作ってみました
ランニングモデルを作ってみるぞ。
もちろん、これはウォーキングモデルにもなります。
両者共用。
歩きから走りに切りかわるさいに、マグマ大使みたいに変身するわけじゃないからです。
モデルの基本骨格。
着目したのは、アシとウデです。
アシは胴体と「シリ球(しりだま)」でつながっている。
ウデは胴体と「肩球(かただま)」でつながっている。
ここです、強調したかったのは。
この構想を胸に幾星霜。
ついに、ついに完成しました。
さいしょだから「1号」と名づけました。
はい、あいかわらず安易な命名法です。
サンダーバードやパーマンと同じ発想です。
とはいえ、別の選択肢もなかったわけではありません。
たとえば、一郎、二郎とか。
かわいく、一子、次子とか。
そんなものです、わたしの発想の限界。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/P1050547-768x1024.jpg)
ついに登場。というほどの迫力はありませんが。
はい、とってもチャチです。
モデルの特徴
ポイントは、ひとつだけです。
4つの「関節球」を、めいっぱい目立たせた、ということ。
これが、最大の売りです(よくいえば)。
逆にいえば、コレしかない(客観的評価)。
アシは、シリ球で胴体とつながっている。
ウデは、肩球で胴体とつながっている。
しつこく繰り返させていただいちゃいます。
発想が、とぼしい。
それにしても、素っ気なさすぎないか。
芸がないかも。
小学生の夏休みの工作レベルかな。
それも、低学年の。
何とでも、いってください。
まあまあ、そう突っ込まないで、広いココロを持ってください。
これでも、苦労したのです。
今の時代なら、コンピューターグラフィックで作れませんか?
3Dモデルだって、作れますよ。
うーん、アナログおじさんには、とうてい無理です。
敢闘賞までは、望みません。
せめて努力賞は、ほしい。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/P1050540-1024x768.jpg)
ウデとアシは、「球」で胴体とつながっています。
それを表現しようとしたら、こうなりました。
わたしの、限界?
欠点
かなえられなかった夢があります。
それは「動き」です。
勝手に、動いてはくれません。
ですから、ロボット選手権には出せません。
走るモデル、歩くモデル、といいながら、ウンともスンとも動きません。
モーターも、エンジンも、つんでいませんし。
扇風機の前におくと、倒れるくらいの芸はします。
なんだか、きょうは、言い訳の連続みたいな。
自分からは、動かない。
ならば、どうしたらよいでしょうか。
見ていただく方の、イメージの中で、動かしてください。
お客様だのみ。
とうぜん、紹介は静止画像となっています。
ですから、YouTubeにアップも意味がない?
でも、めげません。
さて、このモデル1号さん。
どのように歩き、そして走ってくれるでしょうか。
ご自身の動きと重ねてイメージしていやだけると、うれしいです。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/P1050542-768x1024.jpg)
どうやっても、動いてはくれません。
倒れる、ことはできます。
動作解説
さて、このモデル1号さん、まずはどのように歩き出すでしょうか。
イメージです。
まず、右アシが前に出ます。
具体的には、右アシのモモが上がる。
前に出た右アシは、前方で着地します。
着地とともに、上体もついてゆく。
着地したら、次は反対の、左アシが上がって前にゆく。
この、繰り返しです。
そして、両ウデに着目。
ウデは、アシの動きと交互します。
つまり、右アシが前のとき、右ウデは後方へ。
右アシ前方と同行するのは、左ウデです。
このように、4本の手足が、「球」を軸にして、胴体から動く。
もちろん、以上は、ひじょうに割り切った表現です。
たとえば、アシなら「球」部分が動くだけではありません。
ヒザも、足クビも動く。
アシ裏は、もっと複雑に動く。
でも、ポイントを押さえると、こういう表現になるんです。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/P1050544-1024x768.jpg)
右アシが前に出たときの、4つの「球」の動く方向。
右のシリ球と、左の肩球は、上むきに回ります。
左のシリ級と、右の肩球は、下向きに回ります。
以下、交互に、「振り子」運動します。
さらに簡略化
歩き方、走り方の動作を、ぐっと簡潔化してゆきます。
ひとは、4本の手足が「前後」に動きながらすすむ。
具体的には、「4つの球」からのびた4本の手足の前後運動。
さながら、「4つの球」を起点にした「振り子」運動です。
アシが交互に前に出る。
その動きは、振り子のよう。
ウデは、アシと交互して、前に出る。
この動きも、振り子のよう。
アシもウデも、その動きは「振り子」運動。
ガリレオさんは、教会にぶら下がる振り子をみて、数々の物理法則のヒラメキを得ました。
わたくしは、歩くひと、走るランナーをみて、振り子運動に思いをよせました。
ひとの進む動きは、振り子のイメージ。
そのイメージを具体化したのが「ランニングモデル1号」です。
よろしいでしょうか。
しつこいですが、着目点は、シリ球と肩球。
そしてその球を基点にした、「前後の振り子」運動。
歩く姿も、走る姿も、こうなりませんか。
わたしに、ひとつの見解です。
(つづく)
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2020/09/P1050564-768x1024.jpg)
4つの「球」に着目したモデルです。
歩くとき、走るとき、この4つの球の動きに意識をむけてみてください。
ほかの方も、ここに着目してみてください。
キイワードは「振り子」です。
![](https://hikyaku-bashiri.com/wp-content/uploads/2018/11/76f3e759415ad1690bfae003ac05144c-e1542443258483.jpg)
モデル1号 進む動作は 振り子なり
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