先発応援隊
お正月気分を一新。
新年初レースは、東京ハイテクハーフマラソン大会。
2023年1月8日。
荒川河川敷での、都会型、大規模レースです。
参加ランナーが多い。
ということで、ハーフの部は、10分ずつ、4グループに分かれてのスタートです。
初陣スタートは、午前9時30分。
以降、10分おきに出発し、最終組は午前10時スタート。
組み分けは、ハヤイもん順です、たぶん。
ということで、当然わたくしは最終チームへの配属です。
電車の乗りつぎや遅延もあって、レース場に着いたのは初陣スタート前。
遠くで、アナウンスの声が聞こえてきました。
本日は、駒沢、青山学院の選手も走ります、と。
おお、そんなランナーたちも来ているのか。
たぶん、集団の先頭に位置取っているはずです。
入場チェックをすませると、一目散にスタート場所へかけつけます。
青山学院のランナーへのインタビューの声が聞こえてきました。
「どんな意気込みですか?」
「はい、箱根11区のつもりで走ります」
うまい、座布団1枚進呈。
運良く、ドトウのスタートダッシュ場面を目撃することができました。
みなさん、はやすぎて、誰だか確認できません。
少しして「ニャー、ニャー」叫びながらのランナー。
猫さんは、わかりました。
さて、いそいで自分の準備です。
先頭集団の、モーレツダッシュ光景。やはり大学生が引っ張る。
そこにつづくランナーも、最初からグングンととばします。
われら最終チームは、春を感じつつ、まったり待機。
回帰
いつまでも、お祭り気分じゃいけません。
11月の2つのフルマラソンは、羽織ハカマ姿。
12月の沖縄ウルトラマラソンは、沖縄キモノ衣装。
そして、ここは都会の河川敷会場です。
コース幅は、決して広くはありません。
くわえて、ランナー密度大です。
あまりヒラヒラ衣装では、まわりの迷惑になります。
ということで、本日はカタギにもどりました。
ふつうのランスタイル。
ま、ハダシにワラジがふつうか、ということは突っ込まないでください。
朝から、冷え込みは感じられませんでした。
そしてスタートを待つ午前10時。
太陽の光が、ポカポカさを運んできています。
準備から、整列、スタートまでがあわただしい。
急げ、急げ。
その結果、スマホはリュックの中に置き忘れ、ということにスタートラインで気がつきました。
号砲がなると、ランナーの列が動きはじめます。
とはいっても、たくさんのランナーの列の流れにのってゆくだけ。
ま、こういうものです。
さて、いよいよスタートです、たくさんのランナー。
東京にも広い空間、というところに、もっとも感動して走っています。
土手にのぼると、遠くも見えてきて、さらにテンションがあがります。
はやくもUターン組
荒川沿いを、上流に向かってすすむ。
半分の距離を走ったら、Uターンして、スタート地点にもどる。
コース設定は、単純です。
まがり道クネクネというような、わたくしの人生のようなところはありません。
ということは、やがて先頭グループが帰ってくる時刻です。
第一陣は、30分も前に走りだしているわけですし。
田舎くらしモンにとっては、めったに出会えないチャンス。
これも、たのしみのひとつです。
ランナーの流れが、土手沿いをゆっくりすすみます。
まだ冬枯れの中ですが、日差しだけはまぶしい。
やがて「ランナーがもどってきます」というアナウンスが。
その直後、先頭集団がドッピューんと走りぬけてゆきました。
のぼりは、各駅停車。
くだりは、新幹線。
そんなチグハグな線路みたいな光景です。
走ってゆく、というより、飛びはねねゆく先頭集団の光景。
あらい呼吸。
真剣なまなざし。
かがやく汗。
うーん、青春だなあ。
わたくしにも、そんな時代があったじゃないか。
まわる、まわるよ、時代はまわる。
いえ、ありません。
若いころは、運動とは、まったくの無縁生活でしたから。
さあて、中間点のUターンです。
半分走ると、きたときに見た光景が、急にかわって見えるようになってゆきます。
本日のテーマ
さすがに大レースです。
なかなかランナーの密度は、薄まってゆきません。
おおきな流れのまま、中間点のおり返しへ。
後半は、川の流れにそったくだり方面。
気分的にも、なんとなく楽です。
あとは、ドンブラコと流れる気持ちでゆきたいな。
本日のレースのテーマは「アシの運び方」です。
ハカマ走行以来、アシを引く感覚に敏感になってきました。
おし出さない。
それで、どう走ってゆけるか。
1番の理想は「ムイシキ」の走法ですが、まだそこまでのサトリは無理です。
ですので、せめてお気楽に走りたい。
いろいろ、研究中です。
風もなく、いっそうのポカポカ感が、まわりを包んでいます。
もう春の準備に余念がないのかなあ。
すると、じきに草むしりの季節も到来。
春は、複雑な気分。
ハーフマラソンは、余力をのこして走りきる。
そうじゃないと、フルがきつくなります。
といいながら、やはりヒイハア、力が尽きはじめてきています。
いつも、最後はヘロヘロ。
どこまでもおだやかな天の下を走れる幸せ。
ゴール会場が、見えてきました、あと少し。
春気分を満喫
河川敷コースが、だんだんと広がってゆきます。
いえ、きた道ですから、同じ道幅です。
最終チームなので、後続ランナーがいないというだけです。
コース上に残っているのは、かえってゆくランナーだけ。
ランナーがバラける。
道が広がる(ような気がする)。
向かう先は、下流。
風なし。
走るには、好条件のそろいぶみです。
さあさあ、スピードをあげるぞ。
なんて、問屋がおろさない。
後半ダッシュは、むつかしいお年頃です。
なんとかヘロヘロと、ゴールラインまで飛びこめました。
タイムは、1時間53分05秒。
昨年のタイムを調べたら、ちょうど6分ほど遅くなっています。
うーん、順調に年を重ねているということですか。
ゴールをすると、ハーフですが、完走メダルがいただけます。
ホントは、以前の長袖Tシャツの方が実用的ですけど。
荷物を受けとると、ダダっ広い河川敷の草の上にシートを広げます。
汗をふいて、着替える。
いつもは北風でこごえそうなこの場面が、あたたかい。
青空が、どこまでもつづいています。
レースは、やはり気持ちいい。
そして、目の前にゴールラインが、といっても地味です。
ゴール後も、テクテク歩きます。
会場には、お子ちゃまコーナーまでできていました。
ぜんぜん寒くなかったレース日和でした。
初レース お天気よすぎて 言い訳なし
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