飛脚走りが『秘伝』に昇格(笑)

あこがれの「秘伝」

 

いきなり「秘伝」と聞かれましても、ナンのこっちゃでしょう。
わかります、脈絡がない。

むかしを思いおこしてみてください。
忍者にあこがれていませんでしたか?
それとも、セーラームーンでしたか?
あるいは、ルパン3世

ヒトは、信じられない「何か」をもっています。
それを縦横無尽につかいこなす達人たち、英雄。
常識」ではかっていては、いけませんね。
だって、「常識」というのは、タイクツなヒトのつくった価値観でしかありませんから。
(個人的見解)

こども時代は、「常識」にしばられない自由さをもっていませんでしたか。

どうしたら、水の上を歩いて渡れるだろうか。
どうしたら、屋根から屋根へと、とび移れるだろうか。
どうしたら、水の中で身をひそめられるだるか。

それらの秘密のワザを習得したい。
秘伝にあこがれた時代。

 



 

オトナになっても

 

ところが、ヒトは大きくなるにつけ、「常識」に縛られるようになってゆきます。
自由な発想が、もてなくなってゆく。

でも、一部のヒトは、そういう「常識」に縛られない人生を歩んでいます。
そういうヒトが登場してくる雑誌として、月間『秘伝』誌があります。

ぶっちゃけいっちゃいますと、武道系の方が、おおく登場してきます。
武術系ですが、剣道とか柔道などの王道からは、たぶん距離をおいています。

古武術、とか。
そういう世界には、関心がありませんでしたか?
ぼく自身は、あこがれは持っていました。
ただし、自分からそういう世界に飛び込む、ということはありませんでした。

だって、軟弱さが「うり」なくらいです。
武術のスキルなんて、はなから、持てそうもありません。
訓練、つづかないですし。

いざとなったら、逃げる。
あるいは、身をひそめる。
こういう発想しかできません。

そういう世界の『秘伝』誌ですが、今月号に着目。
2022年7月号、6月14日発売、税込価格 1,000円です。
今月号のテーマは「古武術に学ぶ身体操作術」というもの。

そこの38ページに着目。
ワラジと飛脚走り」というテーマで、なんと、あやしいオッサン登場。
ま、自分でいうのも何ですが。
わたくしの素性まで、公開されてしまっています、アヤヤ。

しかし、なぜ、いかついオヂサンたちが登場する『秘伝』誌に?

 



表紙左下に「ワラジと飛脚走り」が(苦笑)

 

ひろう神

 

わたくし、いちおうランニングが趣味、といっています。
といって、はやいわけではありません。
といって、ランナーといって、良いんでしょうか。
なにしろ、ランニングシューズは、1足も持っていません。

ということで、正統派「ランニング業界」からは無縁です。
むかしは、ランニング雑誌も読みましたが、最近はとんとご無沙汰しています。

走りだって、マットウではない、と思われているようです。
マットウって何よ、と突っ込みたい気持ちもありますが。

ところが、そんなハズレ者に、月間『秘伝』編集部さまより、お声があったのです。
飛脚走り」の説明をしてください、と。
そして、現代人への効用についてもコメントを、と。

ホントですか。
たいへん光栄に感じて、受けさせていただきました。
すてる神あれば、ひろう神あり。

といって、ちょっとビビりもあります。
なにしろ、昔の武術者の格好をした達人サマたちが登場してくる雑誌なんですから。

わたくしにランニング雑誌は、似合いません。
それは、よくわかっています。
といって、それ以上に、こういう世界に出ていっていいものかどうか。
いや、案ずるより「秘伝」を紹介できればいいんでしょうか。

 



 

何でも、秘伝

 

本来、「秘する」ものが花です。
なんとことを、世阿弥先生は、おっしゃられていませんでしたか。

自分のなかに、秘するもの。
それは、自分の中にしかないものです。
しかも見つけようとしないかぎり、見つかることはまずありません。
だって、秘するものなんですから。

人間は、だれだって、年をとってゆきます。
そしてこれは、中高年をすぎると、けっこう切実な変化となってあらわれてきます。

アソコが痛い。
ココが曲がらなくなってきた。
思うように動けない。

だから努力で克服せよ、という立場は、まちがってもとりません。
いえ、とれません。
とりたいとも、思いませんし。

痛かったら、痛くならないような工夫はないかな。
曲がらなくなったら、曲がらなくてもすむ方法はないものかな。
動けなくなっても、それを超越するワザはないものだろうか。

そんな妄想にひたってみる。
そういう妄想を描けるのも、中高年の特技でしょうか。

すると、なにやらアイディアが浮かんでくる。
といって、たやすくは実現できないかもしれない。
そう、水を上を歩くワザを試行錯誤した若きころの再現。

でも、どこかにカギがあるはず。
それが、自分への秘伝のカギとなるはず。



 

 

人生修行

 

秘伝への道。
なんだか、カッコよくありませんか。

その道を歩むために、自分へのイマシメももっています。
ひとつ、若いヒトと同じことはしない。
ひとつ、すごいヒトと同じものをねらわない。
ひとつ、メジャーなものには飛びつかない。

夕化粧、という花がすきです。
最近、わたくしの散歩道に、たくさん目にするようになった野生の花です。
夜のお仕事のお方、ではありません。
小さな、カレンな花をさかせます。

すごいのは、さく場所です。
アスファルト道路の脇の小さなすきまからでも、パッと育つ。
えっ、こんなところから。

なかなか、ほかの花からすれば選べない場所。
そういうところに、根をはる。
ああ、オマエすごいじゃん。
とっても親近感をおぼえるからです。

自分の中なる「秘伝」をみつける旅。
それは、ヒトとの比較をするものではありません。
ワクワクします。

最後になりましたが、飛脚走りが「秘伝」になったというのではありません。
まだまだ。
秘伝』誌にのせていただいただけです。

で、よかったら月刊誌『秘伝』7月号をよろしく(苦笑)。
大きな書店でしたら、だいたいスポーツコーナーに入っています。
Amazonからでも、手にはいります。

 



 

 

たーさん
ひっそりと 内なる「秘伝」 さがす旅

 

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