カゼは、30分でなおしたい

トツゼンのゾクゾク

 

急に、さむけを自覚することがあります。
急なさむけは、「カゼのウイルスがカラダに侵入してきたよ」という知らせかもしれません。

ゾクゾクするさむけは、免疫クンの声です。
さむけを伝えながら「はやくあたためてね」という緊急信号を送っているわけです。

その声にこたえて、すばやい「加温」が完了。
さむけが去って、ポッポ感につつまれた場合、その時点でカゼだったらカゼ事件は終了です。
せっかくカラダに侵入できたカゼウイルスも、インフルエンザウイルスも、カラダの中で勢力拡大できないまま、免疫クンの攻防であえなく全滅しちゃうからです。

これを「30分でカタがつくカゼ対策」といいます。

免疫クンは、コトバを変える

2019年1月21日

でも、わかってはいても、なかなか速攻、ポッポ感につつまれないことも少なくありません。
しかし、ゾクゾク感はまだ免疫クンが臨戦態勢に入れないよ、という声です。
そのまま半日がたってしまえば、侵入してきたウイルスの勢力は数千万、1日すぎれば億の単位にまで増えてしまうことだってあります。

さあ、本格的なカゼひきです。
時間をかけての、お付き合いがはじまります。

ゾクゾク感というのは、夕立みたいなものなのでしょうね。
すばやく家の中にとびこめれば、濡れません。
半日、立ちつくしていたら、ずぶ濡れ。
そもそも、カサを持っていれば大丈夫。

本格的なカゼひきにならないためには、はやくポッポ感につつまれたいものです。
いくつかのあたたまり方を紹介させていただきます。

 


 

外側からあたたまる

 

カラダのから、あたたまります。
具体的には、どうしましょうか。

エアコンをつける、コタツにもぐる、ストーブをたく、厚着をする、いろんな手が考えられます。
ただ、ツメが甘い。

だって、目的がブレていませんか。

さむけを感じているのは「自分のカラダ」です。
まわりの環境や室温ではありません。
だって、「あつい、あつい」とまわりのひとが騒ぐ真夏日にだって、ゾクゾクさむけを感じることだってあるじゃないですか。

さむけを感じているのは「自分のカラダ」です。
では、自分の「どこ」で、さむけを感じていますか?
これを「自分のカラダの声をきく」といいます。

どこだか、示せないですか?
そんなこと、考えたことありませんか?

わからなかったら、自分に「問いかけ」てみましょう。

あたためて、「ああ、あたたかい」「ああ、気持ちいい」という場所が冷えているんです、きっと。
自分のカラダは、自分にしかわかりません。
自分でみつけてあげないと、永遠にナゾのままです。
痛みに、にてますね。


 

カラダの冷えている場所

 

え、カラダ全身にきいてゆかなくちゃ、いけないんですか。
まあ、それが本当ですね。
でも、ゾクゾクしてだるいときに、きついかな。

案外、みなが冷える共通の場所があるんです。
3つ、紹介させていただきます。

首のうしろ。
腰まわり。
おヘソ周辺。

ここを、あたためてみてください。
ゾクゾクしないときでも、ここをあたためると案外気持ちいいものです。

こういう、あたためてぬっくりする場所をすばやくあたためる。
一例として、貼るカイロみたいなのを貼る。
ネックウオーマーなんてのもありますね。
カラダが震えるほどのゾクゾク感のときは、ヤケドに気をつけて、首ねっこをドライヤーの温風で、速攻あたためてから、カイロとか。

カラダが、ポカポカしてきませんか。
してきたら、しめたもの。
ゾクゾクしてきたら、貼るカイロをカラダに5個も6個もはる「自称パルス療法」でカゼを撃退しているひともいます。

昔の賢人で「カゼは、冷えた首ねっこから侵入してくる」という表現をされた方がおられます。
卓見だと思います。
はやく侵入口をあたためて、カゼの入り口をシャットアウトする。

