つかれないトレーニング

軟派路線

 

むかしから、筋トレは苦手です。
つづいたためしなし。

運動部というのも、そういう意味で、とおざけていました。
だって、運動部といえば、筋トレはつきもの。
そういう思いをもっていましたので。
ムリ、ムリ。

くわえて、土日でも出勤、なんていう活動状況が信じられませんでした。
学生時代ですから、出校というんでしょうか。
なんで、休みの日にまで、出ばんなきゃいけないん?
なんで、休みの日にまで、筋トレするん?

家で、ゆっくりを読んでたほうが、楽しいじゃないですか。
そういう、ひねた青春時代。

そういうわけで、非運動系の若かりしころ。
アンドレ・ジイドをよんで、はあー。
そういうのが、好きでした。

おかげで、というか、運動での故障体験もありません。
故障するような運動をしていないのですから、あたりまえです。
ココロの故障はなかったのか。
そーいうのは、よくわかりません。

 



 

カラダは動かす

 

といって、家にこもっていたのか。
となると、はなしがちがってきます。

田舎くらしは、むかしは、カラダを使ってあたりまえ。
たとえば、野良の手伝い。
実家の田植え、稲刈り、おかいこ拾い、などにまるまる1日手伝いにでかける。
(そのあとの、お小遣いにワクワク)

いえの畑の手伝い。
麦ふみ、麦刈りもしました。
初夏の麦刈りでは、麦の穂がチクチクと痛かったなあ。

ゴボウを育てるのに、1メートルくらいの穴を掘りすすめたり。
マキでおフロをわかしていたので、木こりにマキ割り。
煙突そうじ。
ときには、井戸水をくんで、おフロに水を満たしたことも。

そして、山の中をかけ回る。
夏は、連日、川でおよぐ。

 



 

休んだのちの、目覚め

 

それも社会人になると、カラダを動かすことは、パッタリとなくなりました。
仕事に打ち込んでいたので。
というよりは、動くことをしなくなっただけです。

ただそうなると、だんだんとバランスがとれなくなってゆくようです。
カラダがおかしい。
カラダが重い。
重いわけです、仕事を始めてから、体重は15キロほどアップ。

で、走りに出会い、走りが生活の一部になりました。
やがて、レースにまで参加させていただくようになる。
すると、なつかしいな「クンレン」というコトバに出会うようになったのです。

ランニング雑誌は、百花繚乱のクンレン紹介。

おとなのクンレン。
ああ、そういう世界があったなあ。
むかし、入ってゆけなかった世界だ。

「練習はウソつかない」
そんなキラリとひかるコトバにも出会いました。

ところで、クンレンというのは、何なんでしょうか。
クンレンの目的って、何なんでしょうか。

カラダをいじめることですか。
はやく疲れることですか。
まわりを見回すと、クンレンに異常に燃えるヒトがいるんですね。
ああ、学生時代にフラッシュバック。

ですか、これだけは、どうしてもなじめない。

 



 

クンレン、それぞれ

 

クンレンは、お好きですか。
筋トレ、たのしいですか。

というようなことを、考えています。
どうしても、そういう世界に馴染めません。
ココロネはむかしのまま、そうとう、ヒネています。

というのも、どうしても考えてしまうことがあるわけです。
つかれない」ほうがいいじゃん。

じゃあ、なぜ走っているんですか。
走るって、疲れないんですか。

それは、疲れる、疲れないというはなしじゃないんです。
気持ちがよくなるから、走る。
感覚の次元がちがっています。

ということで、こう決めました。
クンレンや筋トレすべてを、否定しちゃいけないな。

クンレンは、好きです。
筋トレも、きらいじゃにです。
そういう方向転換をしよう。
ただし、内容が、ちょいとちがいます。

求めるのは、「つかれない」クンレンです。
つかれない」筋トレです。

走りで求めているのは、記録とかタイムじゃありませんでしたから。
より「つかれない」走りを追求する。
ここです。

 



 

目標

 

くらしの行為に、「クンレン」とか「筋トレ」は、ふつうありません。

たとえば、さいきんおこなったジャガイモ掘り
さあ、ありがたいクンレンの場だ。
きょうはガッツリ、カラダをいじめて筋トレだ。
そういうヘンタイさんみたいな発想はもちません。

できるだけ、スマートに作業をすすめるぞ。
まちがっても腰を痛めないようにしよう。
つまり、カラダをいたわり、疲れをためない工程をめざす。
燃費に着目。

だって目的は、ぜんぶのジャガイモを掘りおこすことですから。
そのジャガイモを、納屋まで、運ぶことですから。
途中で、力つきてしまってはこまるんです。
カッコよくいうと「作業効率」。

同じ発想が、走りにもつながっています。

より、疲れない走りをみつけたい。
より、燃費のいい動きをみつけたい。

そんな、ナマケゴコロが、どうしてもなくせません。
そのための「工夫」なら、いとわない。

そうです、目指すは「つかれない」トレーニング。
「つかれない」筋トレ。

うーん、説得力はまるでありません。
失礼しました。

 



 

たーさん
つかれない 力をつけたら どこまでも

 

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