一人二役
ランニングモデル1号と、2号を紹介させていただきました。
一見、同じようです。
でも、同一ではありません。
といって、ぜんぜん別ものでもありません。
類似点は、多そうです。
そして、特徴は、意識すれば一瞬で切り替えることができる点です。
切り替えてみると、新しい発見に出会えるかもしれません。
なぜなら、カラダの使い方が、ずいぶんとちがうからです。
おなじ歩行や走りなのに、カラダって、こうも変わるものなのか。
ちがう、ということは、1号走りで疲れたら2号走りへスイッチ。
すると、休んでいた部分が、はたらき始める。
ということで、また新たに走れる。
まるで自分の中に、2人のランナーがいるようです。
ちがう、ということは、1号走りでつくった故障を2号にスイッチ。
すると、痛めた場所の負担がグンとへってゆく。
ということで、また新たに走れる。
これは、わたくしも経験しました。
ちょっと都合のよすぎる展開でしょうか。
でも、そういう感覚も味わえるんです。
おもしろいですよ。
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ポイント
モデル1号と、モデル2号のちがいをまとめてみましょう。
象徴的なちがいは、「関節球」の動きにあります。
つまり、アシのつけ根の「シリ球」の動き。
ウデのつけ根の「肩球」の動き。
モデル1号は、前後への「振り子」動作。
モデル2号は、横への「回転」動作。
究極には、ここの感覚に尽きると考えています。
そして、気がついていましたか?
カラダには、たくさんの「関節」があります。
それこそ、数えくれないくらいです。
実際、無学のわたくしには、数えきれません。
そんなにたくさんの関節があるなかで、「球」でつながれている関節は、股関節と肩関節だけです。
つまり、アシと胴体をつなぐ関節。
ウデと胴体をつなぐ関節。
なぜ、神様は、ここだけ「球」にしたのでしょうか。
球の特徴は、丸いということです。
丸いということは、「いろんな方向」へ動けることを意味しています。
ほかの多くの関節は。「ちょうつがい」構造です。
これだと、のばすと、たたむだけ。
つまり、おマタと肩には、動きの「自由さ」が与えられていたんですね。
これが、モデル1号にも、2号にもなれる自由さの証です。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/37605_m-1024x683.jpg)
表にしてみました
ぽいんとは、「シリ球」と「肩球」の動き方です。
この動き方が、歩きや走りの型を決めてゆきます。
単純すぎやしませんか?
わたしの思考は、ここまでが精一杯です。
モデル1号 | モデル2号 | |
球運動 | 振り子 | 横回転 |
歩幅 | 大きい | 小さい |
モモ上げ | 大きい | 小さい |
体軸 | 1本(背骨) | 2本(仮想) |
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/2482948_m-1024x683.jpg)
主観的な対比表
主観的な比較も、してみました。
客観だけじゃ、ものたりない感じもしますから。
ということで、わたくしの素直な感覚の比較です。
とっても勝手な、主観的な思いです。
走りわけての感想です。
モデル1号 | モデル2号 | |
動作 | 大きい | 小さい |
見た目 | ダイナミック | なよなよ |
衣装 | 洋服向き | 着物向き |
燃費 | 大 (ダイエット向き) |
小 (省エネ) |
いがいに感覚は異なります。
なぜなら、カラダの使い方がちがうからです。
わたしの見立てでは、現代人の多くは「モデル1号」さんです。
日常生活も、走るときも。
西洋人は、とくにガンガンの1号さんです。
一方、江戸時代の庶民は、「モデル2号」さんです。
ワラジやゾウリの生活。
着物。
これらは、自然に2号さんスタイルをつくるんですね。
ということは、日本人は、どちらの切り替えも簡単と思えるんです。
そういう遺伝子を、受け継がれていますから。
これを活用しないテはない。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/3355118_m-1024x683.jpg)
どちらがエライ、ではありません
モデル1号と、2号。
では、どちらが優秀でしょうか。
どちらの方が、すぐれているでしょうか。
というような発想は、おひかえください。
すぐに効率とか優劣で判断したがる。
そういう発想法は、どうなんでしょう。
できれば、両方の感覚をためしていただく。
そして「自分にあう」歩き方や走り方を考える一助にしていただく。
最終的には、自分なりのアレンジにあると思えるからです。
ですから、1号と2号のミックスだっていい。
場面場面で、使い分けるのもいい。
さらに新しい「3号」構想もあれば、お教えいただきたい。
1号、2号のちがいをみるだけでも、いろんな世界へ入ってゆけそうです。
ぜひ、両者のちがいと特徴を、楽しみませんか。
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走りわけ たのしむ世界は 無限大
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