いま『進撃の巨人』をよむ理由

進撃の巨人あらわる

 

いまや、大パニックになろうかとしています。
それともすでに、大パニックですか。
なにしろ、進撃の巨人が、じっさいにあらわれちゃったのですから。

また、バカなことをいっていて。
デマも、ここまでくると救いようがない。

そういえば、マスコミの報道は、いっさいありませんね。
報道規制がかかっている、せいなのか。
それとも、まだ気がついていない、のですか?

というのも、ちゃんとした理由があります。
いま出現している『進撃の巨人』は、ちょっと変身しているんです。

ミクロ化への変化。
ちっちゃく、ちっちゃくなって、あらわれている。

どんだけ、ちっちゃくなっているのか。
目には見えません。
一般にいうところの、ウイルスというところまで、小型化しています。

その名を「新型コロナウイルス」なんて呼ばれているようですが。
じつは、コイツ、『進撃の巨人』だったって、知っていますか?

 



 

 

 

進撃の巨人のおさらい

 

作者は、諌山創(いさやまおさむ)さん。
マンガではじまったこの作品は、いまやアニメ、映画、ゲーム、ライトノベルと、どんどん広がっています。

マンガだけでみても、単行本だけで、すでに1億部をこえているそうです。
想像もつかない。
世界に発信されているんですね。

物語の最初は、突如出現した「巨人」からはじまります。
巨人は、人間をおそい、喰う。
生き残った人類は、三重にはりめぐらされた城壁の中にたてこもり、なんとか100年という歳月をやりすごしてきました。

壁の高さは50メートル、厚さは10メートル。
いちばん外側の壁は、総延長3200キロメートルにもおよぶ、というもの。
この壁をたえまなく補修しつづけています。

しかし、やがて巨人の侵攻によって、いちばん外側の壁がこわされる。
のこるは、二重になってしまった壁の中でのくらし。

命のよりどころ、ともいえる城壁。

 



 

 

巨大な壁の秘密

 

巨人から人類を守るのは、巨大な城壁です。

物語では、巨人の出現により、海をこえた新大陸に移住を決意した人類の過去が明らかにされます。
その間にも、多くの人類が死滅してゆきました。
ただ死滅した大きな要因は、巨人によるものではありませんでした。
人間同士のあらそいがまねいた結果でした。

新大陸への航海の途中でも、人々のいさかいから、多くの人命が消えてゆきます。

上陸した新大陸には、もともと「キョウダイなカベ」が用意されていました。
絶望のはてに見つけた理想郷。
ここで平和な国をつくろうと、生き残った人々は口にします。

しかし、巨人は、この島にも上陸してきます。
城壁をはさんだ攻防。

巨大な城壁があるから安心、というわけにはゆきません。

 

 



 

 

城壁の中のくらし

 

城壁の中では、王政がひかれていました。
中世のイメージ。
ある種の、独裁です。

この制度を守るために、ひとびとは「記憶の操作」を受けています。
そして、支配者に都合の良い歴史教育がなされています。

商業活動は、「商会」と称する、権力を独占できる制度がしかれています。

情報活動のにない手は、新聞社です。
まだ、SNSもない時代背景。
そこも王制への批判や憲兵活動への介入などは、しませんし、できません。
あやつられている広告塔です。
今流の表現を借りれば、忖度。

そういう背景のもとで、人類対巨人の戦いがくり広げられています。

巨人とは、人型の生命力をもったもの、と知られています。
強靭な生命力をもち、アタマをふき飛ばされようが、たちまちのうちに再生してしまいます。
うなじ」だけが唯一の弱点。

で、たいへん申し訳ないのですが、ここで「巨人」が「新型コロナ」に変身しました。
という勝手な変更をさせてください。

でも、です。
ストーリー展開が、まったく矛盾なく進むのです。
あくまで、わたしの勝手な解釈なんですが。

リアルタイムに表現しますと、いま人類は「城壁の中」に立てこもろうとしているところです。
外から、ミクロ化した巨人を入れるな。
シャットアウトせよ。

 

 



 

 

さて、どう生きるか

 

城の中に立てこもったから安心、ではありません。
どこにいようが、生活があります。

そうです、生きてゆくということは、生活してゆくことなんです。

どう生きてゆこうか。

いまは「とにかく耐え忍ぼう」的な流れが主流です。
学校生活のの中止
卒業式、入学式、入社式の中止
われわれも、直面するのは、次から次へと発表されるレースの中止
それらの総決算的な、社会混乱、不況。

ひとの「いのち」や「くらし」より、五輪や対面に目を向けている権力。

そういう現実に突入している中で『進撃の巨人』は、おおきな見方をあたえてくれます。
作者の諌山さん、今を予言していましたか?
物語のストーリーのように、現実が実際に動いているんです。

テレビを消して、『進撃の巨人』を読んでみる。
悪くはないような気がします。

そして全人類、とりわけ若い方々に伝えたいです。
いまのおかれた状況を「オトナが決めたやむおえないこと」として終わらせないでください。

本当にこわいのは、ウイルスですか?
それとも、人間の作為の方が、こわくないですか?
くわえて、無知でいること、傍観者でいることのこわさ。

いまこそ、ジックリ考えたいです。
自分で考える、ことから新しい物語を創ってゆけませんか。

 



 

たーさん
マンガじゃない 巨人の出現 何をする

 

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