たんぽぽコーヒーで一服

おっと、その前に

 

たんぽぽの根っこを、煎じて、味わう。
こういうと、ちょっと、田舎の爺ちゃん趣味をかもしてしまいそうです。
ま、田舎のジイちゃんなんですが。
煎じ薬か、たんぽぽは。

焙煎して、味わう。
この方が、どことなくカッコよさそう。
ムフフ。
ひそかに進む、春の野のミッション

だが、ちょっと待った。
コーヒーをいれるだけでいいだろうか。
せっかく作るんだもの、もっと活用してみたい。

季節は、春らんまん。
すずしい風が通りぬける季節になっています。
サッパリしたのも、いいかも。

ということで、仕入れてみたのは「ゼリーのもと」。
約250ccの水に1包をまぜればオーケー。

さっそく、お水500ccほどを、ナベにいれます。
そこに、ひきたてのたんぽぽの根っこを適当に投入。
そして、グツグツ。

味がなじんだかな、というタイミングで、火をおとします。

 



たんぽぽの根っこを投入時。木屑が入った水みたいで、ちょっと不安。

 



煮出して、木屑はやや消失。これでも不安は残ります。

 

 

まずは、こんな作業

 

茶色くにごった水は、ほのかな、あぶった香り。
というか、単なる泥水風にみえなくもない、やや不安。
それを、ペーパーフィルターでこします。

こしてたものを、再び、もとのナベにうつします。
そして再度、火をくわえて、ゼリーのもとを投入。
適当にかきまぜて、さあ火を止めます。

あら熱がとれたところで、タッパーに投入。
あとは冷蔵庫に入れておくだけです。
手間はかかりません。

コーヒーは、そのため翌日の楽しみ、としておきました。

 



フィルターでこすと、一気に透明感が生まれてきました、ほっと一息。

 



あとは、冷蔵庫で冷やしてみましょう。

 

いざ、たんぽぽコーヒー

 

さて、気は熟しました。

お湯をわかします。
ドリッパーに適当に、たんぽぽの焙煎根っこを投入します。

最初は、さっと湯をかけて、全体をむらしてみます。
すこし間をあけて、いざ、熱湯の投入。
ポタポタ、いい感じで、したたり落ちます。
どんどん、どんどん、たんぽぽコーヒーが出来あがってゆきます。

色は、ふつうにコーヒー色。
やや、白味がかってはいるでしょうか。
ワクワクしてきます。
ポタポタが止まったところで完了。

これと並行して、昨日作成のたんぽぽゼリーも、うつわに移しかえます。

コーヒーカップ。
たんぽぽコーヒー。
たんぽぽゼリー。

役者が、テーブルの上に、そろいました。

 



いよいよメインイベント。たんぽぽコーヒー作業です。

 

この日のために

 

まず、たんぽぽコーヒーの香りをたしかめます。
そんなに強くは個性を発揮してきません。
コーヒーよりも、内気な性格がただよっています。

それでも、こおばしい空気が、周囲を刺激してきます。
そっと、ひと口。
うーん、まろやか。

しつこさはなく、淡白さもありますが、コクもある。
くわえて、ノンカフェインであることのシンプルさ。
両者のまったりと重なった、独特の味わいが、口の中で展開してきます。

新しいブレンドコーヒーです、っていっても十分に通用します。

ムフフ。

さて、たんぽぽゼリーにも、手をのばしてみます。
さいしょは、そのまま口へ。
冷えたゼリーは、口の中にすべりこむと、スルリとノド元へ。
ほのかな苦味が、ぎゃくに、サッパリ感をもたらします。

このままでも、いける。
でも今回は、沖縄は波照間島産の黒糖をたらしてみます。
沖縄の太陽に育てられた黒糖です。
大好物。

褐色のゼリーに、黒糖ですか。
なんて、いわないでください。
ドンピシャ、めっちゃおいしい。

もちろん、好みでミルク色をたのしむ、のもありです。

 



どうみたって、コーヒーになりました。バンザイ。

 



どや、波照間島の黒糖を入れた、ぜいたくたんぽぽゼリー。ビンには黒みつ、って書いてありますが。

 

たまには脱力

 

走ることは楽しい。
とくに走り終えた汗は、何ものにもかえがたい。

とはいえ、年々低下する一方の体力に知力。
リカバリーに加えて、くつろぎの時間も、大切です。

田舎道を走っていると、四季の変化が目白押しです。
多くは、温度変化。
そして、日差しの変化。
地面の変化。

それに対して、ウエアをあわせてゆく。
水分のとり方をかえてゆく。

だけでなく、自然の変化にも目をむけてみる。
とくに、これは味わえないか、という目をむけてみる。
すると、日々、新しい発見に出会えたりします。

自然は、多彩な味もひめています。
食いしん坊心を刺激します。
そういう走りだって、いいものです。

たんぽぽコーヒーはおいしい。
草の根っこから、どうしてこんな発見をしたんだろう。
そう考えるだけでも、人間の発想のすばらしさに感動してしまいます。

そして、これからの季節。
よく冷やした、たんぽぽアイスコーヒーだって、素敵になりますよ。
走ったあとは、ちょっと黒糖なんかをいれると、やみつきになりそう。

たまには脱力。
って、脱力しっぱなしですか?



ゆるーりとした脱力時間。こういうのも貴重です。

 

たーさん
たんぽぽに ココロいやされ 脱力時間

 

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