『本棚が見たい』登場、趁文禄

突然のメール

 

「こんど、うかがっても、よろしいですか?」
本の雑誌』をご存知でしょうか。
そこの社長さんであり、発行人である浜本茂さんからの、突然のメール。

えっ、マジ?
東京から、わざわざ、コンなところまで?

『本の雑誌』の紹介をさせていただきます。
創刊は、かなり昔(紹介になってないか)。
最初は、隔月刊といいながらの、不定期刊雑誌でした。

椎名誠さん、目黒孝二さん、沢野ひとしさんなどがメンバー。
ぼくが最初に出会ったのが、大学生のとき、23号。
今はもうなくなってしまった、前橋の遊書館という書店です。

以後、ほぼ欠することなく、購読。

この雑誌に、何年か前から、巻頭カラーページが登場しました。
本棚が見たい』というテーマ。
最初に、特徴のある書店の紹介。
つぎに、個人の本棚のぞき。

ある日、浜本さんが「読者の本棚も見たい」と書かれました。
おもしろそうじゃん。
ちょっと、手を挙げてしまいました。

しかし、本当に来ていただけるなんて、考えてもいませんでした。
こんな、ど田舎まで。
ありがたき、『本の雑誌』



本当は関係ありませんが、完走メダル。

 



『本の雑誌』とのお付き合いは、長い。

 

つい、見栄っ張り根性が

 

本当に、来てもらえるんですか。
しかし、待てよ。
このままでは、ヤバイことになってしまう。

ぼくの6畳の部屋は、まだフツーです(と思っている)。
多少の乱雑さはあれど、恥ずかしいレベルではない。
ちゃんと、床もみえている(畳ですが)。

ところが、です。
そこにつづく、8畳の書庫
そう、じつは、そんな名の、ヒミツのかくれ家があるんです。

名前の通りでしたら、本がちゃんと並んでいる場です。
でも、現実は、まったくそうではありません。
本のたまり場。
場末の乱闘場

専門雑誌をふくめ、本の山がをおおいつくしています。
床が消えかかっています。
どのくらいか。
本を踏まないと、奥まで入ってゆけない。

おお、ふたたび「コンマリ」実行の場面じゃないか。
トキメキのランクを下げて、大処分の決行だ。

さいわい、地元スーパー駐車場わきに、古紙回収コーナーがあるし。
もはや、ブックオフの時間の余裕もありません。

大量移動。
1キロ1ポイントの還元ポイントがもらえます。
結局、200ポイント、200円券をゲットしました。

 



ちょっと足を踏み入れがたい惨状の書庫。

 

浜本さん、来訪

 

2020年11月8日の日曜日の午後。
本の雑誌発行人、みずからの運転で、ぼくの家までお越しいただきました。
助手席には、写真家の中村規さんが同乗。
中村さんは、スポーツ刈りの、さわやかスポーツマンでもあります。

さっそく現場検証
フムフム。
プロの視点で、ひととおり見て回ると、まずはひと休み。
コタツをかこんで、本談義。

そうそう、申しおくれました。
今日は、『本棚が見たい』コーナーの取材なんです。

しかし、なんで、こんな人間が取材を受ける?
じつは、「本の雑誌」自体が、本の雑誌といいながら、けっして王道をめざさない(と感じています)。
ですから、いろんなジャンルの本の話題に言及してゆきます。
ときに、日の当たらない分野本まで。

という、心の広さに、ひっかかってくれたのですか。

さすがに、本の雑誌の古参社長。
取材の入り方も、するどいです。
こちらは、たのしく話にのせられぱっなしです。

 



本は、床に積んではいけません。

 



夜鍋仕事で、せっせと整理。ここで「コンマリ」が役に立ちました。

 

いざ、本棚撮影

 

本日のメインイベント。
いよいよ、本棚の撮影にかかります。

プロの写真家の撮影は、慎重です。
カメラは必ず三脚で固定し、じっくりとアングルを調整してゆきます。

ゆっくりとした時間が、流れてゆきます。
あっ、ぼくも同席させていただきました。
3人で、おしゃべりしながら、撮影がすすみます。

小さな部屋の写真撮影。
だから、すぐに終わるだろうな。
ぜんぜん、そんなことは、ありませんでした。

こんなに、計算しながらすすめるものなのか。
たんねんな仕事ぶりに、プロ根性をみせていただきました。

ぼくは、アッサリと本を立てかけてしまいます。
全集であっても、順番通りじゃないのも、あります。
何冊かが離れていても、そう気になりません。

しかしなあ、サカサに入っているのもありました。
そういうのを、浜本さんは、するどく発見して、喜んでいます。
だって、図書館じゃないしね。

結局、3時間ほどの時間がかかりました。
長くはなりましたが、貴重な時間がいとおしかったです。
すばらしい体験を、させていただきました。

 



構図をまず考案中。ステップがあるみたいです。

 

ちょっと宣伝

 

登載雑誌は『本の雑誌』2021年1月新年号です。
通算451号。
明るい丑年の幕をあけたい、スタートダッシュ号。
1月号は、例年ベスト10をのせる特大号です。

ちょうど発売になっています。
いま、まさに書店に出ています。
本屋さんに立ち寄る機会がありましたら、探し出して、手にとってみてください。
巻頭カラーページの一角。
1月の書斎」というコーナーです。
4ページ半をつかって、わたくしの本棚があやしく登場。

ランナーの皆様には、あまりご縁はないジャンルかもしれません。
でも、たまには、関係ないじゃん、という世界がおもしろい。

いろんな新しい分野に、チャレンジしたいです。
いま、どんなチャレンジしているか、ですか?
それはです、「老いの世界」へのチャレンジです(苦笑)。
なにせ、初めてなもんで。

 



これが、『本の雑誌』1月号。書店で見かけたら、巻頭カラーページを。

 

たーさん
新年号 あやしく登場 あやしいだけ

 

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