赤城の森トレイル2022、トレラン改

今年も、また

 

毎年、おなじコースを走るたのしみ。
すてきなレースなら、何度走っても、いいものです。
くわえて、今年も走れる幸せ。

年をかさねると、ここに新しいオマケが加わってきます。
昨年までとの比較です。

昨年は、どうだったかな。
前の年、その前の年のレースの様子などを、日記帳でチェック。

記録だけみれば、落ちる一方です。
そういう現実にも直面しておくことは、あんがい、大切です。
を、おいかけすぎない。

赤城の森のトレイルラン
といって、赤城山があるわけではありません。
いくつもの山々が連なってつくる連峰の名ですから。
その連峰から、北に位置する小山。

標高1,000メートルの山中からスタートして、山肌にそって高度をかせぐ。
ピークをすぎたら、くだりだし、グルリと1周して、スタート地点にかえる。

お山1周組は、そこでゴール、17キロ(主催者発表)。
さらにUターンして、おなじ道をもどって帰る往復コース、34キロ。

その往復コースに参加させていただいて、今回は5回目となります。
今年は、昨年からくらべて、どんな変化がでてくるでしょうか、自分のカラダに。

 



 

最近の風潮

 

午前9時半。
先頭グループの集団がスタートします。

トップを競う集団というのは、なんでこんなに元気にあふれているんでしょう。
ほんとに、全力疾走で、走りだしてゆきます。
この世界には、決して加われません。

以下、一定の集団ごとに、時差スタート
いちおう、9時半から9時45分内に、スタートとなります。

順繰りにランナーが去ってゆくと、スタート会場にひろい空間がうまれてきます。
急に、空をまうトンボの姿が、めだってきました。

今回は、いちばん最後の方からゆこう。
余裕こいていたら、スターターも、だんだん飽きてきたのでしょうか。
「あとは、全部まとめて、出ていってください」

最終組のドンジリからスタート、となりました。
そのスピードは、まさにスロー再生。

スタートラインをこえて右手に曲がると、はやばやと、ゆるいのぼりが始まります。
そこですら、すでに歩き組がでています。
ウオーキング大会かいな。

 



最初のグループのヒトたちは、走り出してゆきます。

 



だんだんと、ゆるいスタート組が増えてゆきます。

 

 



ドンじりの、さらにドンじりから、緊張感の欠けるスタート?

 

トレラン、改め

 

里山で生まれ、育ち、山と川で遊んで育ちました。
その川は、いまや両岸とも大規模護岸工事で、容易に降りられなくなっています。
川が、排水路にかわりはてた姿に。
山も、荒れはてて、道がなくなってしまった場所がいくつもあります。

でも、川が好き。
山も好き。

といいながら、山をかけのぼった記憶は、あまりありません。
かけおりるときは、とび降りるようにくだりましたが。
そして秘密基地つくり。

そうです、昔から山はゆっくりのぼるもの。
というより、ゆっくりでしか、のぼれませんでした。
「山」と「廊下」は、むやみに走るもんじゃない。

へ理屈です。
負け惜しみ、ともいいます。

で、結果として、トレラン仲間には、はいってゆけません。
どうしても、トレイル「ウオーキング」です。
開き直り。
ジタバタしません。

 



はやくも、トレイルウオークの様相が展開されていますが。

 

場の世界へ

 

スタート会場には、けっこうなランナーがいました。
600人を超えていたようです。
それが、みるみる散らばってゆきます。

最後尾のスタート組は、しばらくは、最後尾同士で推移してゆきます。
というのが、山レースの感覚です。
追い抜き、追い越して、なんて光景は見られません。

わたくしは、いちおう走っています。
走っているつもりです、自分自身では。
でもウオーク組と大差ないのは、どういうことなんでしょうか。
まさしく、スローランということなんでしょうか。

それでも、高度とともに、前後の密度はうすくなってゆきます。
同時に、木立の緑が、ますます濃くなってゆきます。

このコース、おおくは山の中を走ってゆくようにできています。
つまりは、木立の中です。
ですので、おおきな峠に出る、という場面はありません。
ですから、山腹からの絶景、というのは期待できません。

あくまでも、木漏れ日の下をくぐりぬけてゆくレース。
ですから、目には、とってもやさしい。

 



空気の色が、いつもとはちがってきています。

 



途中、唯一のエイドは、ペットボトル飲料をいただけます。昔は、ここにスイカがあった。

 



偶然とれた、幻想的な1枚、ぼくのアタマの中みたいだ。

 

 

さまざまな思わく

 

山をグルリとまわって、スタート地点にもどってくる。
往復組は、そこでUターンして、同じ道をもどってゆきます。

なので、ゆきとかえりの道は同じです。
とうぜん、標高差も同じです。
同じはずです。

ところが、ゆきの方が、のぼりが多くないか。
そんな気がしてなりません。
とにかく、最初の8キロくらいは、のぼり坂しか目につかない。

とはいっても、急坂はありません。
よじのぼってゆくような場面はありません。

たぶん4分の1くらいをいった地点。
長くつづく、くだり坂にはいってきました。
すると、対面に、すでに帰ってくるランナーの姿。
いやあ、迫力がちがいます。
息づかいからして、ぜんぜんちがう。

くだりのボクより、のぼりあげてくる対面ランナーの方が、何倍もはやい
いやはや、の光景にアゼン。

トレランのたのしみは、自分のペースですすむこと。
絶景では、じゅうぶん堪能すること。
タイムは、制限時間だけを覚えておくこと。
迷子にならないようにだけは気をつけてゆくこと。
熊に会ったら死んだふり。

どうも向上心のない、マイトレラン規約
たのしめれば、いいじゃないですか。
(つづく)



石積みの橋をわたると、そろそろスタート地点が近いはず。

 



スタート会場が見えてきました、往復コースは、ここで半分。

 



さあて、Uターンして、残りの半分に挑戦だあ。

 

 

たーさん
努力より 作ってしまえ マイルール

 

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