旧暦のはじまり
旧暦というのは、太陰太陽暦のことです。
月の満ち欠けをもとに、太陽との位置関係も考慮した暦です。
江戸の天保時代に完成をみたので、天保暦ともいわれています。
つまり、古い。
ずっとずっと、長きにわたって、わが国の気候とよりそって作られ、修正されてきた暦です。
ですので、わたしたちのくらしと密着に関わっています。
そのため逆に、暦からいろんなことを教えてもらえるのです。
2020年は、1月25日から、旧暦はスタートしました。
けっこう、はやいスタートです。
たとえば、2019年は、2月5日からのスタートでした。
2021年は、2月12日から始まります。
旧暦1月1日から、春の始まりです。
ですから、今年は春が例年よりはやく始まるよ、と教えていました。
じっさいに、旧暦1月6日の朝に、清水のわき出る田んぼに行ってみました。
ここは、U字溝が敷設されていません。
そして、まだ小ちゃいですが、いつもの「セリ」を見ることができました。
このくらいだと、おひたしにはまだですが、七草がゆにはちょうどいい。
ほぼ例年通りです。
そう、草木は、いまだに旧暦でくらしているみたいです。
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裏手でつんだセリ。まだ小さいですが、清水の中に、芽がでてきています。
旧暦の季節めぐり
2020年は、「うるう月」のある年です。
1ヶ月多い年です。
1年が、13ヶ月ある年です。
その、うるう月は、夏に入ってきます。
つまり、ふつうは、春夏秋冬が3ヶ月ずつで1年です。
ところが、2020年は、夏だけ4ヶ月分あるんです。
はやい1年の始まり。
そして、夏は4ヶ月。
これは、夏がはやくきて、長くなるよ、といっているわけです。
つまり、猛暑の年になるよ、と旧暦がいっているのです。
ちなみに、もう半世紀以上、冬にうるう月が入っていません。
今後も、しばらくずっと、冬にうるう月は入ってきません。
わたしの調べた限り、ほんとうに、ない。
次にうるう月が入る年は、2023年ですが、2月(春)の次に入ります。
春が長くなる。
夏のおとずれは、ちょっと遅れる。
いま、地球温暖化現象がさけばれています。
その原因も、いろいろ、とりざたされています。
でも、天体の運行も、いまは「暑い周期」に入っているんです。
旧暦は、そう教えています。
江戸時代の天文学者の予測が、こうなっているんです。
環境は、また別の次元のはなし。
こっちはこっちで、後戻りできない状況になっていますが。
「冬のうるう月」がふえる暦周りに入れば、地球は冷えてゆきます。
しかし、しばらくは、まったく暦に入ってきません。
覚悟が必要ってか?
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旧暦と体調
あつい、さむいは、直接感じられる感覚です。
最近は、ちょっといつもと違うと、大騒ぎしすぎのようにも思えます。
気象データや数値に、おどらされていませんか。
それはさておき、旧暦の主役は、月との関係です。
月との関係で、海は大潮から小潮まで、大きく変わってゆきます。
人間だって、半分以上が海のようなもの。
大潮の日、小潮の日、カラダの中は変わっています。
月の満ち欠けと、体調や気分の変化。
いがいに相関しているのかも、しれません。
そのくらいのことを気にかけられるくらいの余裕が欲しいです。
たとえば、お通じの具合と月の満ち欠け、だって何か見つかるかも。
いろんな、新しい発見が期待できます。。
古臭いかもしれませんが、お月さんも入れて、生き方を考えてみる。
いま、ガンバリどきか。
疲労を溜めすぎないでゆくか。
そもそも、女性の生き方は、月の周期ですが。
それを『ツキがつく』生き方といいます。
ウソじゃないってば。
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月は楽しい
それほど神経質にならなくても、お月さんと仲良くなるのは、楽しい。
ちょっと、ココロに余裕が生まれそうです。
たとえば、七夕は、7月7日です。
もちろん、本来は、旧暦の7月7日です。
2020年は、8月25日にあたります。
旧暦は、月の満ち欠けが、そのまま日付となります。
新月から7日目が、7日です。
もうすぐ半月になる、上弦の月が空にある日です。
夕方から頭上にあらわれ、夜も10時を過ぎると、西のかなたに沈んでゆきます。
すると、空に月の灯りはなくなります。
残されるのは、7月(初秋)の澄んだ真っ暗な夜空。
そこには、天の川がキラキラ。
七夕は、やはり旧暦で楽しみたいなあ。
赤穂浪士の討ち入りは、元禄15年12月(冬)14日、未明。
もちろん、旧暦ですから、新暦でいえば1703年1月30日。
江戸の町は、前日の雪が残っていました。
14日ですから、満月の前日にあたります。
つまり、夜半とはいえ、頭上からは、こうこうと照る冬のお月さん。
それが、残雪に反射し、夜なのに明るい。
47人もの義士が討ち入るのですから、明るさがなくては同士討ちだってしかねない。
残雪の残る晴れた14夜だったから成功した討ち入り、というのが、わたしのヘボ分析。
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ツキがつきますように
1年を通して、同じように走る。
体力のあるランナーなら、できるんでしょうね。
でも、わたしのようなヨレヨレランナーは、とても無理です。
そこで振り返るのを「体調」といいます。
ところが、あんがい自分の体調を客観的につかむのは、むつかしい。
というので、月の暦とリンクさせてみる。
お月さんの周期を考えてみる。
季節の変化を感じながら走る。
走りに、強弱をつけてゆく。
これが、ホントの『月間予定表』です。
そして走った距離が、月間走行距離。
だって「月」を使うんですから。
ツキと仲良く生きる。
ツキを味方にする。
医者仲間では、「病気になったら、どの先生に診てもらいたいか?」という質問があります。
ダントツの1位は、「ツキをもった先生」
うーん、ちがいますか?
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月をみて くらす姿に ツキがつく
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