カラダから、ゾクゾクする場所をなくす、ということはカゼの侵入口を防いでいる、ということにほかなりません。
これぞ、最大の防御策。
鉄壁の守り。

マスクはハナ、口にあててカゼの侵入予防、というイメージがありますが、首に後ろにまわして、つまり首ねっこをあたためてカゼ予防に役立てる。
というのは妙案と思いますが、単に「ヘンなひと」となる可能性の方が高いかな。

でも、首のうしろをあたためる、と意外に保温効果は高い。
くわえて、あやしいひとと思われて、ひとが近づかないのでウイルスをあびなくなる隔離効果も加わる。
この2つの効果をねらって、マスクを首のうしろにつけるのもいいかも。
いえ、やっぱり自重しましょうね、流行るまでは。

ミラノコレクション関係者のみなさま、ご検討いただけませんでしょうか。

 


 

内側からあたたまる

 

オナカをあたためる、ことも忘れたくありません。

オナカは、カラダのストーブです。
くわえて、免疫クンの本丸です。
免疫機能のほとんどは、オナカの中に、おさめられているんです。

免疫クンは、体温が上がった舞台で活躍するひとですから、オナカをあたためないでどうする。
冷たいものを食べて、飲んでどうする。
免疫クンの声が、きこえないのですか、というわけです。

あたたまるものを、いただく。
熱いみそ汁、スープ、おかゆ、なんでも結構です。
ただし、消化機能は休みたがってきますので、消化のよいもの。

ショーガは、とくに強力な体温上昇効果が期待できます。
大量のショーガ、ネギ、ミソ、ダシなどを熱い湯でといていただくと、あたたまります。
ショーガは、常に使えるように、チューブ式のをそばに置いておく、というのも手です。
あたためる漢方薬の主成分にもなっている、チョー売れっ子です。

とる量は、どれくらいがいいでしょうか。

それは、目的を考えれば、わかってきます。
カラダがポッポと感じるまで」です。
だって、そのための方法なんですから。

あー、ポッポしてきたぞ。
カラダから、そんな免疫クンの声をききましょう。
それで、一件落着です。

逆に、その声をきくまえに、冷たいものとったり、冷やしたらどうなるか、は自明でしょう。


 

そして、できれば

 

可能なら、休む
だって、免疫クンの活動を支えるカラダからは、もうひとつの声があるはずです。

だるいよ

ふだん36℃で活躍するカラダは、免役クンの活動に適した高体温では、いつものようには働けません。
だから、できれば、休みたい
自分のカラダの声にこたえてあげたい。

冬になると、施設や職場や学校での、カゼやインフルエンザの集団感染が報じられます。

ふつう、ゾクゾクしてだるくなったら、あたたかくして休みたい。
休みたいけど、休んじゃメイワクがかかるから、休めない。
あるいは、簡単には休めない規則。
そういう無理な連鎖が、集団感染の要因にもなってゆきます。

21世紀になって、ゆたかな国になっているんでしょうか。
幸せに向かっているんでしょうか。

お手軽なひとつの提言として、ゾクゾク感をもったら小休止。
いそいでカラダの外側と内側からポッポできるグッズのそろった休憩室(保健室)であったまることのできる「ポッポタイム」が保証される職場や学校、なんてどうでしょうか。

ちょっとゾクゾクがきたので、ポッポタイムいただきます
なあに、ほんの小1時間もかかりません。

ちょっとガマン、という間にも、ウイルスは猛烈な勢いで倍、倍にふえているんですから。
ガマンの末に本格的な病人となって、何日もアナをあけることを考えても、どうですか。
ガマンは、なんにしてもエライんですか。

なお「ポッポタイム」という名称は、モグモグタイムのパクリです、すみません。

カゼひとつでも、世の中が見えてきます。
そしてカゼへの対応法を考えてゆくと、ランニングへのとり組み方、故障とのつき合い方まで、みえてきます。

カゼだけの話じゃ、ないんだってば。

 

たーさん
切り札は ポッポタイムの 確保かな

 


 

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