。
時計の設置はありませんが、自分の腕時計では1時間58分。

呼吸も疲れも、大ジョーブです。
うん、いける、いける。
と思いつつも、いけないことばっかじゃん。
マラソンは、まだまだココからです。
(つづく)

 



そろそろ、お昼時間。ここは12時になると、サイレンが鳴るようです。

 



このあたりから、私設エイドのご接待攻勢がはじまってゆきます、ありがたい。

 



雪がちょっと残ってはいても、日ざしはポカポカ感をかもしています。

 



そして中間点、なかなかのペースで通過できました。

 

たーさん
あたたか気候 勝田のひとの 気持ちから

 

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