手ヌキは、不真面目?
わたくし、手ヌキの名人と思われているフシがあります。
さりげなく、手をぬく。
ちょっと見ていないと、手をぬいている。
最近は、堂々と、手をぬいている。
いや、ホントは、マジメにとり組んでいます。
そういう思いは、あります。
もともとは、イッショケンメ好きなんですから。
ですけど、現実には、手をぬいているように見られている。
人格の問題が、からんでいるんでしょうか。
人格をだされてしまうと、言いわけできなくなります。
これには、まったく自信がありません。
で、問題は、ランニングです。
ランニングも、手をぬいていないか?
はい、これは立派に手をぬいている、と思います。
理由があるんです。
ひと休み、ひと休み
イッショケンメは、ベストなのか
時代には、流行があります。
かつて、イッショケンメがもてはやされた時代もありました。
若いひとには、想像つきますか。
モーレツにがんばる。
所得倍増、富国強兵。
『巨人の星』とか『明日のジョー』とか。
ウサギ跳びをご存知でしょうか。
耳を長くして、舞台のうえでピョコピョコはねるお遊戯じゃありません。
両手をうしろにむすんで、しゃがんで、ピョコピョコ前進。
これで、グランド1周とか。
中学時代に、やらされたような記憶が。
いまは、そういうのは、はやりません。
むしろカラダに毒といって、禁止されていますか。
運動中の水飲み禁止、というのと同じで。
ところが、どっこい。
この精神がまだ生きている分野があるかも。
そのひとつが、ランニング界。
1ヶ月の走行距離が300キロとか、400キロとか。
わたしには、想像もつかない世界。
どんだけ、イッショケンメ好きが集っているのか。
ウサギちゃんは、難なくウサギ跳びをしますが。
はやく、遠く
ランニングを楽しむ以上、はやく走る、より遠くまで走る、というのはひとつの目標です。
わたくしだって、この夢はもっています。
ですから、自分なりには、イッショケンメさも身につけたい。
とくに、レースのときには。
他人とは、比べませんけど。
比べていると、むなしくなるだけですから。
でも、そのための日々のクンレン、というのができません。
もう「3ない」人生ですし。
だれでも、いずれか、やってくるものですよ。
先がない。
体力ない。
根性ない。
この3拍子がそろっているわけですから、なかなか向上はきびしい。
その面では、じたばたしません。
しても、どうにもなりません。
唯一、残されたみちは何か。
理屈があるじゃないか。
イヤミなジジイになってます、シェー。
たとえ、道は閉ざされているとしても。
前進する力
走るというのは、カラダを前にすすめることです。
できれば、歩くのよりはやく。
すすめるためには、力が必要です。
これを、物理学的にいうと「前方へのベクトル力」といいます。
といって、いいんでしょうか。
ベクトルは、「力の総和」です。
その具体的な力を考えてみましょう。
わたくしの分析では、「4つ」考えました。
1.筋力(自分でだす力)
2.重力(地球に引かれる力)
3.反発力(地面から、はねかえる力)
4.慣性力(動きはじめると生まれる力)
この4つの合力が、前に前にと、カラダを運んでいってくれます。
4つには、それぞれ、個性があります。
このうち、一番おおきな力は、何でしょうか。
筋力である。
そう考えておられる方が、多そうです。
だから、筋力アップに、はげんでみる。
で、重力の偉大さって、考えていますか?
案外に、とてつもない力です。
これに負けてしまうと、待っているのが、寝たきりです。
そして、筋力以外は、自分の普段の力意外です。
これを、便宜上、「他力」といっておきます。
他力本願
前にすすむためには、ベクトル力が、前に向かってくれればいいんです。
この力が増えれば増えるほど、前にすすむ力がおおきくなる。
重力は、万人にあまねく作用している偉大な力です。
力のヌシは、地球です。
これを、もっとうまく利用できないものか。
重力は、使って減るもんじゃありませんし。
このとき、反発力も生じます。
地面からの反発力。
これは、前にすすむのには不要の力です。
だから、いらない。
どう減らすか。
具体的には、ピョンピョン、飛びはねないとか。
ウサギ跳びは、よくないんだって。
そして、これらを制御するのが、筋力です。
そう、「統御」でいい。
筋力さんが、先頭に立ってしまうと、ほかの力がかすんで見えなくなってしまいます。
場合によっては、重力や反力を、押さえ込もうとしてしまう。
それだけの力があるなら結構ですけど。
でも、筋力は有限です、重力とちがって。
使いすぎると、疲れるんです。
いえ、使いすぎなら、休めばいいんです。
回復するのも筋力の特徴です。
でも、度が過ぎると、故障にもつながるし。
できるだけ、筋力は、統御的に使えないものか。
できるだけ、筋力にたよらない、前方ベクトル力の生み出し方。
走りで増したいのは、前進へのベクトル力のおおきさです。
これは、全力でガンバってみる。
そのためには、筋力は、ときに抑えたい。
たとえば、気持ちよく走れているとき。
あまり力を使っている感じがしなくはないですか?
ま、筋力のないわたくしの、現実的な道でもあります。
逃避的、といわれそうですが。
はい、これが、わたくしの目下の気になるところです。
筋力の「手ヌキ」です。
やはり、手ヌキが好きなんじゃん。
そこで頼りになるのが、実は「骨」です。
骨は、きたえなくても、もともとジョーブです。
スペアリブ。
お肉はカジれても、骨は残しますよね。
使い方次第の世界。
これをランニングに活用しない手はない。
全力を 出すためあえて 力ぬく
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